2015年1月23日号 3074号

280円(税込)

定価 280円(税込)

購入数
▼特集▼
◇小松美彦氏講演会載録(主催=第二東京弁護士会)<尊厳死の問題点を考える>
★昨年11月28日、東京・霞ヶ関の弁護士会館で、小松美彦氏(武蔵野大学教授・科学史科)による講演会「尊厳死の問題点を考える」が開かれた(主催=第二東京弁護士会)。アメリカでは昨年、末期がんで余命半年を宣告された女性(29歳)が安楽死を予告し、自宅のベッドで宣告通りに安楽死を遂げた。そのことは日本でも大きなニュースとなった。また「尊厳死」の法制化の機運も国内では高まりつつある。人間の生をめぐって今、「尊厳死・安楽死」の問題点から回避できない時期が来ているのではないか。この問題を歴史的・哲学的・社会的に基本から解き明かした小松氏の講演を載録させてもらった。

<主なコンテンツ>
1:尊厳死をめぐる現在
2:安楽死・尊厳死とは何か
3:安楽死・尊厳死を推進してきた思想
4:安楽死・尊厳死・自己決定権の批判的検討
5:なぜ推進するのか
6:「人間の尊厳」とは何か

※参考文献
◎石井暎禧・小松美彦「医療批判としての地域医療」(『現代思想』2014年9月号所収)

◎著:香川知晶『死ぬ権利』(勁草書房)

◎著:児玉真美『死の自己決定権のゆくえ 尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』(大月書店)

◎著:小松美彦『生権力の歴史―脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』(青土社)

◎著:立岩真也『唯の生』(筑摩書房)

◎著:小松美彦『メタバイオエシックスの構築へ―生命倫理を問いなおす』(NTT出版)

◎著:中島みち『「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から』(岩波書店)

◎著:カール・ビンディング『「生きるに値しない命」とは誰のことか―ナチス安楽死思想の原典を読む』(窓社)

◎編著:山口研一郎『国策と犠牲 -原爆、原発 そして現代医療のゆくえ』(社会評論社)

◎著:米本昌平『優生学と人間社会』(講談社)

◎著:カウシック・S・ラジャン『バイオ・キャピタル ポストゲノム時代の資本主義』(青土社)


▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第34回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<嫁入り>1974年 シリーズ「村へ」 

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第175回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎贅沢、複数のアトリエ 見習うべきは猫の生活
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第28回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎舟橋聖一が『タイム』紙を日記の中で翻訳 アンポ総括と浅沼暗殺のアメリカの短見に一矢
◆連載=漢字点心<第118回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「謐」
◆連載=ニュー・エイジ登場
◎「ナマの声」に頼らない戦争記憶の継承を
著:辻田真佐憲『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』(えにし書房)

◆連載=フォト&アート
著:関根美有『白エリと青エリ 1』(タバブックス)

◆連載=文学のとき<1月>/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
◎1月17日 尾崎紅葉作「金色夜叉」
安倍夜郎「深夜食堂 映画と料理と原画展」
安倍夜郎氏の人気漫画「深夜食堂」。1/31(土)からの劇場公開を前に、「深夜食堂 映画と料理と原画展」が、東京・高円寺の「kitchen Barノラや」で開催中である。飲食店内の展示のため、ワンオーダー制。年中無休。〜2/21(土)まで。

■7面
◆特集=芸術と障がいの可能性さぐる 「共に生きる」をテーマに、「障がいとアーツ」に取り組む東京藝術大学
★東京藝術大学では、「障がい者から学ぶアート」をコンセプトに、2011年より芸術と障がいの可能性をさぐるイベントを行っている。昨年末に開催された第4回「障がいとアーツ」では、「めかくしおえかき」ワークショップやシンポジウム、視覚障がい者のオーケストラによるコンサートや作品展示などが行われた。イベントのクライマックスは「聞こえる色、見える音」と題したコンサート。ダウン症の女流書家金澤翔子さんによるダイナミックな揮毫、全盲の歌手やヴァイオリニストによる演奏のほか、音楽と映像のコラボレーション、舞台に上ってオーケストラの楽器のそばで振動を体感していただくなどさまざまな工夫がなされた。研ぎ澄まされた感性で作り出される芸術は奏楽堂に集まった多くの人々に感動を巻き起こした。
このイベントは、授業と連動しており、アジアの障がいをもったアーティスト、学生、教員などが多く参加している。提案者である東京藝術大学副学長の松下功氏と、同大演奏芸術センター教育研究助手の高橋幸代氏にお話を伺った。

■8面
◆受賞=第152回 芥川賞・直木賞決定
【芥川賞】著:小野正嗣『九年前の祈り』(講談社)

【直木賞】著:西加奈子『サラバ!』(小学館)
 

◆レポート=千代田図書館所蔵古書販売目録コレクション紹介展示
<古書目録のココが好き!> 2月6日、トークイベント「目録読書の愉しみ」開催!
◆出版メモ=
◎著:吉田浩『本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある』(講談社)

◎著:森田実『森田実の一期一縁』(第三文明社)

◎著:中里介山『大菩薩峠 第5巻―都新聞版』(論創社)

◆連載=ともかくスケッチ<第6回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎まだまだ話し足りない。

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:青山陽子『病いの共同体 ハンセン病療養所における患者文化の生成と変容』(新曜社)
評:武田徹(たけだ・とおる氏=ジャーナリスト・評論家・恵泉女学園大学教員)


◆編:宇都宮大学国際学部『世界を見るための38講』(下野新聞社)
評:福島勲(ふくしま・いさお氏=北九州市立大学教授・フランス文学・思想/文化資源学専攻)


◆著:福間聡『「格差の時代」の労働論―ジョン・ロールズ『正義論』を読み直す』(現代書館)
評:齋藤純一(さいとう・じゅんいち氏=早稲田大学教授・政治理論専攻)


◆著:港千尋『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)
評:伊藤洋司(いとう・ようじ氏=中央大学教授・フランス文学専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:小野正嗣『九年前の祈り』(講談社)
評:阿部公彦(あべ・まさひこ氏=東京大学准教授・英米文学専攻)


◆著:山本貴光『文体の科学』(新潮社)
評:湯山光俊(ゆやま・みつとし氏=文筆家)


◆著:石牟礼道子『不知火おとめ 〔若き日の作品集1945-1947〕』(藤原書店)
評:島村輝(しまむら・てる氏=フェリス女学院大学教授・日本近現代文学専攻)


◆著:栗林佐知『はるかにてらせ』(未知谷)
評:松本薫(まつもと・かおる氏=作家)


■6面<読物 文化>
◆著:朴裕河『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』(朝日新聞出版)
評:鈴木裕子(すずき・ゆうこ氏=早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員)


◆著:岡田敦『MOTHER』(発行:柏艪舎、発売:星雲社)
評:楠本亜紀(くすもと・あき氏=写真評論家)


◆著:下嶋哲朗『想い続ける―下嶋哲朗の八重山絵とエッセー集』(南山舎)
評:下島哲朗(しもじま・てつろう氏=フリーライター)


◆著:岳真也『日本史 ほんとうの偉人列伝』(発行:みやび出版、発売:星雲社)
評:雨宮由希夫(あまみや・ゆきお氏=書評家)

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。