2016年12月16日号 3169号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
〈冬夜読書〉2016年の収穫
41人へのアンケート

 年末恒例のアンケート特集「2016年の収穫」(1〜3面)をお届けします。今回もさまざまな分野の専門家、研究者、作家、編集者、ライター、書店の方などに、今年の収穫と思われる三冊を自由に選んでいただきました。今年もいろいろな出来事がありました。あのとき、この本。気になっていた一冊、見逃していた一冊がきっと見つかるはず。寒夜の読書をお愉しみください。

<2016年の収穫 執筆者一覧>
青木亮人(近現代俳句研究)/荒川洋治(現代詩作家)/上村忠男(思想史家)/江川純一(宗教学)/江南亜美子(書評家)/笈入建志(千駄木・往来堂書店)/角田光代(作家)/風間賢二(幻想文学研究家、翻訳家)/金原瑞人(翻訳家)/神藏美子(写真家)/栗原康(アナキズム研究)/越川芳明(アメリカ文学)/小林章夫(イギリス文学)/小松美彦(科学史・生命倫理学)/佐久間文子(文芸ジャーナリスト)/佐々木力(科学史)/佐藤洋二郎(作家)/澤田隆治(メディア・プロデューサー)/重信幸彦(民俗学者)/宍戸立夫(京都・三月書房)/柴野京子(出版流通論)/田中和生(文芸評論家)/谷藤悦史(政治学)/外岡秀俊(作家・ジャーナリスト)/豊由美(書評家)/中村邦生(作家)/中森明夫(作家・評論家)/西山雅子(フリー編集者)/橋爪大三郎(社会学者)/東直子(歌人)/福井健太(書評家)/福間健二(詩人・映画監督)/藤田直哉(SF・文芸評論家)/堀千晶(仏文学者)/枡野浩一(歌人)/松永正訓(小児外科医・作家)/緑慎也(科学ライター)/ヤマダトモコ(マンガ評論家)/山本貴光(文筆家・ゲーム作家)/吉田裕(日本近現代史)/明石健五(本紙編集長)


《今週の読物》
■1面
◇連載=誰も見ていないから<最終回>/井原信次(いはら・しんじ氏=画家)

■7面
▽著者から読者へ=相馬俊樹著「アナムネシスの光芒へ」(芸術新聞社)
◎神話的・神秘的混沌夢の断片群を刺激する芸術作品へのアプローチ

◇連載=夜郎戯暦<12月>(安倍夜郎)
◎12月3日 1882年 俳人 種田山頭火生誕/1940年 写真家 篠山紀信生誕

◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 〈270回〉/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎ちょっとサイボーグ気分 地図持たぬ未完の航海

◇連載=現代短歌むしめがね 〈66回〉/山田航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎侵攻はレイプに似つつ八月の涸谷越えてきし砂にまみるる/黒木三千代『クウェート』(1994)

◇連載=漢字点心 〈210回〉/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「貨」

◇連載=あの人に会いたい「evam evaデザイナー・近藤尚子(下)」/江原礼子(えはら・れいこ氏=フリー編集者・ライター、イベントプランナー)

■8面
◇受賞=第64回菊地寛賞授賞式開催/第7回山田風太郎賞/第36回横溝正史ミステリ大賞/第23回日本ホラー小説大賞

◇コラム=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎朴大統領の不可解な行動

◇トピック=第7回仙台オヤジ編集者3人衆 おすすめ本ベストテン2016!

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
デリダ翻訳ラッシュの年に
▽ジャック・デリダ著「翻訳そして/あるいはパフォーマティヴ」(法政大学出版局)「最後のユダヤ人」(未來社)
評者:立花 史(たちばな・ふひと氏=早稲田大学非常勤講師・フランス文学・思想専攻)


読書に着目する新しい吉田松陰像への試み
▽桐原健真著「松陰の本棚」(吉川弘文館)
評者:高橋文博(たかはし・ふみひろ氏=就実大学教授・倫理学・道徳的育学専攻)


古い問題はみな新しい 150年以上前、日本の本はどのように作られ、流通していたか
▽横田冬彦編「出版と流通」(平凡社)
評者:永江 朗(ながえ・あきら氏=ライター)


■5面〈文学・芸術〉
現代社会への思い問い掛け
▽木内昇著「光炎の人 上・下」(KADOKAWA)
評者:清原康正(きよはら・やすまさ氏=文芸評論家)


立松和平を「鏡」として考え続けた軌跡
▽黒古一夫著「立松和平の文学」(アーツアンドクラフツ)
評者:楜沢 健(くるみさわ・けん氏=文芸評論家)

他者のアイデンティティをどうやって受け入れるかを問う
▽ジャッキー・ケイ著「トランペット」(岩波書店)
評者:本合 陽(ほんごう・あきら氏=東京女子大学教授・アメリカ文学専攻)


したたかに、すっとぼけた語り手
▽山下澄人著「しんせかい」(新潮社)
評者:風丸良彦(かざまる・よしひこ氏=盛岡大学教授・アメリカ現代文学・文化専攻)


■6面〈学術・読物〉
個人化と流動化の時代の社会運動への新たな視座
▽富永京子著「社会運動のサブカルチャー化」(せりか書房) 
評者:伊藤昌亮(いとう・まさあき氏=成蹊大学教授・メディア論・社会運動論専攻)


昨今この国が直面する状況を俯瞰しつつ思考する一書
▽木下直之著「近くても遠い場所」(晶文社)
評者:木下史青(きのした・しせい氏=東京国立博物館学芸企画部企画課デザイン室長)


貴重な現代史資料 出版史に残る書籍群を生み出してきた時間と人と物を写真に包み込む
▽潮田登久子著「みすず書房旧社屋」(幻戯書房)
評者:野上 暁(のがみ・あきら氏=編集者・子ども文化評論家)


二人が語る花森安治像
▽河津一哉・北村正之著「『暮しの手帖』と花森安治の素顔」(論創社)
評者:南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ氏=編集者)


◆次号<12月23日号>予告
2016年<年末回顧総特集号>
鼎談=宮台真司・苅部直・渡辺靖
(14頁・特価330円)

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