2017年8月18日号 3203号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
宮本隆司×巽孝之 対談載録
今、蘇る魔窟 九龍城砦
宮本隆司写真集『九龍城砦』(彩流社)刊行を機に


 香港の中国返還から20年目の今年、写真家・宮本隆司氏の手によって撮影され、平凡社から刊行された写真集『九龍城砦』が20年ぶりにデジタル・リマスター版として彩流社から刊行。7月17日にはジュンク堂書店池袋本店で宮本氏と慶應義塾大学教授の巽孝之氏による刊行記念トークイベントが行われた。
 魔窟の異名を持つスラム建築としての価値を宮本氏が、SF作品のモチーフとしても用いられることの多い、想像物としての魅力を巽氏が、といった具合にお互いの立場から消滅してもなお人びとを魅了し続ける九龍城砦について語ったトークの模様を載録させていただいた。


《今週の読売》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 304回(横尾忠則)
◎夜遊びおでんの野良DNA 今夜は愉しい夢でも見よう

◇連載=現代短歌むしめがね 99回(山田航)
◎俺たちは違反速度で駆け抜けた。それが教習コースと知らずに/中山俊一『水銀飛行』(2016)

◇連載=漢字点心 243回(円満字二郎)
◎「溽」

◇連載=あの人に会いたい「手描きジャワ更紗Reisia代表・藤井礼子(上)」(江原礼子)

◇連載=読写!一枚の写真から 55回(岩尾光代)
◎社会の為にお家の珍宝売立会

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)20回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽「書評アイドル 渡辺小春が読む芥川賞」(連載開始/渡辺小春インタビュー)

「若者は本を読まない」と言われて久しい。そんな一括りを一蹴すべく、読書する若者を応援する企画「書評アイドル・渡辺小春が読む芥川賞」。地下アイドルユニット「乃木坂ハイスクール」に所属するアイドルにして読書家の渡辺小春さんが新旧の芥川賞受賞作品を読みまくる。時代の空気を反映していると言われる芥川賞作品を13歳の瑞々しい感性はどのように受け取るのか――。第一回目に選んだのは大江健三郎の「飼育」。その書評と彼女のインタビューを掲載する。9月から月イチで「週刊読書人ウェブ」の連載に。応援よろしくお願いします。 


■8面
▽日本文藝家協会・各都市巡回文藝イベント第10回東京(フレデリック・ショット、石田千、関川夏央)


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽フェルディナン・ド・ソシュール著「伝説・神話研究」(月曜社)/金澤忠信著「ソシュールの政治的言説」(月曜社)
評:互 盛央(たがい・もりお=言語論・思想史)

▽保苅瑞穂著「モンテーニュの書斎」(講談社)
評:飯田年穂(いいだ・としほ=明治大学教授・フランス思想)

▽渡辺拓也著「飯場へ」(洛北出版)
評:好井裕明(よしい・ひろあき=日本大学教授・社会学・エスノメソドロジー)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽タナハシ・コーツ著「美しき闘争」(慶應義塾大学出版会)
評:諏訪部浩一(すわべ・こういち=東京大学准教授・アメリカ文学)

▽野村喜和夫著「哲学の骨、詩の肉」(思潮社)
評:林 浩平(はやし・こうへい=詩人・恵泉女学園大学特任教授)

▽中上紀著「天狗の回路」(筑摩書房)
評:八木寧子(やぎ・やすこ=文芸批評)

▽滝沢志郎著「明治乙女物語」(文藝春秋)
評:末國善己(すえくに・よしみ=文芸評論家)
 
■6面〈読物・文化〉
▽谷口功一・スナック研究会編著「日本の夜の公共圏」(白水社)
評:玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう=お笑い芸人・一般社団法人全日本スナック連盟会長)

▽川村伸秀著「斎藤昌三 書痴の肖像」(晶文社)
評:紅野謙介(こうの・けんすけ=日本大学教授・日本近代文学)

▽佐藤剛著「美輪明宏と「ヨイトマケの唄」」(文藝春秋)
評:高瀬 毅(たかせ・つよし=ノンフィクション作家)

▽松永正訓著「呼吸器の子」(現代書館)
評:歌代幸子(うたしろ・ゆきこ=ノンフィクション作家)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
▽澤野雅樹著「絶滅の地球誌」(講談社)
評:河村理怜(かわむら・りさと=明治学院大学社会学部社会福祉学科4年)
  
■7面
▽マーティン・ヘグルンド著「ラディカル無神論」(法政大学出版局)
評:立花 史)(たちばな・ふひと=早稲田大学非常勤講師・フランス文学・思想)


◆次号<8月25日号>予告
池上永一ロングインタビュー『ヒストリア』刊行を機に
(8頁・定価280円)

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