2016年11月4日号 3163号

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▼特集▼
笑い生(あ)れ!対話生(あ)れ!水道橋博士×武田砂鉄 対談載録<不寛容不可視社会の寛容論>
武田砂鉄著『芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり』(青弓社)刊行を機に


★注目のライター、武田砂鉄氏が『紋切型社会』につづき、二冊目の単著『芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり』を上梓した。「cakes」の人気連載「ワダアキ考」の一部に加筆した一冊である。この刊行を記念して、10月6日文禄堂高円寺店でコメンテーター、ライター、編集者としての活躍も鮮やかな、お笑い芸人・浅草キッドの水道橋博士とトークイベントが行われた。自らがテレビタレントであり、『本業』『藝人春秋』等の芸能人に関する著書を持つ水道橋博士と、テレビを見つめて30数年、お茶の間代表武田砂鉄の舌戦の一部を、載録させていただいた。(編集部)

<主なコンテンツ>
1:人は、無力だから群れるのではない。群れるから無力なのだ
2:道化で破廉恥で美熟女で言うべきことを自粛しない
3:“民衆の民衆的信念”を文櫃活動の拠点として権威を斬る
4:自粛によって暴言がのさばり続ける構図に疑問
5:業界の常識を踏まえぬ意識掟破りを許す座長の覚悟
6:無批評社会という瓶を割る竹中労を読んだ十六歳の心で

★すいどうばし・はかせ氏=お笑い芸人。ビートたけしに憧れ上京、1986年に弟子入り、浅草フランス座での住み込み生活を経て、87年に玉袋筋太郎と「浅草キッド」を結成。テレビ、ラジオ、漫才の舞台の他、文筆家としても活躍。2012年11月から編集長を務めるメルマガ『水道橋博士のメルマ旬報』を月三回配信中。著書に『はかせのはなし』『藝人春秋』『博士の異常な健康』他多数。1962年生。


★たけだ・さてつ氏=ライター。大学卒業後、出版社に勤務し、2014年からフリー。15年出版の『紋切型社会』で、第二十五回「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」、第九回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞。「cakes」「文學界」「NEWSWEEK」「VERY」「SPUR」「QuickJapan」「暮しの手帖」「SPA!」などで連載を持ち、インタヴュー、書籍構成なども手がける。1982年生。



《今週の読物》
■3面
▽文芸同人誌評/白川正芳(しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)

◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側<264>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎そして誰もいなくなった…ホームレス猫の「恩返し」

◇連載=現代短歌むしめがね<60>/山田航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎床に散るキング、スペイド山屋にしのび入りトランプを切りし一人あり/葛原妙子『縄文』(1973)

◇連載=漢字点心<204>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「俠」

▽特集=第二十六回Bunkamuraドゥマゴ文学賞 中村文則×亀山郁夫受賞記念対談レポート
亀山郁夫氏の選考による、第二十六回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の受賞作が、中村文則『私の消滅』に決定し、十月十三日、受賞記念対談と贈呈式が、東京都渋谷区のBun kamuraで行われた。その対談から一部をレポートする。


■4面
▽論潮<11月>/大野光明(おおの・みつあき氏=日本学術振興会特別研究員PD・歴史社会学・社会運動論専攻)
◎民衆史・運動史の水脈を生きる−安丸良夫と道場親信の遺したもの−

■5面
▽文芸<11月>/友田健太郎(ともだ・けんたろう氏=文芸評論家)
◎地力のある新人賞受賞者たち/夢の論理を介して世界の底にあるものを描く谷崎由依

▽新刊=吉村萬壱著「流しの下のうーちゃん」(文藝春秋)


■7面
◇特集=改組 新 第3回日展開催に寄せて
<洋画家・塗師祥一郎氏、彫刻家・中村晋也氏へインタビュー>
★2016年10月28日から12月4日まで国立新美術館で「改組新第三回日展」が開催される。日展は日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書など約3000点の新作・入選作が全国から集まり一堂に展示される。本紙では「改組新第三回日展開催に寄せて」と題し全四回で理事長はじめ日展作家のインタビューを掲載する。文責は美術ライターの松井文恵氏にお願いした。

★ぬし・しょういちろう氏は1932年、石川県小松市生まれ。1953年、金沢美術工芸短大(現金沢美術工芸大)卒。小
絲源太郎に師事。1952年、日展初入選、2003年、日本芸術院賞受賞。同年、日本芸術院会員。2008年、旭日中綬章受章。2010年から日洋会理事長。2016年9月21日逝去。

★なかむら・しんや氏は1926年、三重県生まれ。東京高等師範学校卒。1966年、フランス留学。1972年〜92年、鹿児島大学教授。1989年、日本芸術院会員、2007年、文化勲章受章。2008年、筑波大学名誉博士。2009年、崇城大学名誉学長。2010年、亀山市名誉市民。2014年、鹿児島市名誉市民。現在、日本芸術院会員、日展顧問。

■8面
◇集中連載8=吉見俊哉・室井尚『文系学部解体』VS『「文系学部廃止」の衝撃』


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽バーバラ・ジョンソン著「批評的差異」(法政大学出版局)
評:宮裕助(みやざき・ゆうすけ氏=新潟大学准教授・哲学専攻)


▽スコット・L・モンゴメリ著「翻訳のダイナミズム」(白水社)
評:松山洋平(まつやま・ようへい氏=名古屋外国語大学講師・イスラーム思想史専攻)


■5面〈文学・芸術〉
▽猪熊葉子著「大人に贈る子どもの文学」(岩波書店)
評:西村醇子(にしむら・じゅんこ氏=白百合女子大学非常勤講師・英語圏児童文学専攻)


▽窪田憲子ほか編著「旅にとり憑かれたイギリス人」(ミネルヴァ書房)
評:栂 正行(とが・まさゆき氏=中京大学教授・英文学専攻)


■6面〈読物・文化〉
▽平川克美著「喪失の戦後史」(東洋経済新報社)
評:竹内修司(たけうち・しゅうじ氏=編集者)


▽アン・ウォームズリー著「プリズン・ブック・クラブ」(紀伊國屋書店)
評:長谷川一(はせがわ・はじめ氏=明治学院大学教授・メディア論・メディア思想・文化社会学専攻)


▽小林真理編著「芹沢げ陝α幀の仕事」(里文出版)
評:森山明子(もりやま・あきこ氏=武蔵野美術大学教授・デザインジャーナリスト)


▽ジェリー・カプラン著「人間さまお断り」(三省堂)
評:吉野太喜(よしの・ひろき氏=ライター)


▽田島奈都子編著「プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争」(勉誠出版)
評:暮沢剛巳(くれさわ・たけみ氏=デザイン評論家)




◆次号<11月11日号>予告
谷川晃一・柏木博対談=エッセイ集『雑めく心』刊行、展覧会「陽光礼讃」開催を機に
(8頁・定価280円)





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