2017年5月26日号 3191号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
山田弘明・香川知晶対談
<デカルト研究の現在/未来>
『デカルト医学論集』(法政大学出版局)刊行を機に


 「我思う、ゆえに我あり(コギト・エルゴ・スム)」の言葉で知られる近代哲学の父デカルトが、「医学・解剖学」に情熱を傾けていたことは、デカルト研究者のあいだでも、あまり知られていない。デカルトによるそうした医学・解剖に関連するテキストの集成が初邦訳された。『デカルト医学論集』(法政大学出版局)である。また昨年、これもまた初邦訳となる『デカルト全書簡集』(知泉書館)全八巻が完結した。四〇〇年にも及ぶデカルト研究の風景が、今変わろうとしている。これを機に、翻訳を主導した山田弘明氏と、翻訳者のひとりである香川知晶氏に対談をしてもらった。

《今週の読物》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 292回(横尾忠則)
◎太極拳と鯉の老人 早朝の謎の貴婦人と蛇

◇連載=現代短歌むしめがね 87回(山田航)
◎BVDのブリーフつけて血に濡れてかの日の川俣軍司いとほし/島田修三『晴朗悲歌集』(1991)

◇連載=漢字点心 231回(円満字二郎)
◎「蕺」

◇連載=夜郎戯暦〈五月〉(安倍夜郎)
◎5月6日
1856年 ジークムント・フロイト生誕(精神医学者、精神分析学の創始者)
1951年 ラジオ体操再開、ラジオ体操第一が現行のものに改訂される

◇連載=あの人に会いたい「布作家・山中とみこ(下)」(江原礼子)

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)8回
(聞き手=久保宏樹)

■7面
対談=橋爪三郎・若松英輔
「弧」を読み「円」を描く
「オックスフォード キリスト教辞典」刊行を機に

 『オックスフォード キリスト教辞典』の2013年の最新版を底本とした日本語訳のキリスト教総合辞典が、立教大学名誉教授の木寺廉太氏の訳で刊行された。キリスト教を研究する人には必携とも言われるこの辞典について、キリスト教についての著作も多い橋爪大三郎氏と『イエス伝』などの著作がある若松英輔氏のお二人にお話いただいた。


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽加國尚志著「沈黙の詩法」(晃洋書房)
評:加賀野井秀一(かがのい・しゅういち=中央大学教授・現代フランス哲学)

▽坂井礼文著「無神論と国家」(ナカニシヤ出版)
評:小川 侃(おがわ・ただし=京都大学名誉教授・豊田工業大学文系アドバイザー)

▽真崎翔著「核密約から沖縄問題へ」(名古屋大学出版会)
評:江上能義(えがみ・たかよし=琉球大学名誉教授・政治学)

▽瀬川裕司著「『新しき土』の真実」(平凡社)
評:鷲谷 花(わしたに・はな=大阪国際児童文学振興財団特別専門員・映画研究)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽松浦理英子著「最愛の子ども」(文藝春秋)
評:町口哲生(まちぐち・てつお=哲学専攻)

▽坂本忠雄著「小林秀雄と河上徹太郎」(慶應義塾大学出版会)
評:佐藤 泉(さとう・いずみ=青山学院大学教授・日本近代文学)

▽矢野奈々著「ダーク・ヒロイン」(彩流社)
評:木下 誠(きのした・まこと=成城大学准教授・英文学)

▽吉丸雄哉・山田雄司編「忍者の誕生」(勉誠出版)
評:多田容子(ただ・ようこ=作家)
 
■6面〈読物・文化〉
▽武田雅哉著「中国のマンガ〈連環画〉の世界」(平凡社)
評:千野拓政(せんの・たくまさ=早稲田大学教授・中国文学)

▽アダム・カバット著「江戸化物の研究」(岩波書店) 
評:飯倉義之(いいくら・よしゆき=國學院大學准教授・口承文芸学・民俗学)

▽森まゆみ著「暗い時代の人々」(亜紀書房)
評:竹内栄美子(たけうち・えみこ=明治大学教授・日本近代文学)

▽山崎浩太郎著「演奏史譚1954/55」(アルファベータブックス)
評:小宮正安(こみや・まさやす=横浜国立大学教授・ヨーロッパ文化史)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
稲田和宏著「落語に学ぶ大人の極意」(平凡社)
評:余田 葵(よでん・あおい=立命館大学文学部)


◆次号<6月2日号>予告
対談=木下直之×赤川学
『せいきの大問題』(新潮社)刊行を機に
(8頁・定価280円)

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