2017年6月16日号 3194号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
増田聡・千葉雅也対談
「ラディカル・ラーニング」のすすめ
東大・京大で今一番売れている本『勉強の哲学』をめぐって


 東大・京大の大学生協で今、村上春樹『騎士団長殺し』、恩田陸『蜜蜂と遠雷』より売れている本、それが千葉雅也著『勉強の哲学』(文藝春秋)である(東大本郷・京大生協1位[4月]、東大駒場生協1位[5月])。四月十一日の発売から二ヶ月が経とうとしているが、引き続き好調の売れ行きを見せ、現在は五刷累計発行部数が四万五千部に達した。人文書としては異例のことである。東大生・京大生が引きつけられた「深い勉強」「ラディカル・ラーニング」とは、いかなる仕組みの「学び」を意味するのか。千葉氏と、大阪市立大学准教授・増田聡氏に対談をしてもらった。 

《今週の読物》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 295回(横尾忠則)
◎若者にはできない老人の音楽、老人の絵

◇連載=現代短歌むしめがね 90回(山田航)
◎ドアに鍵強くさしこむこの深さ人ならば死に至るふかさか/光森裕樹『鈴を産むひばり』(2010)

◇連載=漢字点心 234回(円満字二郎)
◎「菓」

◇連載=読写!一枚の写真から 53回(岩尾光代)
◎凄惨を極めたる函館大火の実況

◇連載=あの人に会いたい「洋服デザイナー・帽子 千秋(上)」(江原礼子)

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)11回
(聞き手=久保宏樹)

■8面
▽特集=「世界とのコミュニケーション」へ 野田研一・奥野克巳対談
野田研一・山本洋平・森田系太郎編著『環境人文学 機Ν供抓行を機に


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽菅沼文乃著「〈老い〉の営みの人類学」(森話社)
評:田仲康博(たなか・やすひろ=国際基督教大学教授・社会学)

▽高田純著「現代に生きるフィヒテ」(行路社)
評:杉田孝夫(すぎた・たかお=お茶の水女子大学名誉教授・政治思想史)

▽寺本敬子著「パリ万国博覧会とジャポニスムの誕生」(思文閣出版) 
評:倉方健作(くらかた・けんさく=九州大学准教授・フランス文学)

▽パトリック・ロレッド著「ジャック・デリダ 動物性の政治と倫理」(勁草書房)
評:川口茂雄(かわぐち・しげお=甲南大学准教授・哲学)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽亀井俊介著「亀井俊介オーラル・ヒストリー」(研究社)
評:巽 孝之(たつみ・たかゆき=慶應義塾大学教授・アメリカ文学)

▽最果タヒ著「十代に共感するやつはみんな嘘つき」(文藝春秋)
評:倉本さおり(くらもと・さおり=ライター、書評家)

▽川上未映子・村上春樹著「みみずくは黄昏に飛びたつ」(新潮社)
評:蜂飼 耳(はちかい・みみ=詩人・作家)
 
■6面〈読物・文化〉
▽田中陽造著「田中陽造著作集 人外魔境篇」(文遊社) 
評:福間健二(ふくま・けんじ=詩人・映画監督)

▽NR出版会編「書店員の仕事」(NR出版会:発行、新泉社:発売)
評:柴野京子(しばの・きょうこ=上智大学准教授・出版流通論)

▽川村湊著「銀幕のキノコ雲」(インパクト出版会)
評:北小路隆志(きたこうじ・たかし=映画評論家)

▽張晟喜著「まど・みちお 詩と童謡の表現世界」(風間書房)
評:鈴村裕輔(すずむら・ゆうすけ=法政大学兼任講師・比較文化)

▽櫛野展正著「アウトサイドで生きている」(タバブックス)
評:成相 肇(なりあい・はじめ=東京ステーションギャラリー学芸員)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
東浩紀著「ゲンロン0 観光客の哲学」(ゲンロン)
評:安田英広(やすだ・ひでひろ=明治大学文学部心理社会学科4年)


◆次号<6月23日号予告>
大澤真幸・國分功一郎トークイベント載録
『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)刊行を機に
(8頁・定価280円)

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