2018年6月15日号 3243号

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《特集》対談=武田砂鉄×貴戸理恵
いいじゃない!!豊かなだらだらコミュニケーション
『日本の気配』(晶文社)、『「コミュ障」の社会学』(青土社)刊行を機に


梅雨入り。もやもやじめじめ爽快感のない季節だ。が、国政も日本社会も、四月も五月も変わりなくもやもやし続けていた。その蔓延する気持ち悪い「気配」を、政治状況、社会的事件、流行現象からあぶり出すのは、ライターの武田砂鉄氏『日本の気配』(晶文社)。また、不登校やひきこもりと長年伴走しながら、「空気を読むのが苦手でも、人とつながって生きていける」というメッセージを送るのは、社会学者の貴戸理恵氏『「コミュ障」の社会学』(青土社)。二冊の刊行を機に、著者の二人に、日本のコミュニケーションの現状について、ファミレス、SNS、テレビの世界、教育現場、政界……と様々な角度から語っていただいた。 


《今週の読物》
■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 344回(横尾忠則)
今週は絵との対話。夢に死者オンパレード

◇連載=現代短歌むしめがね 138回(山田航)
いそいそと出掛くる先はトイレなり五ヶ月ぶりの家内の尿梶原さい子『リアス/椿』(2014)

◇連載=漢字点心 282回(円満字二郎)
「罰」

■6面
◇連載=「仏映画批評の歴史」ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 60回(聞き手=久保宏樹)

■7面
▽『文芸翻訳教室』越前敏弥氏インタビュー
▽『君のいない世界』I.N.A.インタビュー

■8面
◇集中連載=パリ、五月革命の残光 1回 大学改革と抵抗運動(西山雄二)


《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽松尾哲也著「神々の闘争と政治哲学の再生」(風行社)
評:布施 哲(ふせ・さとし=名古屋大学准教授・哲学/政治哲学)

▽越智郁乃著「動く墓」(森話社)
評:田仲康博(たなか・やすひろ=国際基督教大学教授・社会学)

▽白井聡著「国体論」(集英社)
評:小暮修三(こぐれ・しゅうぞう=東京海洋大学准教授・多文化社会論)

▽ダニエル・ロング著「小笠原諸島の混合言語の歴史と構造」(ひつじ書房)
評:橋本直幸(はしもと・なおゆき=福岡女子大学准教授・日本語教育学、日本語学)

■5面〈文学・芸術〉
▽佐川光晴著「日の出」(集英社)
評:小林広一(こばやし・こういち=文芸評論家)

▽田坂憲二著「日本文学全集の時代」(慶應義塾大学出版会)
評:服部徹也(はっとり・てつや=大谷大学任期制助教・日本近代文学)

▽千森幹子著「ガリヴァーとオリエント」(法政大学出版局)
評:立石弘道(たていし・ひろみち=日本大学大学院芸術学研究科講師・イギリス文学・文化、比較文学・文化)

▽ミレーナ=美智子・フラッシャール著「ぼくとネクタイさん」(郁文堂)
評:管啓次郎(すが・けいじろう=比較文学者・明治大学教授)

■6面〈読物・文化〉
▽佐藤卓己著「ファシスト的公共性」(岩波書店)
評:三宅正樹(みやけ・まさき=明治大学名誉教授・ユーラシア外交史)

▽ギーター・アラヴァムダン著「インドの代理母たち」(柘植書房新社)
評:歌代幸子)(うたしろ・ゆきこ=ノンフィクション作家)

▽森まゆみ著「「五足の靴」をゆく」(平凡社)
評:中島国彦(なかじま・くにひこ=早稲田大学名誉教授・日本近代文学)

▽佐々木美智子著/佐々木美智子写真集製作支援委員会編「新宿」(七月堂)
評:志賀信夫(しが・のぶお=批評家)

〈書評キャンパス 大学生がススメる本〉
▽宇野重規著「<私>時代のデモクラシー」(岩波書店)
評:高(ガオ・チーチー=東京大学大学院総合文化研究科)


◆次号<6月22日号>予告
『ポール・ド・マンの戦争』(彩流社)刊行トークイベント
土田知則×巽孝之対談載録
(8頁・定価280円)

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