2017年6月30日号 3196号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
対談=田島泰彦×斎藤貴男
融解したジャーナリズム
「共謀罪」法案成立の背景にあるメディアの危機


 ジャーナリストの斎藤貴男氏が『国民のしつけ方』(集英社インターナショナル)を上梓した。刺激的なタイトル同様、内容も政権によるメディアへの圧力やメディア自身の姿勢について言及している。一方、憲法学者の田島泰彦氏は編著書『物言えぬ恐怖の時代がやってくる』(花伝社)を上梓。こちらもサブタイトルに「共謀罪とメディア」と付し共謀罪によって市民社会が脅かされる事態についてメディアの立場からの報告と討論をまとめている。この刊行を機にお二人に対談をお願いした。共謀罪法案成立の二日後に対談を収録した。

■3面
▽編者から読者へ=手島純著「通信制高校のすべて」(彩流社)
◎通信制高校の全体像、真の姿を知ってほしい

▽文芸同人誌評(白川正芳)
◎日常を記した味わい深いエッセイ――板橋和朗「日記に記す一万歩」
◎特集「日本近代文学の始原」――草原克芳「開花日本 書生がゆく」

◇連載=日常の向こう側ぼくの内側 297回(横尾忠則)
◎ぼくの中の絵描きさんは「描くときは描くさ」とウソぶいている。

◇連載=現代短歌むしめがね 92回(山田航)
◎死神のマントのような夜を纏い毒入りコーラは少年を呼ぶ/笹公人『抒情の奇妙な冒険』(2008)

◇連載=漢字点心 236回(円満字二郎)
◎「潦」

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ ドゥーシェ氏に聞く) 13回(聞き手=久保宏樹)

■7面
◇連載=American Picture Book Review 3回(堂本かおる)
◎「ブルースカイ ホワイトスターズ」

■8面
▽対談=堀禎一×伊藤洋司/『夏の娘たち』と堀監督作品をめぐって

 『妄想少女オタク系』『憐Ren』などの作品で知られる堀禎一監督の、六年ぶりの商業映画作品『夏の娘たち〜ひめごと〜』が、7月1日より、東京・中野のポレポレ東中野でロードショー公開される。それに合わせて、堀監督作品の特集上映も同館で行われる(日程は7面に掲載)。上映を機に、堀作品をデビュー当時から高く評価してきた、本紙映画時評を担当する伊藤洋司氏と対談をしてもらった。 


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽田村哲樹著「熟議民主主義の困難」(ナカニシヤ出版)
評:早川 誠(はやかわ・まこと=立正大学教授・現代政治理論)

▽石原俊著「群島と大学」(共和国)
評:中島一夫(なかじま・かずお=批評家)

▽マイケル・R・マラス著「ホロコーストに教訓はあるか」(えにし書房)
評:宮崎 悠(みやざき・はるか=北海道教育大学講師・国際政治)

▽ヘイドン・ホワイト著/上村忠男編訳「歴史の喩法」(作品社)
評:櫻井悟史(さくらい・さとし=立命館大学生存学研究センター専門研究員・歴史社会学)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽高橋順子著「夫・車谷長吉」(文藝春秋)
評:森川雅美(もりかわ・まさみ=詩人・歴史ライター)

▽エドウィージ・ダンティカ著「ほどける」(作品社)
評:上原尚子(うえはら・なおこ=翻訳者、ライター)

▽アントニオ・タブッキ著「とるにたらないちいさないきちがい」(河出書房新社)
評:栗原俊秀(くりはら・としひで=翻訳家)

▽西田谷洋編「文学研究から現代日本の批判を考える」(ひつじ書房)
評:藤田直哉(ふじた・なおや=SF・文芸評論家)
 
■6面〈読物・文化〉
▽延江浩著「愛国とノーサイド」(講談社)
評:高瀬 毅(たかせ・つよし=ノンフィクション作家)

▽女子パウロ会編著「神父さま、なぜ日本に?」(女子パウロ会)
評:塩見弘子(しおみ・ひろこ=ライター)

▽葛西リサ著「母子世帯の居住貧困」(日本経済評論社)
評:生田武志(いくた・たけし=野宿者ネットワーク代表・社会運動家)

▽川村晃生著「見え始めた終末」(三弥井書店)
評:石井正己(いしい・まさみ=東京学芸大学教授・日本文学)

▽芳賀日出男著「写真民俗学」(KADOKAWA)
評:土田 拓(つちだ・たく=信州大学助教)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
▽上野正彦・高木徹也監修「DEATHペディア イラスト図解 人はどこまで生きてられるのか?」(宝島社)
評:福市彩乃(ふくいち・あやの=関西大学文学部総合人文学科心理学専修4年)


◆次号<7月7日号予告>
石川九楊氏に聞く=「書だ!石川九楊展」と「著作集」をめぐって
(8頁・定価280円)

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