2015年8月14日号 3102号

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▼特集▼
◇山元一・苅部直・宇野重規/司会=福井憲彦 <憲法・平和・民主主義>
国際シンポジウム「日本の戦後70年を問う―戦後思想の光と影」(at日仏会館)

★7月18日・19日、東京・恵比寿の日仏会館で、国際シンポジウム「日本の戦後70年を問う―戦後思想の光と影」が開催された(主催=(公財)日仏会館・日仏会館フランス事務所)。2日間にわたって開かれたシンポジウムの初日の第2セッション「憲法・平和・民主主義」を載録させてもらった。司会は福井憲彦氏。発表は、山元一「戦後憲法思想の影、光、そして限界(?)」(1・2面)、苅部直「戦後日本の理想主義と現実主義」(2・3面)、宇野重規「戦後民主主義のナラティブ」(3面)。三氏の発表を受けての討議は次週掲載する。

<主なコンテンツ>
1:戦後憲法思想の影、光
2:定礎者・宮沢俊義の仕事
3:戦後の憲法状況
4:戦後憲法思想の限界
5:「現実主義的知識人」論
6:坂本義和と高坂正堯
7:「戦後民主主義」の始動
8:「戦後見主主義」への違和
9:「前世」としての「戦後民主主義」
★次号「討論編」に続く

※やまもと・はじめ氏=慶應義塾大学教授・憲法学・比較憲法学専攻。著書に「現代フランス憲法理論」など。1961年生。

※かるべ・ただし氏=東京大学教授・日本政治思想史専攻。著書に「丸山眞男」「安部公房の都市」など。1965年生。
   
※うの・しげき氏=東京大学教授・政治思想史・政治哲学専攻。著書に「民主主義のつくり方」「西洋政治思想史」など。1967年生。
  
※ふくい・のりひこ氏は学習院大学教授・西洋近代史専攻。著書に「ヨーロッパ近代の社会史」「歴史学入門」など。1964年生。
   

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第61回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<猪木コール>1981年 シリーズ「英雄伝説アントニオ猪木」
★アントニオ猪木の写真を撮ってみないか、という誘いの電話をもらったので直接会って話を聞くと、熱狂的猪木ファンの編集者であった。とにかく北井さんに猪木を撮ってほしい。いい写真集を作ってくれというのである。ちょうど新世界の撮影が終って次はどうしようかと考えていたところだった。プロレスラーを撮ることなど今までに考えもしなかったのと、まったく知らない世界のことなので、話を聞いているうちに面白そうだと思うようになった。…続きは本紙へ

■4面
◆近刊セレクト=
◎著:佐藤弘夫『死者の花嫁 葬送と追想の列島史』(幻戯書房)

◎著:バベット・ロスチャイルド『これだけは知っておきたいPTSDとトラウマの基礎知識』(創元社)


◆スポットライト=
◎著:小熊 英二『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後』(岩波書店)


■5面
◆新刊=
◎著:野上 暁『わたしが子どものころ戦争があった―児童文学者が語る現代史』(理論社)
わたしが子どものころ戦争があった―児童文学者が語る現代史

■7面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第203回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎上出来!画集『全Y字路』にYY(ワイワイ)!ヘアスタイルも絵も気分☆
◆連載=漢字点心<第145回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
「房」
◆映画時評<8月>/伊藤洋司(いとう・ようじ氏=中央大学教授・フランス文学専攻)
◎動物への生成変化の誘い
パスカル・フェラン『バードピープル』

☆新連載☆
『現代短歌むしめがね 戞.灰鵐團紂璽拭縞圈浸嚇長
 本号から毎週連載の「現代短歌むしめがね」を担当いただく山田航(やまだ・わたる)氏は、1983年札幌市生まれの歌人。「かばん」所属。2009年、現代短歌評論賞と角川短歌賞をダブル受賞し、2012年には穂村弘の短歌世界を解き明かす『世界中が夕焼け―穂村弘の短歌の秘密』や、第一歌集『さよならバグ・チルドレン』(27回北海道新聞短歌賞、57回現代歌人協会賞受賞)が話題となりました。連載も多数こなす山田氏の名作回文は「世界を崩したいなら泣いた雫を生かせ」。どうぞご期待ください。

▼お知らせ 週刊読書人増刊号PONTO Vol.3発売▼
うだるような暑さのピーク、都内にやや人が少なくなる月遅れのお盆の時期です。増刊号ポント3号では、「お盆」と「盆踊り」を大きく取り上げましたが、他にも見どころはたくさん。 表紙は原久路さん。「バルテュス絵画の考察」シリーズから構図の美しさと、そこはかとないエロスに惹かれてオファー。Ponto初のセピア写真、カラーよりも印刷の難しいことが分かりました。裏表紙は古賀絵里子さんの『一山』から「千羽鶴」。高野山の自然や人々の営みを切り取った色彩豊かな静寂です。ビジュアル見開きは、宇佐美雅浩さんの写真で、原爆ドームをバックに、数多の生と死に取り巻かれながら、早志百合子さんという一個人の人生が曼荼羅のように写し出される一枚。 ポントでは、タブロイド判という形態を活かしていきたいと思っています。その一つが大きなサイズで絵や写真を見せていくこと。また春画や秘宝館などの日本独特の性文化も、ビジュアルと活字を合わせて発信していきたいのです。連載以外で3号に登場いただいた執筆者には、「日本人の性と愛と婚活」について歴史家・作家の加来耕三さん、「七五調と日本の性(さが)」を歌人の山田航さん、「丁寧が過剰だと失礼になることをバカ丁寧な貴方はご存知か」はライターの武田砂鉄さんなど。小さな媒体だからこそ発信できる真実があるかもしれない、とはカッコよく言い過ぎでしょうか。

■8面
◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/森彰英(もり・あきひで氏=フリーライター)
◎今も書き続けるベースボールマガジン社長 池田哲雄 野球の面白さを伝えるのは、活字メディアだ(中)

◆出版メモ=
  

◆連載=ともかくスケッチ<第20回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アート・ディレクター)
◎東京五輪のエンブレム

◆ブックサロン=
◎著:吉形 みさこ『詩集 祈り』(文芸社)


▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:大岡 淳『21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる6つの対話』(光文社)
評:福島勲(ふくしま・いさお氏=北九州市立大学准教授・フランス文学・文化資源学専攻)


◆著:吉本 秀子『米国の沖縄占領と情報政策: 軍事主義の矛盾とカモフラージュ』(春風社)
評:我部政明(がべ・まさあき氏=琉球大学教授・国際政治学専攻)


◆著:デヴィッド・グレーバー『デモクラシー・プロジェクト: オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力』(航思社)
評:沖公祐(おき・こうすけ氏=香川大学経済学部教授・経済理論専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:芳川 泰久『謎とき『失われた時を求めて』』(新潮社)
評:野崎歓(のざき・かん氏=東京大学教授・フランス文学専攻)


◆著:ヨナス ヨナソン『国を救った数学少女』(西村書店)
評:福井信子(ふくい・のぶこ氏=東海大学教授・デンマーク語・北欧児童文学専攻)


◆著:柴田 哲孝『下山事件 暗殺者たちの夏』(祥伝社)
評:関口苑生(せきぐち・えんせい氏=文芸評論家)


◆著:村上 陽子『出来事の残響―原爆文学と沖縄文学』(インパクト出版会)
評:黒古一夫(くろこ・かずお氏=文芸評論家)


■6面<読物 文化>
◆著:横田冬彦『読書と読者』(平凡社)

◆著:鈴木俊幸『書籍の宇宙:広がりと体系』(平凡社)

評:長谷川一(はせがわ・はじめ氏=明治学院大学教授・メディア論・メディア思想・文化社会学専攻)

◆著:溝口彰子『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)
評:ヤマダトモコ(ヤマダ・トモコ氏=マンガ研究家)


◆著:阿部 嘉昭『平成ボーダー文化論』(水声社)
評:速水健朗(はやみず・けんろう氏=評論家)
平成ボーダー文化論 (水声文庫)

◆著:青砥 恭『若者の貧困・居場所・セカンドチャンス』(太郎次郎社エディタス)
評:生田武志(いくた・たけし氏=社会運動家)

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