2017年6月23日号 3195号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
「中動態の世界」
『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)刊行記念
第一部 國分功一郎×大澤真幸「中動態と自由」(代官山蔦谷書店)
第二部 「失われた「態」を求めて」國分功一郎講演(荻窪・Title)


 能動態でも受動態でもない、「中動態」という耳慣れない言葉がにわかに注目を集めている。哲学なのか言語学なのか、はるか昔にあって実は今もあるという、古くて新しい「態」のカタチ。その「中動態」が、もしかしたら私たちの社会通念や経済システムすら根幹からひっくり返す可能性さえ秘めているという……。
 哲学者の國分功一郎氏がこの春上梓した、『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)は刊行直後から話題となり、すぐに重版も決まった。本号では、この『中動態の世界』について特集する。第一部(一・二面)は、五月一〇日に代官山蔦屋書店で開催された、社会学者の大澤真幸氏との初顔合わせのトークイベント「中動態と自由」を、第二部(三面)では、四月二一日に荻窪・Titleで開催された國分功一郎氏による講演の模様をレポートする。 

《今週の読物》
■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)12回(聞き手=久保宏樹)

■7面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 296回(横尾忠則)
◎絶景で死にそこなった話 画家は、肉体労働者だ

◇連載=現代短歌むしめがね 91回(山田航)
◎何となく仲間集まり何となく暴走してはパクラレにけり/猪狩三郎編『現代はいすくーる短歌』(1985)

◇連載=漢字点心 235回(円満字二郎)
◎「辛」

◇連載=夜郎戯暦<六月>(安倍夜郎)
◎6月17日 
 1885年自由の女神像がフランスからニューヨークに届く。(前年パリで仮組されたものが214個に分解されフランス海軍軍用輸送船イーゼル号で運ばれた)
 1920年女優原節子(本名會田昌江)生誕

◇連載=あの人に会いたい「洋服デザイナー・帽子千秋(下)」(江原礼子)

■8面
◇コラム=田原総一朗の取材ノート(田原総一朗)
◎安倍首相の高等戦略では?

▽受賞=第1回 大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞
▽受賞=第33回 太宰治賞

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽鍋島直樹著「ポスト・ケインズ派経済学」(名古屋大学出版会)
評:塚本恭章(つかもと・やすあき=愛知大学専任教員・経済学博士・社会経済学)

▽三木健著「空白の移民史」(シネマ沖縄)
評:伊高浩昭(いだか・ひろあき氏=ジャーナリスト)

▽藤井俊之著「啓蒙と神話」(航思社)
評:初見 基(はつみ・もとい=日本大学教員・ドイツ文学)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽折原みと著「幸福のパズル」(講談社)
評:神田法子(かんだ・のりこ=ライター)

▽大橋毅彦著「昭和文学の上海体験」(勉誠出版)
評:尾西康充(おにし・やすみつ=三重大学教授・日本近代文学)

▽島村幸一著「おもろさうし研究」(角川文化振興財団発行、KADOKAWA発売)
評:古橋信孝(ふるはし・のぶよし=武蔵野大学名誉教授・国文学)
 
■6面〈読物・文化〉
▽高橋輝次著「編集者の生きた空間」(論創社)
評:南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ=編集者)

▽諏訪春雄著「能・狂言の誕生」(笠間書院)
評:田口章子(たぐち・あきこ=伝統芸能研究者・京都造形芸術大学教授)

▽東京工業大学「ぐるなび」食の未来創成寄附講座監修「文化を食べる 文化を飲む」(ドメス出版)
評:江原絢子(えはら・あやこ=東京家政学院大学名誉教授・食文化史・食教育史)

▽守安敏久著「寺山修司論」(国書刊行会)
評:松井 茂(まつい・しげる=詩人、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
ミーナ・ホランド著「食べる世界地図」(エクスナレッジ)
評:中山あかり(なかやま・あかり=文教大学文学部日本語日本文学科3年)


◆次号<6月30日号予告>
対談=田島泰彦×斎藤貴男
『国民のしつけ方』、『物言えぬ恐怖の時代がやってくる』刊行を機に
(8頁・定価280円)

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。