2018年6月29日号 3245号

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《特集》マルクス・ガブリエル来日インタビュー
入門マルクス・ガブリエル
『なぜ世界は存在しないのか』(講談社)(聞き手・解説=浅沼光樹)


 この六月、ドイツの俊英なる哲学者・マルクス・ガブリエル氏が来日した。弱冠二十九歳でドイツの名門・ボン大学の哲学科教授に就任、ポストモダン以降の「新しい実在論」の旗手として世界中から注目される哲学者が二〇一三年に刊行した、『なぜ世界は存在しないのか(WarumesdieWeltnichtgibt)』は哲学書として異例のベストセラーとなった。日本でも二〇一八年一月に待望の邦訳が刊行され、読者の幅を広げながら好評を博している。来日を機に、マルクス・ガブリエル氏にインタビューを行なった<聞き手=浅沼光樹氏、通訳=セバスチャン・ブロイ氏(東京大学博士課程在籍)>。また、浅沼氏にはマルクス・ガブリエルの著作を読み解くための解説もご寄稿いただいた。 


《今週の読物》
■8面
『ザ・ビッグハウス』映画公開&書籍刊行記念トークイベント載録
(想田和弘×武田砂鉄×マーク・ノーネス)

 『ザ・ビッグハウス』が、六月九日(土)から東京・シアターイメージフォーラムを皮切りに、全国で順次公開中である。ミシガン大学が誇る巨大スタジアム「ザ・ビッグハウス」を、想田和弘が提唱・実践する「観察映画」の手法で撮ったドキュメンタリー映画だ。そこには、「アメリカ」という国が色濃く映し出されていた。また、映画公開に合わせて刊行された想田和弘著『THEBIGHOUSE アメリカを撮る』(岩波書店)には、今回の映画づくりの裏側が描かれ、ドキュメンタリーをさらに豊かに楽しませてくれる。六月五日には青山ブックセンター本店で、想田和弘、フリーライターの武田砂鉄、監督の一人であるマーク・ノーネス(第二部から)により、トークイベントが行われた。その一部を載録する。

■2面
◇山野浩一氏追悼パネル(岡和田晃)

■3面
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 346回(横尾忠則)
福沢一郎先生、大林宣彦さんの生命エネルギー!

◇連載=現代短歌むしめがね 140回(山田航)
長い腸めぐる大量の便の他まだ何かあるさては赤ン坊/高柳蕗子『回文兄弟』(1989)

◇連載=漢字点心 284回(円満字二郎)
「斉」

■6面
◇連載=「仏映画批評の歴史」ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 62回(聞き手=久保宏樹)
◇連載=<書評キャンパス>浅田彰著「構造と力」 (嵐大樹)

■7面
◇集中連載=パリ、五月革命の残光 3回 六八年に関する展示(西山雄二)

《今週の書評》
■4面〈学術・思想〉
▽ジャン=リュック・ナンシー著「ミューズたち」(月曜社)
評:渡名喜庸哲(となき・ようてつ=慶應義塾大学准教授・フランス哲学)

▽鍋島孝子著「激動のアフリカ農民」(明石書店)
評:池見真由(いけみ・まゆ=札幌国際大学准教授・開発経済学・国際協力論・地域研究)

▽小泉康一著「変貌する「難民」と崩壊する国際人 道制度」(ナカニシヤ出版)
評:長有紀枝(おさ・ゆきえ=立教大学教授・政治学/難民を助ける会)

■5面〈文学・芸術〉
▽村田喜代子著「火環」(平凡社)
評:田中和生(たなか・かずお=文芸評論家)

▽鵜飼哲夫著「三つの空白」(白水社)
評:伊藤氏貴(いとう・うじたか=文芸評論家)

▽大場建治編注訳「ソネット詩集」(研究社)
評:櫻井正一郎。(さくらい・しょういちろう=京都大学名誉教授・英文学、英詩)

▽山尾悠子著「飛ぶ孔雀」(文藝春秋)
評:日和聡子(ひわ・さとこ=詩人、作家)

■6面〈読物・文化〉
▽亀山郁夫著「ショスタコーヴィチ」(岩波書店)
評:阿部勘一(あべ・かんいち=成城大学教授・メディア論・音楽産業研究)

▽柳与志夫・田村俊作編「公共図書館の冒険」 (みすず書房)
評:南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ=編集者)

▽小原佐和子著「神の真庭」(蒼穹舎)
評:鎌田東二(かまた・とうじ=上智大学グリーフケア研究所特任教授・京都大学名誉教授・宗教哲学)

▽ヨアキム・コーティス、エイドリアン・ゾンダーレッガー著「DoubleTake」(青幻舎)
評:タカザワケンジ(たかざわ・けんじ=写真評論家)

◆次号<7月6日号>予告
第71回カンヌ国際映画祭スペシャル・パルムドール=ゴダール監督会見全文載録
(8頁・定価280円)

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