2015年5月29日号 3091号

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▼特集▼
◇金森修・緑慎也対談 <原爆が変えた世界、そして今>「シリーズ戦後70年」第1弾

 

★この8月で終戦70年を迎える。「週刊読書人」では、「シリーズ戦後70年」と題した連続企画を毎月お送りする。
第一弾は「原爆は世界をどう変えたか」をテーマに、東京大学大学院教授の金森修、フリーライターの緑慎也の両氏に対談をしてもらった。4月には原爆開発者の軌跡を詳細に追った、ジム・バゴット『原子爆弾』が刊行された。また金森氏は科学(者)の変質を批判的に論じた『科学の危機』を上梓している。話題は原爆にはじまり、日本の原発政策へと広がりを見せた。

<主なコンテンツ>
1:人体実験・技術実験
2:ハイパーテクノ狼の戦い
3:社会の完全な解体
4:核実験と癌の発症率
5:最初の被爆国として
6:新しい命のかたち

★かなもり・おさむ氏は東京大学大学院教授・フランス哲学・科学思想氏専攻。著書に「サイエンス・ウォーズ」など。1954年生。


★みどり・しんや氏はフリーライター。著書に「ベンツ」、共著に「山中慎也先生に、iPS細胞について聞いてみた」など。1976年生。
 

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第51回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<AEGベルリン工場>1980年 シリーズ「1920年代ドイツ表現派の旅」
★ドイツ表現派の建築に興味を持ったのは、様式建築でありながら工場や集合住宅、倉庫などが多いことだった。そして1930年頃にはナチの抬頭によって頽廃芸術として否定された。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第192回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎音楽家は黙し、映画監督は意見求め、画家剽窃する
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第95回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎低空飛行の「コウロン」、社は「世界の歴史」全集ブームで離陸上昇中
◆連載=漢字点心<第135回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「杷」
◆著者から読者へ
<もの言わぬ植物の、ダイナミックな生きるしくみ> 菅原正嗣
★タネから芽を出した植物が、葉をつけ成長して花を咲かせて実をつける。そして次第に葉から緑は失われ、やがては枯れる。もの言わぬ植物も、私たち人間と変わらぬ生を送っています。…続きは本紙へ
◎著:菅原正嗣『植物の体の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)

◆連載=夜郎戯暦(ヤロウザレゴヨミ)<5月>/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
★ラムネの日。1872年千葉勝五郎がラムネの製造販売の許可取得。1929年女優オードリー・ヘップバーン生誕。
◆レポート=
【第6回 野性時代フロンティア文学賞】
阿川せんり『厭世マニュアル』
【第9回『幽』文学賞受賞作】
●短編部門
《大賞》
「美しい果実」唐瓜 直(からうり・なお)
《奨励賞》
「いぬのかお」山野ねこ(やまの・ねこ)
「須賀幌の市」並木将介(なみき・しょうすけ)
●長篇部門
《大賞》
該当作なし
《佳作》
「五月は薄闇の内に──耕書堂奇談」風花千里(かざはな・せんり)
「黒落語」近藤五郎(こんどう・ごろう)
「因業羅漢谷」鷹尾東雨(たかお・とうう)
《奨励賞》
「彼女と地獄のはなし」鵠東きみ(こくとう・きみ)

■7面
◆特集=済南事件87年―黒島伝治『武装せる市街』中国語版刊行に寄せて/楜沢健(くるみさわ・けん氏=文芸評論家)



★済南事件から87年。1928年5月に日本軍と蒋介石の国民革命軍のあいだで起きた武力衝突事件に取材した黒島伝治『武装せる市街』(1930年)の中国語翻訳版の刊行を記念して、去る四月二五日、済南市の山東師範大学において国際シンポジウムが開催された。中国からは翻訳を手がけた山東師範大学教授の李光貞氏をはじめ、青島科技大学や済南大学など主に山東省の大学に所属する日本文学研究者数十人が参加、日本からは文芸評論家の黒古一夫氏と楜沢の二人が参加した。基調講演「日本近代文学と山東省」(黒古氏)、「戦争に対する戦争―いま黒島伝治の反軍・反戦小説を読みなおす」(楜沢)、「狒汗こο働者団結せよ瓠宗愽霑せる市街』翻訳後記」(李氏)の後、討論会が開催された。

第58回群像新人文学賞贈呈式
乗代雄介『十七八より』

■8面
◆元気に、出版。出版、元気に。/塩澤実信(しおざわ・みのぶ氏=出版評論家)
<【鉄筆】「魂に背く出版はしない」100年後も読まれる本の出版を目指す>

◆受賞=
【第28回三島由紀夫賞】
『私の恋人』 上田岳弘
【第28回山本周五郎賞】
『ナイルパーチの女子会』 柚木麻子
◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎「平和祈念館」が教えるもの
◆出版メモ=
◎著:江口大象『色紙 漢字かな交じり書』(二玄社)

◎著:渡辺 武達『メディア学の現在〔新訂第2版〕』(世界思想社)


▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:中村 百合子『図書館情報学教育の戦後史―資料が語る専門職養成制度の展開』(ミネルヴァ書房)
評:松岡要(まつおか・かなめ氏=日本図書館協会元事務局長)


◆著:澤田 直『サルトル読本』(法政大学出版局)
評:重見晋也(しげみ・しんや氏=名古屋大学大学院文学研究科准教授・電子テクスト学)


◆著:リチャード・アレン ポズナー『加齢現象と高齢者―高齢社会をめぐる法と経済学』(木鐸社)
評:飯田高(いいだ・たかし氏=東京大学准教授・法社会学専攻)

◆著:金 哲『抵抗と絶望: 植民地朝鮮の記憶を問う』(大月書店)
評:石坂浩一(いしざか・こういち氏=立教大学教員・韓国社会論専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:藤沢周『界』(文藝春秋)
評:千葉一幹(ちば・かずみき氏=大東文化大学教授・文芸評論家)


◆著:庄司 宏子『アメリカスの文学的想像力: カリブからアメリカへ』(彩流社)
評:白川恵子(しらかわ・けいこ氏=同志社大学教授・アメリカ文学・文化専攻)


◆著:田口 耕平『「草の花」の成立―福永武彦の履歴』(翰林書房)
評:近藤圭一(こんどう・けいいち氏=聖徳大学准教授・近代日本文学専攻)


◆著:ジョアンナ ラコフ『サリンジャーと過ごした日々』(柏書房)
評:尾崎俊介(おざき・しゅんすけ氏=愛知教育大学教授・アメリカ文学・出版史専攻)


■8面<読物 文化>
◆著:伊藤 守『ニュース空間の社会学―不安と危機をめぐる現代メディア論』(世界思想社)
評:田仲康博(たなか・やすひろ氏=国際基督教大学教授・社会学専攻)


◆著:パトリス ルコント『映画はやめる: パトリス・ルコント、自作を語る』(春風社)
評:田中千世子(たなか・ちせこ氏=映画評論家)


◆著:石橋毅史『口笛を吹きながら本を売る: 柴田信、最終授業』(晶文社)
評:松本裕喜(まつもと・ひろき氏=編集者)


◆著:大田黒衣美『ミルフイユ07 想起の方則』(せんだいメディアーク発行、赤々舎発売)

◆著:藤本智士『アルバムのチカラ』(赤々舎)

評:畑中章宏(はたなか・あきひろ氏=著述家)

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