2016年12月9日号 3168号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
井上達夫・渡辺靖対談 トランプ "以後"の世界
これはトランプの勝利ではなく、クリントンの敗北である

 11月に行なわれたアメリカ大統領選で、ドナルド・トランプが勝利した。誰もが予想できなかったこの結果に、世界中が大きな衝撃を受けた。トランプ勝利の根底にあるものとは何か。ヒラリー・クリントンと民主党の敗北は、どこに起因するのか。また、来年1月にトランプが大統領に就任後、いかなる世界が訪れるのか。日米安保に関しても、さらなる経費負担増が予想される。東京大学教授・井上達夫、慶應義塾大学SFC教授・渡辺靖の両氏に対談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:民主党よ、自己改革せよ
2:アメリカ民主主義の健全さ
3:リベラルの欺瞞
4:「勝利の方程式」は広がるか
5:日米安保の今後は?
6:情報空間のバルカン化

<対談者紹介>
★いのうえ・たつお氏は東京大学教授・法哲学専攻。1954年生。


★わたなべ やすし氏は慶應義塾大学SFC教授・文化人類学専攻。1967年生。


<バックナンバー紹介>
「週刊読書人2016年5月20日号」においても井上達夫氏・渡辺靖氏の対談を掲載しています。
詳細は、こちらへどうぞ。


《今週の読物》
■1面
◇連載=誰も見ていないから<25回>/井原信次(いはら・しんじ氏=画家)

■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 <269回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎激動の2017年は世界と同調。如何に巻き込まれず傍観して通通過するか

◇連載=現代短歌むしめがね <65回>/山田航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎われの一生に殺なく盗なくありしこと憤怒のごとしこの悔恨は/坪野哲久『碧巌』(1971)

◇連載=漢字点心 <209回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「差」

◇連載=読写!一枚の写真から <47回>/岩尾光代(いわお・みつよ氏=ジャーナリスト)
◎マルク紙幣を秤にかけるドイツ商人

◇連載=あの人に会いたい「evam evaデザイナー・近藤尚子(上)」/江原礼子(えはら・れいこ氏=フリー編集者・ライター、イベントプランナー)

■7面
▽オタール・イオセリアーニ監督が語る「真の映画 作家の条件とは」

 ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、日本でも大ヒットした『月曜日に乾杯!』や、『素敵な歌と舟はゆく』『汽車はふたたび故郷へ』といった作品で知られるオタール・イオセリアーニ監督の最新作『皆さま、ごきげんよう』が、12月17日より、東京・神保町の岩波ホールほかで全国公開される(同作の映画評は本紙11月11日号に掲載)。公開を機に来日したイオセリアーニ監督が、11月7日、都内で記者会見を開いた。また8日には、インタビューに応じてくれた。「真の映画作家とは何か」という話を中心に、イオセリアーニ監督の発言をお伝えする。同時通訳は福崎裕子氏が担当し、原稿の構成は、本紙映画時評を担当する伊藤洋司氏にお願いした。

★『皆さま、ごきげんよう』の公式HPはこちら

■8面
▽鈴村和成・伊藤文學トークイベント抄録「三島SM谷崎VS薔薇族」



◇連載=ともかくスケッチ <53回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アート・ディレクター)
◎表参道の本屋さん

◇集中連載13=吉見俊哉・室井尚『文系学部解体』VS『「文系学部廃止」の衝撃』

◇受賞=第70回 毎日出版文化賞贈賞式開催

◇いい本を読みましょう=小山範之著「社長!「透明資産」に気づけば資金繰りが好転します。」(東邦出版)


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
より明確に映る現代演劇に対する立ち位置
▽内野儀著「「J演劇」の場所」(東京大学出版会)
評者:高橋宏幸(たかはし・ひろゆき氏=演劇評論家)


肉厚な歴史の証言
▽石榑督和著「戦後東京と闇市」(鹿島出版会)
評者:武田 徹(たけだ・とおる氏=ジャーナリスト・評論家・恵泉女学園大学教員)


第一人者による研究の成果
▽稲場紀久雄著「バルトン先生、明治の日本を駆ける」(平凡社)
評者:高橋 裕(たかはし・ゆたか氏=東京大学名誉教授・河川工学専攻)


■5面〈文学・芸術〉
愛好家向けの読み物であり研究に資するところも多い
▽和栗了著「マーク・トウェインはこう読め」(柏書房)    
評者:上西哲雄(うえにし・てつお氏=東京工業大学教授・アメリカ文学専攻)


絶望から快復への一歩
▽谷川直子著「世界一ありふれた答え」(河出書房新社)
評者:谷口幸代(たにぐち・さちよ氏=お茶の水女子大学准教授・日本現代文学専攻)


文学は本当に「ゆっくり」なのか?
▽イルマ・ラクーザ著「ラングザマー」(共和国)
評者:郷原佳以(ごうはら・かい氏=東京大学准教授・フランス文学専攻)


■6面〈学術・読物〉
服部史学の神髄を学ぶ
▽松尾章一編著「歴史家 服部之總」(日本経済評論社)
評者:先千尋(まっさき・ちひろ氏=農業・元茨城大学地域総合研究所特命教授)


聞き書きと写真を交えて描く母の洋裁人生
▽ 鄭鴻生著「台湾少女、洋裁に出会う」(紀伊國屋書店)
評者:岩本真一(いわもと・しんいち氏=同志社大学嘱託講師ほか・経済史専攻)


度肝を抜くエロ歌謡の盛衰史
▽毛利眞人著「ニッポン エロ・グロ・ナンセンス」(講談社) 
評者:辻田真佐憲(つじた・まさのり氏=歴史家)


画期的で包括的で個性的な「洋ピン」百年史
▽長澤均著「ポルノ・ムービーの映像美学」(彩流社)
評者:服部恵典(はっとり・けいすけ氏=東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学専門分野修士課程一年)



◆次号<12月16日号>予告
<2016年の収穫>
40人へのアンケート!
(8頁・定価280円)

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