2017年4月28日号 3187号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
東浩紀氏インタビュー(聞き手=坂上秋成)哲学的態度=観光客の態度
『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン)刊行を機に


 『存在論的、郵便的』から19年、東浩紀氏の最新著作『ゲンロン0 観光客の哲学』が刊行された。本書は東氏の思索の集大成であり、また書名が表すように批評誌「ゲンロン」の基底をなすものとして位置するものである。発売直後からツイッターやフェイスブックなどのSNSで若い人を中心に、大きな話題を読んでいる本書について、2010年に「読書人」で文芸時評を一年間担当していただいたこともある、作家・文芸批評家の坂上秋成氏にインタビューしてもらった。

《今週の読物》
■2面
▽受賞=第37回日本SF大賞贈賞式開催
▽受賞=第8回鮎川信夫賞 荒川洋治氏と伊藤裕子氏に

■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 288回(横尾忠則)
◎少年時代の生活様式、そのままぼくの芸術様式。

◇連載=あの人に会いたい「料理研究家・田中伶子 (下)」(江原礼子)

◇連載=夜郎戯暦〈四月〉(安倍夜郎)
◎4月4日 あんぱんの日

◇連載=現代短歌むしめがね 83回(山田航)
◎佐野朋子のばかころしたろと思ひつつ教室へ行きしが佐野朋子をらず/小池光『日々の思い出』(1988)

◇連載=漢字点心 227回(円満字二郎)
◎「旅」

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)4回
(聞き手=久保宏樹)

■7〜8面
《特集》「怪獣vsクソ社会」(切通理作×宮台真司)
ウルトラシリーズで語られた「本当のこと」載録


 四月三日、東京・渋谷のLOFT9で、『怪獣少年の〈復讐〉』を刊行した評論家の切通理作氏と、社会学者・宮台真司氏のトークイベント〈怪獣VSクソ社会〜ウルトラシリーズで語られた「本当のこと」〉が行われた。たっぷり三時間、初期のウルトラシリーズを中心に、平成仮面ライダーシリーズや『シン・ゴジラ』へ話題は展開し、時代を振り返りつつ、現代社会への示唆が深まった。その第一部を、本紙に濃縮載録する。また第二部は、ライブ版をウェブに掲載する。

■8面
▽『日露戦争を伝える牟婁新報号外』を読む(大岩川嫩)



《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽渡辺洋平著「ドゥルーズと多様体の哲学」(人文書院)
評:松葉祥一(まつば・しょういち氏=フランス哲学)

▽シルヴィア・フェデリーチ著「キャリバンと魔女」(以文社)
評:山森 亮(やまもり・とおる氏=同志社大学教授・社会政策・経済理論)

▽高瀬正仁著「発見と創造の数学史」(萬書房)
評:佐々木力(ささき・ちから氏=中部大学中部高等学術研究所特任教授・数学史)

▽宇波彰著「ラカン的思考」(作品社)
評:古橋忠晃(ふるはし・ただあき氏=名古屋大学大学院医学系研究科精神健康医学・学生相談総合センター)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽志賀泉著「無情の神が舞い降りる」(筑摩書房)
評:和合亮一(わごう・りょういち氏=詩人)

▽エドナ・オブライエン著「カントリー・ガール」(国文社) 
評:岩上はる子(いわかみ・はるこ氏=滋賀大学教授・イギリス小説・英学史)

▽水上勉著「若狭がたり」(アーツアンドクラフツ)
評:黒古一夫(くろこ・かずお氏=文芸評論家)

▽宮原昭夫著「宮原昭夫評論集」(言海書房)
評:伊藤氏貴(いとう・うじたか氏=文芸評論家)
 
■6面〈読物・文化〉
▽植田康夫・紅野謙介・十重田裕一編「岩波茂雄文集全3巻」(岩波書店)
評:水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)

▽武田徹著「日本ノンフィクション史」(中央公論新社)
評:新井 信(あらい・まこと氏=編集者)

▽フランソワ・アルトーグ著「オデュッセウスの記憶」(東海大学出版部)
評:山本建郎(やまもと・たつろう氏=秋田大学名誉教授・哲学)

▽西野順也著「火の科学」(築地書館)
評:緑 慎也(みどり・しんや氏=サイエンスライター)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
▽森博嗣著「夢の叶え方を知っていますか?」(朝日新聞出版)
評:川村 優(神戸女学院大学)


◆次号<5月5日号>予告
今福龍太・中村隆之・松田法子
<パルティータ>版『クレオール主義』をめぐって
(8頁・定価280円)


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