2018年2月16日号 3227号

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《特集》追悼西部邁
対談=田原総一朗・猪瀬直樹/寄稿=山本光久


評論家で保守思想の語り手として知られた、社会経済学者の西部邁氏が、一月二一日に亡くなった。西部氏は人間の合理性を疑い、歴史に根ざす伝統の意義を説いて、大衆社会・対米追従批判を軸に絶えず発言を続けてきた。その覚悟の死に、各界から死を惜しむ声が相次いだ。本紙では、「朝まで生テレビ!」で共演した田原総一朗氏と猪瀬直樹氏に対談していただいた。また、死の前夜、偶然バーで同席したという、山本光久氏にも寄稿をお願いした(二面)。

《今週の読物》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 328回(横尾忠則)
霊によって、霊のごとく、お話できてよかったですね。(柄谷)

◇連載=漢字点心 266回(円満字二郎)
「靨」

◇連載=現代短歌むしめがね 122回(山田航)
ナンデアル アイデアル傘さしもせで鶴見から来る影なき群が/仙波龍英『わたしは可愛い三月兎』(1985)

◇連載=読写!一枚の写真から 61回(岩尾光代)
大連市における大典奉祝仮装行列

◇連載=本の国へようこそ 92回
開拓者

■6面
◇連載=「ヌーヴェルヴァーグ/ラングロワ/バザン」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)44回(聞き手=久保宏樹)

■7面
ホキ美術館開館8周年記念対談
野田弘志×野依良治

 じっと前を見据えて立つスーツ姿の男性。細密に描かれたその等身大の姿は圧倒的な存在感をもって見る者に迫ってくる。
 写実絵画の巨匠野田弘志(81歳)は、近年「崇高なるもの」と題し、年に一点、天地2メートルのキャンバスに人物の立ち姿を描いている。その第六弾として、ノーベル化学賞受賞者の野依良治氏(79歳)を描いた。現在、千葉のホキ美術館に展示されているが、この展示を記念して、昨年十一月に両者の対談が行われた。その模様を一部載録する。

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽ハンナ・ピトキン著「代表の概念」(名古屋大学出版会)
評:山本 圭(やまもと・けい=立命館大学准教授・政治学)

▽ホヴァート・シリング著「時空のさざなみ」(化学同人)
評:中野寛之(なかの・ひろゆき=龍谷大学准教授・重力波物理学)

▽10・8山博昭プロジェクト編集「かつて10・8羽田闘争があった」(合同フォレスト)
評:大野光明(おおの・みつあき=滋賀県立大学准教授・歴史社会学・社会運動論)

▽平高史也・木村護郎クリストフ編「多言語主義社会に向けて」(くろしお出版)
評:小田眞幸(おだ・まさき=玉川大学教授=応用(社会)言語学)

■5面〈文学・芸術〉
▽閻連科著「硬きこと水のごとし」(河出書房新社)
評:長瀬 海(ながせ・かい=書評家/ライター)

▽平山雄一著「明智小五郎回顧談」(ホーム社発行・集英社発売)
評:末國善己(すえくに・よしみ=文芸評論家)

▽乗代雄介著「本物の読書家」(講談社)
評:坂上秋成(さかがみ・しゅうせい=作家、文芸批評家)

▽十田撓子著「銘度利加」(思潮社)
評:岬多可子(みさき・たかこ=詩人)


■6面〈読物・文化〉
▽仁科邦男著「西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか」(草思社)
評:岩尾光代(いわお・みつよ=ジャーナリスト)

▽塚本哲三著「現代文解釋法」(論創社)
評:南雲 智(なぐも・さとる=東京都立大学名誉教授・各国文化論・地域研究)

▽株式会社日本取引所グループ著「日本経済の心臓 証券市場誕生!」(集英社)
評:吉野太喜(よしの・ひろき=ライター)

▽水野和夫・山本豊津著「コレクションと資本主義」(KADOKAWA)
評:秋丸知貴(あきまる・ともき= 滋賀医科大学非常勤講師・美学美術史)

〈書評キャンパス 大学生がススメる本〉
▽石田衣良著「娼年」(集英社)
評:外山紘太朗(とやま・こうたろう=大正大学表現学部表現文化学科クリエイティブライティングコース3年)


◆次号<2月23日号>予告
<追悼吉岡斉>
綾部広則・菅波完・柿原泰=鼎談
(8頁・定価280円)

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