2018年3月9日号 3230号

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《特集》対談=先崎彰容×片山杜秀
明治維新150年「西郷隆盛」という処方箋
『未完の西郷隆盛』(新潮社)刊行を機に


 年末からぞくぞくと「西郷隆盛」を題材にした歴史小説や研究書が書店に並んでいる。今年一年は明治維新から一五〇年の、中でも西郷YEARになりそうだ。パンダのシャンシャンで賑わう上野に、シンボルとして立つ西郷さんはよく知られている。けれど私たちは、西郷隆盛の一体何を知っているだろう? 
 『未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか』(新潮選書)刊行を機に、著者で日本思想史家の先崎彰容氏と、思想史家の片山杜秀氏に対談をお願いした。明治初期に生きた西郷を端緒に、思想家たちの目を借りて、近代の出口である「今」に至るまでを語っていただく、示唆に富む対談となった。 

《今週の読物》
■3面
▽映画時評・3月(伊藤洋司)
出鱈目さを隠そうとしないかけがえなさ/ジャウマ・コレット=セラ「トレイン・ミッション」

▽著者から読者へ=「仕事場訪問」(牧野伊三夫)
画家が仕事を続けるうえで必要な、実際的なことを学ぶための

◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 331回(横尾忠則)
生涯、模索、モサクの連続 拾得(じっとく)ニタリと逃げていく

◇連載=現代短歌むしめがね 125回(山田航)
問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい/川北天華(2009)

◇連載=漢字点心 269回(円満字二郎)
「呪」

■4面
▽論潮・3月(綿野恵太)
保守の良識より、革命の愚行を――沖縄と憲法改正――

■5面
▽文芸・3月(坂口周)
小説(語り)が抱える悪意
木谷有希子「静かに、ねえ、静かに」/木村紅美「羽衣子」

■6面
◇連載=「今日のアメリカ映画」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)47回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽「京大の学内管理強化を考える」シンポとわれわれの主張(一吉田寮生M・U)

■8・7面
芥川賞について話をしよう 第13弾(小谷野敦・小澤英実)


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽篠澤和久著「アリストテレスの時間論」(東北大学出版会)
評:河谷 淳(かわたに・あつし=駒澤大学教授・ギリシア哲学)

▽伊勢賢治・布施祐仁著「主権なき平和国家」(発行:集英社クリエイティブ、発売:集英社)
評:片岡大右(かたおか・だいすけ=東京大学研究員・社会思想史)

■5面〈文学・芸術〉
▽ジョゼフ・チャプスキ著「収容所のプルースト」(共和国)
評:芳川泰久(よしかわ・やすひさ=早稲田大学教授・フランス文学)

▽葉室麟著「玄鳥さりて」(新潮社)
評:細谷正充(ほそや・まさみつ=文芸評論家)

■6面〈読物・文化〉
▽ティム・フラック著「ENDANGERED」(青幻舎)
評:小菅正夫(こすげ・まさお=獣医師・元旭山動物園園長)

▽菅野冬樹著「近衛秀麿」(東京堂出版)
評:三宅正樹(みやけ・まさき=明治大学名誉教授・ユーラシア外交史)

▽四方田犬彦編著「1968[1]文化」(筑摩書房)
評:成相 肇。(なりあい・はじめ=東京ステーションギャラリー学芸員)

▽筒井哲郎著「原発は終わった」(緑風出版)
評:西尾 漠(にしお・ばく=ジャーナリスト・原子力資料情報室共同代表)

〈書評キャンパス 大学生がススメる本〉
▽「江戸川乱歩傑作選」(新潮社)
評:野村菜々美(のむら・ななみ=北九州市立大学文学部比較文化学科3年)


◆次号<3月16日号>予告
横尾忠則・平野啓一郎対談『創造&老年』刊行を機に
(8頁・定価280円)

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