2016年6月3日号 3142号

280円(税込)

定価 280円(税込)

▼特集▼
荒井晴彦・丸山昇一・西岡琢也・向井康介<日本映画を支えてきた脚本>
「日本名作シナリオ選」(日本シナリオ作家協会編)刊行を機に

 

★日本映画の全盛期を代表するシナリオ二一本を収録した『日本名作シナリオ選』上下が刊行された。(日本シナリオ作家協会編)。巻頭に同協会理事長を務める加藤正人氏が次の格言を引用している。「良い脚本から悪い映画が生まれることがあっても、悪い脚本から良い映画は生まれない」。その意味では、ここに収められた脚本はすべて名作であり、ここから珠玉の映画が生まれた。刊行を機に、荒井晴彦・丸山昇一・西岡琢也・向井康介氏に座談会を開いてもらった。

<主なコンテンツ>
1:ベストの一作は?
2:幽霊・ゾンビ・地球防衛軍
3:『東京物語』と『少年』
4:監督とライターのせめぎ合い
5:物語を信じる
6:混迷の時代の指針

★あらい・はるひこ氏は脚本家・映画監督。作品に「新宿乱れ街 いくまで待って」「遠雷」「Wの悲劇」など。一九四七年生。
新宿乱れ街・いくまで待って! [DVD] 

★まるやま・しょういち氏は脚本家。作品に「処刑遊戯」「野獣死すべし」「翔んだカップル」「夜を賭けて」など。一九四八年生。
 

★にしおか・たくや氏は脚本家。作品に「ガキ帝国」「人魚伝説」「犬死にせしもの」「沈まぬ太陽」など。一九五六年生。
 

★むかい・こうすけ氏は脚本家。作品に「リンダリンダ」「松ヶ根乱射事件」「神童」「マイ・バック・ページ」など。一九七七年生。 

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<最終回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<ロバ>2012年 シリーズ「道」

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<243回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎古里は子宮。子宮は死後へ 肉体の死は新たな誕生へ

◆連載=漢字点心<第184回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「褊」

◆連載=現代短歌むしめがね<第40回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎友だちは一〇〇人を越ゆことばよりたしかなものを刻むカウント/森井マスミ『まるで世界の終りみたいな』(2015)

◆連載=文芸同人誌評/白川正芳(しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)

◆レポート=
◎第47回 講談社出版文化賞 贈呈式
◎第7回 鮎川信夫賞 贈呈式
◎第15回 女による女のためのR-18文学賞

■4面
◆連載=論調<6月>/大野光明(おおの・みつあき氏=日本学術振興会特別研究員PD・歴史社会学・社会運動論専攻)
◎資本主義がもたらす危機を生きる パナマ文書と武器輸出をめぐって

■5面
◆連載=文芸<6月>/友田健太郎(ともだ・けんたろう氏=文芸評論家)
◎強烈な印象を残す「ジニのパズル」 生き方の固定観念を大胆に破壊した「コンビニ人間」

◆新刊=
◎著:榎本憲男『エアー2.0』(小学館)


■7面
◆創刊40周年 初期『POPEYE』の媒体資料をよむ/阪本博志(さかもと・ひろし氏=宮崎公立大学准教授・社会学・出版文化論専攻)

★マガジンハウスから刊行されている『POPEYE』が創刊四〇周年を迎える。同誌はファッション、人気スポットなどの流行や遊び、そして海外の情報などの発信源として若者文化を今なお牽引し続けている雑誌である。マガジンハウスの雑誌をはじめ出版文化の観点から近現代の日本社会を研究している阪本博志氏(宮崎公立大学准教授)が私蔵する、貴重な初期『POPEYE』の媒体資料。これを通して、同誌が刊行にいたる背景などの解説をお願いした。

◆レポート=
◎目取真俊氏講演会 「辺野古のいまを訊く!」開催
◎オーストラリア現代文学傑作選『闇の河』トークイベント開催
ケイト・グレンヴィル×鴻巣友季子対談(モデレーター:一宮智子)
◎著:ケイト・グレンヴィル『闇の河 THE SECRET RIVER』(現代企画室)


■8面
◆出版メモ=
◎著:菅付雅信『物欲なき世界』(平凡社)

◎著:鵜野 祐介『日中韓の昔話―共通話型三〇選』(みやび出版)

◎著:浦城 いくよ『父 井上靖と私』(ユーフォーブックス)


◆連載=ともかくスケッチ<第40回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎キョンキョンが選んだ本

▼今週の書評▼
■4面
◆小川眞里子著『病原菌と国家』(名古屋大学出版会)
評:福田眞人(ふくだ・まひと氏=名古屋大学教授・比較文化史・医学史専攻)


◆堀朋平著『〈フランツ・シューベルト〉の誕生』(法政大学出版局)
評:小宮正安(こみや・まさやす氏=横浜国立大学教授・ドイツ文学・ヨーロッパ文化史専攻)


■5面
◆吉増剛造著『我が詩的自伝』(講談社)
評:福間健二(ふくま・けんじ氏=詩人・映画監督)


◆石川義正著『錯乱の日本文学』(航思社)
評:池田雄一(いけだ・ゆういち氏=文芸評論家)


■6面
◆アナイス・ボルディエ、サマンサ・ファターマン著『他人のふたご』(太田出版)
評:歌代幸子(うたしろ・ゆきこ氏=ノンフィクションライター)


◆ジェフリー・ペレット著『老兵は死なず』(鳥影社)
評:竹内修司(たけうち・しゅうじ氏=編集者)


◆稲葉千晴著『バルチック艦隊ヲ捕捉セヨ』(成文社)
評:吉田一彦(よしだ・かずひこ氏=神戸大学名誉教授・情報学専攻)


◆増子義久著『イーハトーブ騒動記』(論創社)
評:先千尋(まっさき・ちひろ氏=元茨城県瓜連町長)

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