2014年10月31日号 3063号

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▼特集▼
◇石原俊・仁藤夢乃対談 <少女たちの身にいま、何がおこっているのか>
『女子高生の裏社会』(光文社)刊行を機に

★「JKリフレ」「JKお散歩」「JKコミュ」という言葉を、繁華街で見かけたことはないだろうか。JKとは女子高生の略語。少女が個室でマッサージをしてくれたり、あるいは街を散歩しながら会話をするお店である。先日も東京・高田馬場の「JKコミュ店」の経営者が逮捕された。少女たちの身にいま何がおこっているのか。現状をレポートした『女子高生の裏社会』が話題を呼んでいる。著書の仁藤夢乃氏と、明治学院大学教員・石原俊氏に対談をしてもらった。

※いしはら・しゅん氏=明治学院大学教員・社会学・歴史社会学専攻。京都大学大学院博士後期課程修了。著書に『<群馬>の歴史社会学』『殺すこと/殺されることへの感度』『近代日本と小笠原諸島』など。1974年生まれ。
 

※にとう・ゆめの氏=高校生サポートセンターColabo代表理事。明治学院大学に在学中から、高校生に目を向けた活動を始める。2013年に『難民高校生』を刊行。現在は少女たちの自立支援を行っている。1989年生。


▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第24回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<長尾>1972 シリーズ「いつか見た風景」 
■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第164回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎阿弥陀如来の如き富士 上空を謎の光体、乱舞!
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第68回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎セクハラ議員ヤジは半世紀前から 「おねえちゃん」から「産めないのか」まで
◆連載=文芸同人誌評/白川正芳(しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)
◎作者のイメージが浮かぶ名文 (鈴鹿仁『鈴鹿野風呂・父と俳人』
◎エピソードが詰まった好篇 (永栄啓伸・小説『夢の回廊』
◆連載=漢字点心<第108回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「滝」
◆連載=ニュー・エイジ登場
◎坂梨健太『アフリカ熱帯農業と環境保全 カメルーンカカオ農民の生活とジレンマ』(昭和堂)


■4面
◆スポットライト=
◎著:小林康夫・大澤真幸『「知の技法」入門』(河出書房新社)


■7面
◆特集=フィレンツェ・ルネサンスの真髄 初来日 ウフィツィ美術館展 東京都美術館で <ウフィツ美術館にて館長に聞く みどころ>

★毎年日本からフィレンツェへの観光客は150万人になもなるという。フィレンツェの観光の目玉のひとつが、ルネサンスの作品で有名なウフィツ美術館であろう。もともとは、15、16世紀にフィレンツェで栄えたメディチ家のコレクションを核として設立された美術館で、ボッティチェリの『ヴィーナス誕生』や『春』、ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの作品が有名である。
このたびウフィツィ美術館を中心にフィレンツェのパラティーナ美術館、アカデミア美術館、捨て子教育院美術館などから約80点の作品が来日し、日本初の「ウフィツィ美術館展」が10月8日から東京都美術館で開催されている。
展覧会は大きく二部構成になっており、時代を追って、一部が1450年〜1494年、ギルダンダイオとその工房、メディチ家とボッティチェリの活動。二部がフィレンツェ共和国時代で1949年〜1530年、ヴァザーリが「マニエラ・モデルナ(新しい様式)」と呼んだ時代に活躍した、アンドレア・デル・サルトとその工房。その後はフィレンツェ公国、メディチ家と芸術家の関係で16世紀末まで、アニョロ・ブロンヅィーノやジョルジョ・ヴァザーリらの作品を紹介している。本店はウフィツィ美術館の館長自らが日本側美術史家と共に企画した展覧会である。
今年2月に、ウフィツィ美術館のアントニオ・ナターリ館長をフィレンツェに訪ね、展覧会について語っていただく機会を得た。(取材・文 松井文恵)

▼▼読者プレゼント▼▼ウフィツィ美術館展 ―黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで
★【11/14必着】本件の招待券を抽選で5組10名様に差し上げます。ハガキに住所・氏名・連絡先を明記の上、読書人企画編集部(〒162-0805 東京都新宿区矢来町109)にご応募ください。
【会期】2014年10月11日(土)〜12月14日(日)
【開室時間】午前9時30分〜午後5時30分(金曜日、11月1日[土]、2日[日]、12月6日[土]、13日[土]、14日[日]は午後8時まで)
      ※入室は閉室の30分前まで。
      ※開催日時が変更となる場合があります。
【休室日】月曜日、11月4日[火]・25日[火](ただし、10月13日[月・祝]・27[月]、11月3日[月・祝]・24日[月・休]は開室)
【会場】東京都美術館 〒110−0007 東京都台東区上野公園8-36
【観覧料金】チケット情報ページへ
【主催】東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、TBS、朝日新聞社
【後援】外務省、イタリア大使館、イタリア文化会館、BS-TBS、TBSラジオ、J-WAVE
【協賛】クイーポ、セコム、損保ジャパン日本興亜、日本写真印刷、三井物産
【協力】アリタリア-イタリア航空、アルテリア、日本貨物航空、日本通運、JR東日本
【お問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)

■8面
◆特集=ヘーゲル直筆、自著への書入れ 1801年のデビュー作初版本 貴重な流失資料、神田の古書店で発見される /寄稿・寄川条路(よりかわ・じょうじ氏=明治学院大学教授)
★このほど、東京・神田の古書店で、ドイツの哲学者ヘーゲル(1770〜1831)自身による「書入れ」のあるデビュー作初版本が発見された。
調査に当った明治学院大学の寄川条路教授(哲学)によると、見つかったのは、ヘーゲル最初の著作『フィヒテとシェリングの哲学体系の差異』(1801年、通称『差異論文』)で発行部数は300冊前後というもの。扉の表とウエアに書入れがあり、寄川教授がドイツの研究機関「ヘーゲル文庫」に鑑定を依頼したところ、「ヘーゲルの直筆」との回答を受けたという。
日本で発見されるまでの経緯を、寄川教授にご寄稿いただいた。

◆受賞=
第7回ゲスナー賞
◆連載=田原総一朗の取材ノート(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎自民党が公明党に妥協する

◆訃報=
◎赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい、本名:赤瀬川克彦、筆名:尾辻克彦=美術家・作家)氏は、10月26日午前6時33分、敗血症のため死去した。77歳。
氏は、昭和12(1937)年3月27日横浜市生まれ。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)中退。60年に故・荒川修作氏らと前衛芸術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成し、ポップアートの先駆的活動を展開。63年、故・高松次郎氏と中西夏之氏らと「ハイレッド・センター」を作り、パロディ精神に満ちた作品を発表する。千円札の模写作品では通貨及び証券模造取締法違反に問われ「千円札裁判」として物議を醸した。炉傍の無意味な建造物等に価値を見出し「超芸術」ととらえる活動は「路上観察学会」に発展。「尾辻克彦」の筆名で小説も執筆。79年『肌ざわり』で中央公論新人賞、81年『父が消えた』で芥川賞、83年『雪野』で野間文芸新人賞を受賞。『超芸術トマソン』『東京路上探検記』『新解さんの謎』『老人力』など著書多数。
     

▼▼新連載予告▼▼
次週11/7号から、長友啓典氏の新連載が始まります!ここでしか読めない長友さんの四コマとエッセイの豪華コラム。トモさんの「ともかくスケッチ」をどうぞ、お楽しみに!


▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆編著:西山雄二『カタストロフィと人文学』(勁草書房)
評:田口卓臣(たぐち・たくみ氏=宇都宮大学教員・フランス文学・思想専攻)


◆著:豊下楢彦・古関彰一『集団的自衛権と安全保障』(岩波書店)
評:中道寿一(なかみち・ひさかず氏=北九州市立大学名誉教授・政治思想史専攻)


◆編:島薗進、磯前順一『宗教と公共空間 見直される宗教の役割』(東京大学出版会)
評:櫻井義秀(さくらい・よしひで氏=北海道大学教授・宗教社会学専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:エリザベス・ボウエン『パリの家』(晶文社)
評:豊由美(とよざき・ゆみ氏=書評家)


◆著:鈴村和成『紀行せよ、と村上春樹は言う』(未來社)
評:風丸良彦(かざまる・よしひこ氏=盛岡大学教授・アメリカ現代文学・文学専攻)


◆著:松家仁之『優雅なのかどうか、わからない』(マガジンハウス)
評:岡本勝人(おかもと・かつひと氏=詩人・文芸評論家)


◆著:安達静子『海を渡った光源氏 −ウェイリー、『源氏物語』と出会う』(紅書房)
評:藤村苑子(ふじむら・そのこ氏=歌人)


■6面<読物 文化>
◆著:ドリス・カーンズ・グッドウィン『フランクリン・ローズヴェルト』上:日米開戦への道、下:激戦の果てに(中央公論新社)
評:吉田一彦(よしだ・かずひこ氏=神戸大学名誉教授・情報論専攻)
 

◆著:田中英雄『東国里山の石神・石仏系譜』(青娥書房)
評:佐野賢治(さの・けんじ氏=神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授・民俗学専攻)


◆作:キース・リチャーズ、絵:セオドラ・リチャーズ『ガス・アンド・ミー ガスじいさんとはじめてのギターの物語』(ポプラ社)
評:林浩平(はやし・こうへい氏=詩人・恵泉女子学園大学特任教授)


◆日本語版監修:樺山紘一『世界記憶遺産百科 全244のユネスコ世界記憶遺産』(柊風舎)
評:高瀬毅(たかせ・つよし氏=ノンフィクション作家)

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