2017年8月25日号 3204号

280円(税込)

定価 280円(税込)

《特集》
池上永一ロングインタビュー
戦後ボリビアに生きた沖縄人の激動
『ヒストリア』(KADOKAWA)刊行を機に


 『風車祭』『テンペスト』『黙示録』など、多く沖縄を舞台にした小説を書いてきた池上永一氏が、六〇〇ページを超える超大作『ヒストリア』(KADOKAWA)を上梓した。今作は構想二〇年、ボリビアをメイン舞台に、初めて沖縄戦と、沖縄人の目から見た戦後を描く。南米を生き抜いた女性の一代記であり、チェ・ゲバラやボリビア革命、キューバ危機など、実在の人物や史実とフィクションとの交錯や、ボリビア風土記としても味わうことができる良質のエンターテインメントだ。残暑を吹き飛ばす痛快な読書のおともとして。チェ・ゲバラ没後五〇年の今秋、南米に思いをはせる一助にも。新作刊行を機に、自著について、池上氏にたっぷりと語っていただいた。


《今週の読売》
■1面
◇連載=漢字点心 244回(円満字二郎)
◎「選」

■3面
▽編著者から読者へ=「御伽百物語」(藤川雅恵)

◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 305回(横尾忠則)
◎おでん様の「秘密の花園」自己確認の夢とタイガース起こされる夢、夢の救済

◇連載=現代短歌むしめがね 100回(山田航)
◎平日の住宅地にて男ひとり散歩をするはそれだけで罪/松木秀「5メートルほどの果てしなさ」(2005)

◇連載=夜郎戯暦〈八月〉(安倍夜郎)
◎8月6日
1945(昭和20)年、午前8時15分広島に原子爆弾が投下される 同日、黒い雨の夕立が降る
昭和40年、井伏鱒二 小説「黒い雨」執筆

◇連載=あの人に会いたい「手描きジャワ更紗Reisia代表・藤井礼子(下)」(江原礼子)

■6面
◇連載=「映画/映画作家/映画批評」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)21回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽寄稿=劉暁波の死をきっかけに(羽根次郎)

◇連載=American Picture Book Review 5回(堂本かおる)
◎「ヘイ、ユー!カミヤ〜ポエトリー・スラム」

■8面
▽『国語・国文学図書目録』リニューアルを機に
(国語・国文学図書総目録刊行会会長・白石タイ×蠧表饋預緝充萃役社長・黒木重昭)

 現在入手できる国語・国文学の一般書・専門書を掲載した『国語・国文学図書総目録』が、年末刊行予定の2018年版から『文学・ことば図書総目録』とタイトルも変え大幅にリニューアルされることとなった。国文学のみならず世界の文学も取り扱っていくことで、研究者などはより横断的に関連書を検索でき、一般読者も「コミュニケーション」などのキーワードが取り入れられたことで、実生活で役に立つ実用的な書籍を探すことが可能となった。より一層利用価値が増すこの目録について、目録を刊行する「国語・国文学出版会」の会長白石タイ氏(塙書房代表取締役社長)―目録広報委員長の吉田智恵氏(三弥井書店)も同席―と弊社代表取締役社長黒木重昭の二人に対談してもらった。 


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽藤本夕衣・古川雄嗣・渡邉浩一編「反「大学改革」論」(ナカニシヤ出版)
評:日比嘉高(ひび・よしたか=名古屋大学准教授・日本近現代文学・文化)

▽サイモン・クリッチリー/ライナー・シュールマン著「ハイデガー『存在と時間』を読む」(法政大学出版局) 
評:陶久明日香(すえひさ・あすか=成城大学准教授・ドイツ哲学・現象学)

▽綾井桜子著「教養の揺らぎとフランス近代」(勁草書房)
評:菊谷和宏(きくたに・かずひろ=一橋大学教授・社会学・社会思想史)

▽ジョレス・A・メドヴェージェフ著「ウラルの核惨事」(現代思潮新社)
評:渋谷謙次郎(しぶや・けんじろう=神戸大学教授・ロシア法)
 
■5面〈文学・芸術〉
▽廣野由美子著「深読みジェイン・オースティン」(NHK出版)
評:高桑晴子(たかくわ・はるこ=お茶の水女子大学准教授・英文学)

▽「永田和宏作品集機廖弊勅Ъ辧
評:藤原龍一郎(ふじわら・りゅういちろう=歌人)

▽ジゼル・サピロ著「文学社会学とはなにか」(世界思想社)
評:合田陽祐(ごうだ・ようすけ=山形大学准教授・仏文学者)

▽王徳威著「抑圧されたモダニティ」(東方書店)
評:鈴木将久(すずき・まさひさ=一橋大学教授・中国文学)
 
■6面〈読物・文化〉
▽レベッカ・ソルニット著「ウォークス」(左右社)
評:山本貴光(やまもと・たかみつ=ゲーム作家・文筆家)

▽「創価教育の源流」編纂委員会編「評伝 牧口常三郎」(第三文明社)
評:渡邊 弘(わたなべ・ひろし=作新学院大学・作新学院大学女子短期大学部学長・教育学)

▽樋口健二著「忘れられた皇軍兵士たち」(こぶし書房)
評:斎藤貴男(さいとう・たかお=ジャーナリスト)

▽メアリー・シーコール著「メアリー・シーコール自伝」(彩流社)
評:立石弘道(たていし・ひろみち=日本大学大学院・芸術学研究科講師、現代英国文学/比較文化・文学)

<書評キャンパス 大学生がススメる本>
▽三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち」(KADOKAWA)
評:中林大貴(なかばやし・だいき=愛知学院大学大学院経営学研究科博士前期課程(修士課程)1年)


◆次号<9月1日号>予告
青山真治・伊藤洋司対談燹惘撚茱戰好硲械娃亜戮鮓譴蹐Ν
(8頁・定価280円)

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