2015年2月27日号 3079号

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▼特集▼
◇中田考ロングインタビュー―『カリフ制再興』(書肆心水)刊行を機に <イスラームとカリフ制>
"未完のプロジェクト"は世界を変えられるか?

★イスラーム国の樹立宣言から、にわかに脚光を浴びることになった「カリフ制」―。「カリフ」とは預言者ムハンマドの「後継者」を意味し、その起源はムハンマドが亡くなった7世紀中葉にまで遡る。正統派カリフの時代(632〜661年)にはじまり、紆余曲折を経たのち、オスマン帝国に受け継がれる。そのオスマン帝国の崩壊をきっかけにして、カリフ制は1924年に廃止される。以後、カリフが空位のままで現代にいたるが、昨年6月にイスラーム国のアブー・バクル・バグダーディーがカリフに就任したことを発表する。カリフとはイスラーム社会の中でどのような位置を占めるのか。イスラーム国に対して「理解できない」という意見が大多数を占める状況であるが、カリフ制を知ることなしにイスラーム国を理解することはできない。イスラーム研究者の中田考氏が、2月20日に『カリフ制再興』(書肆心水)を上梓した。中田氏にお話をうかがった。

<主なコンテンツ>
1:異文化理解として
2:信仰の再生と政治改革
3:1924年から現代まで
4:イスラーム国
5:大きな時代の流れの端緒
6:真のグローバリゼーション

※なかた・こう氏=イスラーム学者。東京大学大学院修士課程修了。カイロ大学大学院博士課程修了(博士号取得)。在サウディアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学助教授、同志社大学教授を歴任。著書に「イスラームのロジック」「イスラーム法の存立構造」など。1960年生まれ。
  

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第39回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<馬>1976年 シリーズ「村へ」 

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第180回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎南国の空の宿命的な悲しみを、いざ描かん
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第83回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎事件6日後、秘密の場所で会見する深沢七郎、嶋中社長に伴病院での一問一答
◆文芸同人誌評/白川正芳(しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)
◎寺山芸術の虚と実とを追求した力作 著:秋沢陽吉「寺山修司、母地獄」
◎届けたい声がまっすぐ届く詩 著:吉原彩子「声」
◆連載=漢字点心<第123回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「擾」
◆連載=ニュー・エイジ登場
井原あや スキャンダルと結びついたとき、文学は社会に浸透する
◎著:井原あや『〈スキャンダラスな女〉を欲望する: 文学・女性週刊誌・ジェンダー』(青弓社)


■4面
◆近刊セレクト=
◎著:眞並恭介『牛と土 福島、3.11その後。』(集英社)


■7面
◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/塩澤実信(しおざわ・みのぶ氏=出版評論家)
◎みすず書房70年目の褒章 ベストセラー『21世紀の資本』の波紋
 
◆受賞=第152回芥川賞・直木賞 授賞式 レポート
★2/19、東京都内にて行われた第152回芥川賞・直木賞授賞式の詳細レポートを掲載しています!
【第152回芥川賞】
著:小野正嗣『九年前の祈り』(講談社)

【第152回直木賞】
著:西加奈子『サラバ! 上・下』(小学館)
 
◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎多様性がなくなった自民党
◆出版メモ=月刊『創』緊急増刊
『朝日新聞バッシングとジャーナリズムの危機』

◆ブックサロン=
◎著:藤田恭子『宇宙の中のヒト』(文芸社)


■8面
◆芥川賞につて話をしよう第7弾(小谷野敦・栗原裕一郎)
★恒例の「芥川賞について話をしよう」(小谷野敦・栗原裕一郎)の第7弾をお送りする。第152回芥川賞受賞作は小野正嗣「九年前の祈り」。他の候補作は、上田岳弘「惑星」、小谷野敦「ヌエのいた家」、高尾長良「影媛」、高橋弘希「指の骨」だった。
   

<主なコンテンツ>
1:メタフィクション?
2:コスプレ小説
3:優等生の書いた小説
4:選評に対して

★こやの・あつし氏=作家・比較文学者・東京大学大学院博士課程修了。著書に「母子寮前」「馬琴綺伝」「川端康成伝」など。1962年生。
  
★くりはら・ゆういちろう氏=評論家。東京大学除籍。著書に「<盗作>の文学史」。共著書に「石原慎太郎を読んでみた」など。1965年生。
 

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』(白水社)
評:塩川徹也(しおかわ・てつや氏=東京大学名誉教授・フランス文学専攻)


◆著:木本好信『藤原種継 都を長岡に遷さむとす』(ミネルヴァ書房)
評:岡野浩二(おかの・こうじ氏=國學院大學非常勤講師・日本古代史専攻)


◆著:平野敬和『丸山眞男と橋川文三―「戦後思想」への問い』(教育評論社)
評:鈴木正(すずき・ただし氏=名古屋経済大学名誉教授)


◆著:眞方忠道『人間観をたずねて―哲学入門』(南窓社)
評:坂口ふみ(さかぐち・ふみ氏=東北大学名誉教授・哲学専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:綾目広治『松本清張 戦後社会・世界・天皇制』(御茶の水書房)
評:黒古一夫(くろこ・かずお氏=文芸評論家)


◆著:日高昭二『占領空間のなかの文学――痕跡・寓意・差異』(岩波書店)
評:神谷忠孝(かみや・ただたか氏=北海道文教大学教授・日本文学専攻)


◆著:牧義之『伏字の文化史―検閲・文学・出版』(森話社)
評:佐藤泉(さとう・いずみ氏=青山学院大学教授・日本近現代文学専攻)


◆著:ファン・ダヴィ モルガン『黄金の馬 パナマ地峡鉄道―大西洋と太平洋を結んだ男たちの物語』(三冬社)
評:高橋雅康(たかはし・まさやす氏=翻訳者・フリーライター)


■6面<読物 文化>
◆著:服部英雄『蒙古襲来』(山川出版社)
評:櫻井彦(さくらい・よしお氏=宮内庁書陵部と書家主任研究員)


◆著:馬定延『日本メディアアート史』(アルテスパブリッシング)
評:暮沢剛己(くれさわ・たけみ氏=東京工科大学准教授・美術評論家)


◆著:デイヴィッド ベインブリッジ『中年の新たなる物語  動物学、医学、進化学からのアプローチ 』(筑摩書房)
評:粥川準二(かゆかわ・じゅんじ氏=ジャーナリスト)


◆著:石弘之『感染症の世界史』(洋泉社)
評:天笠啓祐(あまがさ・けいすけ氏=科学ジャーナリスト)

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