2018年5月25日号 3240号

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《特集》対談=小杉亮子×福岡安則
東大闘争が問うたもの
己の生き方を今問うために
『東大闘争の語り 社会運動の予示と戦略』(新曜社)刊行を機に


一九六〇年代、世界の様々な地域で、ベトナム戦争に対する抗議と連動するかたちで、社会運動が拡大・多発した。一九六八年はその絶頂年で“1968”は社会運動に関心を持つ人にとって特別なキーワードとなっている。六八年から五〇年の今春、小杉亮子『東大闘争の語り―社会運動の予示と戦略』(新曜社)が上梓された。東大闘争の当事者・関係者四四人に聞き取り調査を行い、東大闘争が問うたもの、その捉えがたい全容を検証した。刊行を機に著者と、埼玉大学名誉教授で東大闘争の当事者である福岡安則氏に対談いただいた。また次週は“1968”連続企画として、京都大学人文科学研究所で開催中の連続セミナー「〈68年5月〉と私たち」第一回を載録する。   


《今週の読物》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 341回(横尾忠則)
絵はスリル、絵は雑談、魔の力を借りて描く

◇連載=現代短歌むしめがね 135回(山田航)
壁一枚へだてて響くおしっこの音にあなたの木漏れ日がある/石井僚一『死ぬほど好きだから死なねーよ』(2017)

◇連載=漢字点心 279回(円満字二郎)
「材」

◇連載=読写!一枚の写真から 64回(岩尾光代)
国家非常時を背負い立つ岡田内閣

◇連載=夜郎戯暦〈五月〉(安倍夜郎)
5月27日

■6面
◇連載=「映画と自由」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)57回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽ル・クレジオ氏来日講演「詩の魅力」

◇連載=American Picture Book Review 14回(堂本かおる)
「美しい、黒い鳥」

■8面
▽対談=白山眞理×竹中朗
幻のグラフ雑誌、その知られざる全貌
『復刻版 週刊サンニュース』(国書刊行会)刊行を機に

太平洋戦争終結後の一九四七年、連合軍の占領下におかれた日本で創刊された総合グラフ誌『週刊サンニュース』。そこには名取洋之助、木村伊兵衛をはじめ写真史に名を残す写真家たちが携わり、当時の占領政策や社会問題、風俗などをリアルに写し出していたが、刊行から一年四ヶ月、四一号で幕を下ろす。知られざるその全貌は、このたび創刊から七〇余年を経て『復刻版 週刊サンニュース』(全4巻+別冊1、八八〇〇〇円)として甦った。これを機に国書刊行会の担当編集・竹中朗氏を聞き手に監修者の白山眞理氏(一般財団法人日本カメラ財団(JCII)調査研究部長)にお話を伺った。『週刊サンニュース』に先立ち同社で復刻された対外宣伝グラフ誌『NIPPON』との関連、また復刻版を刊行する意義などをお話いただいた。

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽ジュディス・バトラー著「アセンブリ」(青土社)
評:下河辺美知子)(しもこうべ・みちこ=成蹊大学教授・アメリカ文学・文化/精神分析批評)

▽就実大学吉備地方文化研究所編「人文知のトポス」(和泉書院)
評:武田 徹(たけだ・とおる=ジャーナリスト・専修大学教授)

▽八巻和彦著「「ポスト真実」にどう向き合うか」(成文堂)
評:日比嘉高(ひび・よしたか・名古屋大学准教授・日本近現代文学・文化論)

▽ソロモン・ヴォルコフ著「ショスタコーヴィチとスターリン」(慶應義塾大学出版会)
評:小宮正安(こみや・まさやす=横浜国立大学教授・ドイツ文学・ヨーロッパ文化史)

■5面〈文学・芸術〉
▽ファン・ジョンウン著「野蛮なアリスさん」(河出書房新社)
評:長瀬 海(ながせ・かい=書評家/ライター)

▽尾崎左永子著「「明星」初期事情」(青磁社)
評:藤室苑子(ふじむろ・そのこ=歌人)

▽ミハイル・チェーホフ著「わが兄 チェーホフ」(東洋書店新社)
評:内田健介(うちだ・けんすけ=千葉大学非常勤講師・ロシア演劇)

▽サラ・シムッカ作/サク・ヘイナネン絵「ふしぎの花園 シスターランド」(西村書店)
評:福井信子(ふくい・のぶこ=東海大学教授)

■6面〈読物・文化〉
▽韓永學・大塚一美・浮田哲編著「権力VS市民的自由」(花伝社:発行、共栄書房:発売)
評:服部孝章(はっとり・たかあき=立教大学名誉教授・メディア情報法)

▽信田さよ子著「母・娘・祖母が共存するために」(朝日新聞出版)
評:千田有紀(せんだ・ゆき=武蔵大学教授・社会学)

▽ジョン・ピーコック著/徳井淑子日本語版監修「Shoesシューズ」(マール社)
評:光野 桃(みつの・もも=エッセイスト)

▽ネイトー・トンプソン著「文化戦争」(春秋社)
評:速水健朗(はやみず・けんろう=ライター・編集者)

〈書評キャンパス 大学生がススメる本〉
▽蓑 豊著「超・美術館革命 金沢21世紀美術館の挑戦」(KADOKAWA)
評:吉村奈峰(よしむら・なほ=横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程4年)


◆次号<6月1日号>予告
京都大学人文研アカデミー2018連続セミナー「〈68年5月〉と私たち」
第一回=佐藤淳二「68年から人間の終わりを考える」/小泉義之「1968年以降の共産党――革命と改良の間で」載録
(8頁・定価280円)

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