2016年11月25日号 3166号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
対談=中森明夫×速水健朗 俺たちにはまだ「週プレ」があるじゃないか
「週刊プレイボーイ」創刊50周年にみる雑誌の盛衰

1966年に創刊された「週刊プレイボーイ」(集英社)が2016年に50周年を迎えた。これを記念して出版されたムック『熱狂』には、この半世紀に世間を熱狂させ、「週プレ」誌面に登場したアイドルや文化人が所狭しと詰め込まれている。􅅝年代に100万部発行という数字を叩き出したモンスター雑誌「週プレ」について中森明夫(作家・アイドル評論家)、速水健朗(編集者・ライター)の両氏に自身の雑誌文化から受けた影響や思い出、現在の「週プレ」について語ってもらった。「週プレ」を通して雑誌と若者の欲望の盛衰を考える。

<主なコンテンツ>
1:80年代、「週プレ」は100万部雑誌に
2:「週プレ」とアイドル
3:童貞の欲望が分化した団塊ジュニア世代
4:「週プレ」は雑誌自身に人格がある
5:続いていることにヒントがあるはず
6:欲望と向き合う本質が「週プレ」の強み

<対談者紹介>
★なかもり・あきお氏は作家・アイドル評論家。1980年代からライター、エディターなど多方面で活動する。著書に「東京トンガリキッズ」「アイドルにっぽん」「アナーキー・イン・ザ・JP」「午前32時の能年玲奈」「寂しさの力」ほか。1959年生。



★はやみず・けんろう氏はライター・編集者。専門分野はメディア論、都市論、ショッピングモール研究、団地研究など。著書に「都市と消費とディズニーの夢」「1995年」「フード左翼とフード右翼」「東京β」「東京どこに住む?」ほか。1973年生。



《今週の読物》
■1面
◇連載=誰も見ていないから<23回>/井原信次(いはら・しんじ氏=画家)

■3面
◇連載=日常の向こう側ぼくの内側 <267回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎滝のインスタレーションと健さん。水泳メドレー競技的・戯作錬金術絵画

◇連載=夜郎戯暦〈11月〉(安倍夜郎)
◎11月17日 将棋の日(日本将棋連盟が1975年に制定)/1917年 仏の彫刻家オーギュスト・ロダン没。

◇連載=現代短歌むしめがね <63回>/山田航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎超高層エレベーターに軟禁し「愛している」と呪文を言えり/谷岡亜紀『臨界』(1993)

◇連載=漢字点心 <207回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「紗」

◇連載=あの人に会いたい「キルト作家・デザイナーこうの早苗(下)」(江原礼子)

◇フォト&アート=細江英公『鎌鼬』(慶應義塾大学出版会)

◇文庫日和=能町みね子著『逃北 つかれたときは北へ逃げます』(文春文庫)


■4面
◇スポットライト=屎尿・下水研究会編著『トイレ』(ミネルヴァ書房)


■6面
◇特集=全集・講座シリーズ
百科・総記/哲学・思想・宗教/歴史・地理など分野別の全集シリーズを一挙ご紹介。

■8面
◇連載=ともかくスケッチ <52回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アート・ディレクター)
◎男のひと言

◇集中連載11=吉見俊哉・室井尚『文系学部解体』VS『「文系学部廃止」の衝撃』

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
ユダヤ研究の欠落を打破する突破口
▽菅野賢治著「フランス・ユダヤの歴史」上・下(慶應義塾大学出版会)
評者:渡名喜庸哲(となき・ようてつ氏=慶應義塾大学准教授・フランス思想専攻)


いかに歴史を調査すべきかを、深刻に問う
▽カルロ・ギンズブルグ著「ミクロストリアと世界史」(みすず書房)
評者:池上俊一(いけがみ・しゅんいち氏=東京大学教授・西洋史・地域文化研究専攻)


光と影の交錯、人間の深い業
▽中西宏次著「京都の坂」(明石書店)
評者:倉石一郎(くらいし・いちろう氏=京都大学大学院准教授・教育学・教育社会学専攻)


■5面〈文学・芸術〉
随所にちりばめられたエーコの遺言のごとき見事な言葉を味わう
▽ウンベルト・エーコ著「ヌメロ・ゼロ」(河出書房新社)
評者:陣野俊史(じんの・としふみ氏=仏文学者)


小さな声のメッセージ
▽津村記久子著「浮遊霊ブラジル」(文藝春秋)
評者:今井清人(いまい・きよと氏=文芸評論家)


伝統と現代との共時的なクレオールを可能とする批評
▽近藤洋太著「詩の戦後」(書肆子午線)
評者:岡本勝人(おかもと・かつひと氏=詩人・文芸評論家)


脱力系の文芸意志を明らかに
▽坂口周著「意志薄弱の文学史」(慶應義塾大学出版会)
評者:中村三春(なかむら・みはる氏=北海道大学教授・日本文学専攻)


■7面〈学術・読物〉
酒臭くて人間臭い「ヤマ」が息づいている
▽多田裕美子著「山谷ヤマの男」(筑摩書房)
評者:雨宮処凛(あまみや・かりん氏=作家)


消去的唯物論における心身問題
▽ポール・チャーチランド著「物質と意識」(森北出版) 
評者:植原 亮(うえはら・りょう氏=関西大学准教授・科学哲学専攻)


地域の中で何をすべきかを考え抜く
▽猪谷千香著「町の未来をこの手でつくる」(幻冬舎)
評者:柴野京子(しばの・きょうこ氏=上智大学准教授・出版流通論専攻)


女優の魅力は官能である
▽大高宏雄編著「昭和の女優」(鹿砦社)
評者:赤川 学(あかがわ・まなぶ氏=東京大学准教授・社会学専攻)


ゲルダとキャパの生涯と活動の軌跡を丹念に辿る
▽ジェーン・ロゴイスカ著「ゲルダ・タロー」(白水社) 
評者:林田 新(はやしだ・あらた氏=京都造形芸術大学専任講師)



◆次号<12月2日号>予告
『最後の秘境 東京藝大』スピンオフ鼎談
二宮敦人×永山裕子×木下史青
(8頁・定価280円)

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