2017年7月7日号 3197号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
石川九楊氏ロングインタビュー
書の極北に立つ
「書だ!石川九楊展」「石川九楊著作集」(ミネルヴァ書房)を機に


 書家として、評論家として、常に独自の世界を切り開いてきた石川九楊氏が、七月五日より、東京・上野の森美術館で、「書だ石川九楊展」を開催する。これまでに制作された作品は千点を越える。一目見るだけで人間の脳裏に焼き付き、忘れることができない作品の数々が一挙公開される。また『石川九楊著作集』全九巻・別巻三(ミネルヴァ書房)も刊行中で、間もなく完結をむかえる。石川九楊氏に、展覧会と著作集についてお話をうかがった。

■3面
▽映画時評・7月(伊藤洋司)
◎主体や自我という虚構をいかに生きるか/マルコ・ベロッキオ「甘き人生」

◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 298回(横尾忠則)
◎アモーレ、アモーレ、アモレミーヨ 歌いながら目覚める誕生日

◇連載=現代短歌むしめがね 93回(山田航)
◎怒られぬ逆らえぬ吾 泣かれぬ死なれぬ吾 みっつ三才の赤子か/永山則夫『無知の涙』(1990)
 
◇連載=漢字点心 237回(円満字二郎)
◎「七」

◇連載=本の国へようこそ 85回
◎テーマ「病気」

■4面
▽論潮・7月(面一也)
◎マルクスの問いは、今『資本論』第一巻刊行から150年

■5面
▽文芸・7月(馬場美佳・福島勲)
◎大「共感」時代? キャッチャー・イン・ザ「ポスト真実」

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)14回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽三浦しをん「ぐるぐる♡博物館」インタビュー
人間とは複雑で不思議な生き物だ

 作家の三浦しをんさんのルポエッセイ『ぐるぐる♡博物館』(実業之日本社)が刊行された。全国各地の一〇館プラス寄り道三カ所を収録。「なぜこんなに面白い場所に、今まで行かなかったのか!」と、体がウズウズしたり、行ったことがある場所なら、誰かに記憶を語りたくなる、つぶよりの十三のストーリー。刊行をきっかけに、三浦さんにお話を伺った。

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽ルチアーノ・フロリディ著「第四の革命」(新曜社)
評:吉川浩満(よしかわ・ひろみつ=文筆家)

▽多田富雄著「多田富雄コレクション1」(藤原書店)
評:堂前雅史 (どうまえ・まさし=和光大学教員・動物行動学・生命科学論)

■5面〈文学・芸術〉
▽川崎徹著「あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった」(河出書房新社)
評:高橋雅康(たかはし・まさやす=翻訳家)

▽日本オースティン協会編「ジェイン・オースティン研究の今」(彩流社)
評:廣野由美子(ひろの・ゆみこ=京都大学大学院教授・英文学)
 
■6面〈読物・文化〉
▽真鍋昌賢著「浪花節 流動する語り芸」(せりか書房)
評:重信幸彦(しげのぶ・ゆきひこ=民俗学)

▽蔵持不三也・嶋内博愛監修、伊藤純・藤井紘司・山越英嗣編「文化の遠近法」(言叢社)
評:岩田重則(いわた・しげのり=歴史学・民俗学)

▽酒井忠康著「片隅の美術と文学の話」(求龍堂)
評:峰 順一(みね・じゅんいち=文筆家)

▽近藤正高著「一故人」(スモール出版)
評:昼間たかし(ひるま・たかし=ルポライター)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
▽佐藤多佳子「サマータイム」(新潮社)
評:安田かおり(やすだ・かおり=青山学院大学文学部日本文学科2年)


◆次号<7月14日号予告>
『愛人形 Love Dollの軌跡』をめぐって。
オリエント工業インタビュー/小野俊太郎×菅実花対談
(8頁・定価280円)

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