2015年8月28日号 3104号

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▼特集▼
◇森一郎・齋藤元紀・池田喬鼎談<ハイデガー哲学の広がりをめぐって>
土着性と時代性を激しくずらしてゆく思考

20世紀哲学の「最大の巨人」――マルティン・ハイデガー。来年はハイデガー没後40年を迎える。『存在と時間』をはじめ、ハイデガーが遺した著作への研究は今尚進化をつづけている。1975年から刊行がはじまった『ハイデガー全集』も刊行継続中である(全102巻中90巻が刊行済)。現在日本におけるハイデガー研究はいかなる局面を迎えているのか。東北大学教授・森一郎、高千穂大学教授・齋藤元紀、明治大学専任講師・池田喬の三氏に鼎談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:ハイデガー研究は今盛んか
2:『黒ノート』が問いかけるもの
3:ハイデガーとユダヤ人
4:ハイデガーと近代日本の出会い
5:初期ハイデガーと『存在と時間』
6:ハイデガー哲学の広がり
7:時代に敏感だった哲学者

※もり・いちろう氏=東北大学教授、現象学・哲学専攻。東京大学大学院博士課程中退。著書に『死と誕生』など。1962年生。
  

※さいとう・もとき氏=高千穂大学教授、解釈学・哲学専攻。法政大学大学院博士課程単位取得退学。著書に『存在の解釈学』など。1968年生。
 

※いけだ・たかし氏=明治大学専任講師、哲学・倫理学専攻。東京大学大学院博士課程修了。著書に『ハイデガー 存在と行為』など。1977年生。
ハイデガー存在と行為―『存在と時間』の解釈と展開

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第63回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<プロレスラーの身体>1981年 シリーズ「英雄伝説アントニオ猪木」
★プロレスラーのトレーニングは激しく厳格だと感じた。地方興行先でも早くから試合会場に入って、二、三時間のストレッチとぶつかり稽古をする。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<205回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎旦那様にホの字の妻♡絵を描きたい因果な欲望
◆著者・訳者から読者へ=
◎NICU 新生児たちの生と死のドラマ/田中芳文

※たなか・よしふみ氏=島根県立大学看護学部教授
◎心とは何か?脳というコンピュータの上で走るプログラム/西川泰夫

※にしかわ・やすお氏=上智大学名誉教授・放送大学客員教授・心理学史・認知科学専攻
◆連載=現代短歌むしめがね<第3回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎#DIV/0! 無数に浮かぶ数がみな裁きの時に待つ未明にも
◆連載=漢字点心<第147回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「役」
◆夜郎戯暦/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
◎8月4日 1821年 ルイ・ヴィトン生誕(仏:鞄職人)、1830年 吉田松陰生誕(幕末の思想家、兵学家)
★気になるイラストは本紙へ!

■6面
◆新刊=
◎著:医療問題研究会『甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える: 福島で進行する低線量・内部被ばく』(耕文社)


■7面
◆レポート=北京大学版『中国の文明』全8巻 出版記念会開催

★7月30日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで潮出版社創業55周年を記念して刊行開始された北京大学版『中国の文明』(全8巻)の出版記念会が行われた。原著は北京大学出版社より2006年に刊行された『中華文明史』。同書は海外でも翻訳出版され、英語版に続いての日本語版となる。監修・監訳を務めたのは早稲田大学教授・稲畑耕一郎氏刊行されている。第2回配
本『ダこδ觜颪箸靴討諒弧澄秕紂筺戮9月25日刊行予定、その後隔月発売。
◆受賞=第153回芥川賞・直木賞 授賞式開催
8月21日、東京都内の会場で第百五十三回芥川賞と直木賞の授賞式が行われ、芥川賞受賞の羽田圭介氏(「スクラップ・アンド・ビルド」文學界3月号)と又吉直樹氏(「火花」文學界2月号)と直木賞の東山彰良氏(『流』講談社刊)の三氏に賞が贈呈された。
★選考委員、受賞者のコメント全文はこちらから
◆ともかくスケッチ<第21回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アート・ディレクター)
◎お笑い「百年計画」
◆ブックサロン=◎著:前田弘子『かげのふみ 時に諭されて』(文芸社)


■8面
◆特集=芥川賞につて話をしよう第8弾(小谷野敦・栗原裕一郎)@読書人スタヂオ

★「芥川賞について話をしよう」(小谷野敦・栗原裕一郎)第8弾をお送りします。今回の対談は、東京・神楽坂の「読書人スタヂオ」において公開で行われた。第153回芥川賞受賞作は羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」と又吉直樹「火花」。他の候補作は内村薫風「МとΣ」、島本理生「夏の裁断」、高橋弘希「朝顔の日」、滝口悠生「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」だった。

<主なコンテンツ>
1:保坂スクール
2:保守と前衛の現在
3:クスリフェチ小説
4:「SM」から「介護」へ

※こやの・あつし氏=作家・比較文学者。東京大学大学院博士課程修了。著書に「母子寮前」「ヌエのいた家」「川端康成伝」など。1962年生。
    

※くりはら・ゆういちろう氏=評論家。東京大学除籍。著書に「<盗作>の文学史」、共著書に「石原慎太郎を読んでみた」など。1965年生。
 

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:木宮 正史、安倍 誠『日韓関係史 1965-2015 I 政治』(東京大学出版会)
評:石坂浩一(いしざか・こういち氏=立教大学教員・韓国近現代史専攻)
 

◆著:フランソワ・フュレ『歴史の仕事場』(藤原書店)
評:睫斃ι廖覆燭ぎ・いさお氏=名古屋工業大学教授・フランス近代史専攻)


◆著:杉山 滋郎『中谷宇吉郎:人の役に立つ研究をせよ』(ミネルヴァ書房)
評:猪野修治(いの・しゅうじ氏=湘南科学史懇話会代表)


◆著:W・シヴェルブシュ『三つの新体制――ファシズム、ナチズム、ニューディール』(名古屋大学出版会)
評:井上茂子(いのうえ・しげこ氏=上智大学教授・ヨーロッパ近現代史専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:上田 岳弘『私の恋人』(新潮社)
評:藤田直哉(ふじた・なおや氏=文芸評論家)


◆著:芳川 泰久『ボヴァリー夫人』をごく私的に読む―自由間接話法とテクスト契約(せりか書房)
評:澤田直(さわだ・なお氏=立教大学教授・哲学・フランス語圏文学専攻)


◆著:佐藤 泰正『文学の力とは何か―漱石・透谷・賢治ほかにふれつつ』(翰林書房)
評:尾西康充(おにし・やすみつ氏=三重大学教授・日本近代文学専攻)


◆編:村上 龍『オールド・テロリスト』(文藝春秋)
評:長瀬海(ながせ・かい氏=書評家・ライター)


■6面<読物 文化>
◆著:瀬戸山 玄『狙撃手、前へ!――ある父島移民の戦争』(岩波書店)
評:岩尾光代(いわお・みつよ氏=ジャーナリスト)


◆著:宮入恭平『J−POP文化論』(彩流社)
評:太田省一(おおた・しょういち氏=社会学者)


◆著:堀江 敏幸『仰向けの言葉』(平凡社)
評:布施英利(ふせ・ひでと氏=批評家)


◆著:高橋 弘樹『敗者の読書術―圧倒的な力の差をくつがえす発想法』(主婦の友社)
評:切通理作(きりどおし・りさく氏=評論家)

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