2015年6月12日号 3093号

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▼特集▼
山本武彦・宮田律対談 <日本人すべてがテロの対象になる日>
『集団的自衛権とイスラム・テロの報復』『イスラムは本当に危ない世界なのか』刊行を機に

 

★国会では現在、安全保障関連十一法案が審議中だが、この問題を考える上での基本文献とも言うべき本が刊行された。宮田律・山本武彦・木村修三・水谷周『集団的自衛権とイスラム・テロの報復』(青灯社)。宮田氏は『イスラムは本当に危ない世界なのか』(潮出版社)も同時期に上梓した。今後は、1億2688万人の日本人すべてがイスラム・テロのターゲットになる可能性があるのか。山本氏と宮田氏に対談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:「グローバル安保」へ
2:ならず者国家
3:軍産複合体の構図
4:外交的センスのなさ
5:戦前への回帰
6:ジャパン・ハンドラー

※やまもと・たけひこ氏=早稲田大学名誉教授・現代イスラム研究センター副理事長。早稲田大学大学院修了。著書に「安全保障政策」など。1943年生。


※みやた・おさむ氏=現代イスラム研究センター理事長。慶應義塾大学大学院修了。専門は現代イスラム政治・イスラム政治史。著書に「現代イスラムの潮流」など。1955年生。
      

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第53回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<ハンブルグのチリーハウス>1980年 シリーズ「1920年代ドイツ表現派の旅」
★「村へ」と違う写真を撮りたいという思いだけで出発したドイツ表現派建築の撮影は、七九年春に二ヵ月、八〇年冬に二ヵ月の撮影を終えた。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第194回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎病気には客観的に、汗かき、絵をかき、恥もかき!
◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第97回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家)
◎『何でも見てやろう』の小田実をつかまえる 起死回生「ニッッポン何でも見てやろう」の連載
◆連載=漢字点心<第137回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「榴」
◆連載=映画時評<6月>/伊藤洋司(いとう・ようじ=中央大学教授・フランス文学専攻)
◎世界全体が映画になる 
アリ・フォルマン「コングレス未来学会議」
◆連載=本の国へようこそ<第60回> テーマ:自伝 選書協力=銀座教文館 子どもの本のみせ ナルニア国 菅原幸子さん
★有名な学者さんや、作家、絵描さん…その才能は生まれつきのもの?いえいえ、夢を叶えた大人たちにも、子どもの頃や、苦悩の時代はあったのです。植物の生長に欠かせない、恵みの雨の季節に、絵本仕立ての自伝の特集をお届けします。
◎著:エドワード アーディゾーニ、訳:阿部公子『若き日の自伝』(こぐま社)

◎著:ルイーズ ボーデン、訳:福本友美子『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅』(岩波書店)

◎著:アリス・B. マクギンティ、訳:千葉茂樹『ダーウィン』(BL出版)

◎著:パトリシア・ポラッコ、訳:香咲弥須子『ありがとう、フォルカーせんせい』(岩崎書店)


■5面
◆新刊=
◎著:坂井希久子『ウィメンズマラソン』(角川春樹事務所)

◆新刊=
◎著:片桐洋一『平安文学の本文は動く: 写本の書誌学序説』(和泉書院)

◎著:平野 嘉彦『土地の名前、どこにもない場所としての: ツェラーンのアウシュヴィッツ、ベルリン、ウクライナ』(法政大学出版局)


■7面
◆新刊=
◎著:神山 修一『世界偉人変人博物館 -77のよりすぐりの人生-』(KADOKAWA)


■8面
◆特集=武田砂哲『紋切型社会』×牧野智和『日常に侵入する自己啓発』対談 <不気味な時代をえぐる/分析する>
★「言語状況を切り捌く刃物が鋭利で、その分だけ鈍器を振り回すばかりの世間の言説との差異が明らかになる」(毎日新聞・池澤夏樹)と評された『紋切型社会言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)の武田砂鉄氏。「本書のように客観的に分析されると、雑多な書籍たちが星座を形作っているよう」(朝日新聞・荻上チキ)と評された『日常に侵入する自己啓発 生き方・手帳術・片づけ』(勁草書房)の牧野智和氏。時代を切りほぐす好著を刊行したお二人に対談いただいた。言葉の可能性を封殺しない対談がここに。

 

<主なコンテンツ>
1:堰き止める紋切型 侵入する自己啓発
2:自己啓発書はサプリメントでスタミナソング
3:J-POPと「本当の私」 マジックワード「○○力」
4:サラダバー的言説と規定的参照項
5:ブラック&ホワイト 渡邉美樹と糸井重里
6:土台作りを飛ばし、二面から始めようとする時代

※たけだ・さてつ氏=ライター。出版社勤務の後、14年秋よりフリー。「cakes」「CINRA.NET」「Yahoo!ニュース個人」「beatleg」等で連載を持ち、多くの媒体に寄稿。1982年生。

※まきの・ともかず氏=大妻女子大学人間関係学部専任講師。博士(教育学)。著書『自己啓発時』で、13年日本出版学会第34回日本出版学会賞(奨励賞)。1980年生。

■10面
◆出版メモ=
◎著:藤原書店編集部『名伯楽 粕谷一希の世界』(藤原書店)

◎著:文藝春秋『文藝春秋SPECIAL 2015年夏号』(文藝春秋)

◎著:久佐賀義光『日本語と中国語の落し穴―用例で身につく「日中同字異義語100」』(日本僑報社)

◎著:中山 茂大『旅人思考でイスラムと世界を知る本』(言視舎)


◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎韓国人を知るための手がかり

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:山本 義隆『原子・原子核・原子力――わたしが講義で伝えたかったこと』(岩波書店)
評:池内了(いけうち・さとる氏=宇宙物理学者)


◆著:阿部将伸『存在とロゴス――初期ハイデガーにおけるアリストテレス解釈』(月曜社)
評:森秀樹(もり・ひでき氏=兵庫教育大学教授・哲学専攻)


◆著:三宅 拓也『近代日本〈陳列所〉研究』(思文閣出版)
評:馬場美佳(ばば・みか氏=筑波大学准教授・日本近代文学専攻)


◆著:長島 美織『拡散するリスクの政治性―外なる視座・内なる視座』(萌書房)
評:小松丈晃(こまつ・たけあき氏=東北大学大学院准教授・社会システム理論専攻)
拡散するリスクの政治性―外なる視座・内なる視座

■5面<文学 芸術>
◆著:古川 日出男『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)
評:町口哲生(まちぐち・てつお氏=評論家・哲学専攻)


◆著:西川 徹郎『修羅と永遠―西川徹郎論集成』(茜屋書店)
評:伊藤勳(いとう・いさお氏=詩人)
修羅と永遠―西川徹郎論集成 (西川徹郎文學館叢書 3)

◆著:福田 敬子『戦争・文学・表象―試される英語圏作家たち』(音羽書房鶴見書店)
評:遠藤不比人(えんどう・ふひと氏=成蹊大学教授・イギリス文学、文化・文化理論専攻)


■6面<読物 文化>
◆著:清岡 智比古『パリ移民映画:都市空間を読む 1970年代から現在』(白水社)
評:宮島喬(みやじま・たかし氏=お茶の水女子大学名誉教授・社会学専攻)


◆著:鎌田 慧『いいがかり: 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)
評:吉岡忍(よしおか・しのぶ氏=ノンフィクション作家)


◆著:ジェイコブ ソール『帳簿の世界史』(文藝春秋)
評:吉野太喜(よしの・ひろき氏=ライター)


◆著:崔 仁辰『韓国写真史: 1631―1945』(青弓社)
評:林田新(はやしだ・あらた氏=京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員・視覚文化論・写真史専攻)


■7面<学術 読物>
◆著:ソニア シャー『人類五〇万年の闘い マラリア全史』(太田出版)
評:鈴木晃仁(すずき・あきひと氏=慶應義塾大学教授・医学史専攻)


◆著:ジョルジョ・アガンベン『ニンファ その他のイメージ論』(慶應義塾大学出版会)
評:塚原史(つかはら・ふみ=早稲田大学教授・早大會津八一記念博物館館長・フランス現代思想・表象文化論専攻)


◆著:高田 渡『マイ・フレンド: 高田渡青春日記1966-1969』(河出書房新社)
評:森達也(もり・たつや氏=映画監督・作家・明治大学特任教授)

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