2015年3月20日号 3082号

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▼特集▼
◇今福龍太・中村隆之対談―『ジェロニモたちの方舟』刊行を機に <叛乱者たちが作る世界>

★文化人類学者の今福龍太氏が『ジェロニモたちの方舟群島―世界論〈叛アメリカ〉篇』(岩波書店)を上梓した。前著『群島―世界論』の続篇として位置づけられるが、現実の歴史と政治に深く根ざしながら「アメリカ」というシステムとそれに対して叛旗を翻した者の系譜を探る。刊行を機に『カリブ―世界論』の著書で知られる中村隆之氏(大東文化大学専任講師)と対談してもらった。

<主なコンテンツ>
1:群島状に並んだ本
2:時間錯誤・空間錯誤
3:歴史の原点にあるもの
4:東松照明とネルーダ
5:1898年の構図
6:新しい批評の場

※いまふく・りゅうた氏=文化人類学者・批評家。
     

※なかむら・たかゆき氏=フランス文学・カリブ海文学研究者。大東文化大学専任講師。
  

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第42回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<葉裏>1976年 シリーズ「村へ」 
★撮影する時にいつも考えていたことがいくつかあった。観光地や有名な人や風景を撮らない。美しいと感じる花は撮らない。多くの人たちから価値があると認められているものを撮らない。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第183回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎苦苦八十一、因果な商売 人がワイワイいる孤独
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第86回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎60年新安保自然成立の朝の 朝鮮総連焼打ち事件の謎は消えず
◆連載=漢字点心<第126回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「謀」
◆連載=文学の時<3月>/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
◎3月19日 1973(昭和48)年 小松左京のSF小説『日本沈没』発売。ベストセラーに。
◆連載=フォト&アート
◎著:木谷美咲『食虫植物 サラセニア・アレンジブック』(誠文堂新光社)

◎著:桐谷美香、写真:鷹野隆大『残影』(平凡社)

◆連載=ニュー・エイジ登場
戦争を撮る写真家という仕事/亀山亮
◎著:亀山亮『戦場』(晶文社)


■5面
◆新刊=
◎著:ボリス・ラーニン『ソローキンとペレーヴィン』(東洋書店)


■7面
◆レポート=大学解体再編という「改革(改悪)」に抗して アムステルダム大学学生講義運動レポート/上野俊哉(うえの・としや氏=和光大学教員・社会思想史専攻)

★街の中心であるダム広場から三分もないスパイSpui通りに面したブンゲスハウスという大学の管理棟の玄関には無数の本がバリケードとして置かれていた。掲示にしたがって一本裏の環状運河、シンゲル沿いの通りに置かれた脚立で一階の窓にはい上がり建物に入った。あちこちに紙が貼られルールが書かれていた。酒禁止(店以外の路上でビールを飲むことはもとより禁止されている)、タバコもネタも喫煙禁止(筋向かいには後者を商うコーヒーショップがある)。似たルールは2009年、ザグレブ大学の哲学学部(文学部にあたる)の「改革」に抗議する占拠でも見た。ガタリが「横断性」と呼ぶ交錯のプロセスがこれら互いに関係のない運動の間にはたらいている。…続きは本紙にて

■8面
◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/森彰英(もり・あきひで氏=フリーライター)
◎フラットでフェアな視点からジャーナリズムを追求 ニューズウィーク日本版(下)


◆出版メモ=
◎著:鈴木紀夫『部下をつぶさない! アンチ体育会系リーダー術』(dsero(インプレス))

◎著:JASRAC創立75周年記念事業実行委員会『うたのチカラ JASRACリアルカウントと日本の音楽の未来』(集英社)

◎著:井家上隆幸『三一新書の時代 (出版人に聞く)』(論創社)

◎著:尾木直樹『親子共依存』(ポプラ社)


◆連載=ともかくスケッチ<第10回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎歌いまくりの日々

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:デイヴィッド・ジョンストン『正義はどう論じられてきたか――相互性の歴史的展開』(みすず書房)
評:福間聡(ふくま・さとし氏=高崎経済大学准教授・社会哲学専攻)


◆著:吉田寛『絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉 十九世紀 (“音楽の国ドイツ”の系譜学)』(青弓社)
評:小宮正安(こみや・まさやす氏=横浜国立大学准教授・ドイツ文学・ヨーロッパ文化史専攻)


◆著:稲川直樹、桑木野幸司、岡北一孝『ブラマンテ 盛期ルネサンス建築の構築者』(NTT出版)
評:鈴木隆之(すずき・たかゆき氏=作家・建築家)


◆著:小野雅章『御真影と学校 「奉護」の変容』(東京大学出版会)
評:金子宗徳(かねこ・むねのり氏=里見日本文化学研研究主任研究員・日本近現代史専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:ジュディ・バドニッツ『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』(文藝春秋)
評:長瀬海(ながせ・かい氏=書評家・ライター)


◆著:三沢明郎『逃げ水の七郎太』(幻冬舎発売)
評:細谷正充(ほそや・まさみつ氏=文芸評論家)


◆著:上村亮平『みずうみのほうへ』(集英社)
評:今井清人(いまい・きよと=文芸評論家)


◆著:稲垣瑞雄『泰山木』(豊川堂)
評:菊田均(きくた・ひとし氏=文芸評論家)

■6面<読物 文化>
◆著:石上阿希『日本の春画・艶本研究』(平凡社)
評:辻惟雄(つじ・のぶお氏=美術史家・東京大学、多摩美術大学名誉教授)


◆著:エリック・ロメール『ヒッチコック』(インスクリプト)
著:堀潤之(ほり・じゅんじ氏=関西大学教授・映画研究・表象文化論専攻)


◆著:松本和也『平田オリザ 〈静かな演劇〉という方法』(彩流社)
評:石関善次郎(いしぜき・ぜんじろう氏=フリー編集者)


◆著:伊勢崎賢治『本当の戦争の話をしよう 世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社)
評:永田浩三(ながた・こうぞう氏=ジャーナリスト・武蔵大学教授)


■7面<学術 文学>
◆著:岡本裕一朗『フランス現代思想史 - 構造主義からデリダ以後へ』(中央公論新社)
評:加賀野井秀一(かがのい・しゅういち氏=中央大学教授・哲学専攻)


◆著:藤森節子『そこにいる魯迅―1931年〜1936年』(績文堂)
評:尾西康充(おにし・やすみつ氏=三重大学教授日本近代文学専攻)

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