2015年10月23日号 3112号

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▼特集▼
◇長崎浩・小松美彦対談 <東大闘争と科学技術批判>
山本義隆『私の1960年代』(金曜日をめぐって)



★元東大全共闘代表である山本義隆氏が『私の1960年代』(金曜日)を上梓した。自らの全共闘運動・東大闘争における経験と、近代日本の科学技術を批判的に語った一冊である。東大闘争終結後、これまで沈黙を守ってきた山本氏が、あの時代について何を語ろうとしているのか。強い注目が集まっている。当時、助手共闘に所属し、山本氏と個人的な交友関係もある評論家の長崎浩氏と、全共闘運動を下の世代から共感を持って見続けていた小松美彦氏(武蔵野大学教授)に、山本氏の本をめぐって対談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:大学・知識人批判
2:解放空間を目指す
3:武谷技術論と主体性唯物論
4:近代合理主義批判
5:新興科学が野放しに
6:内在的批判は可能か

★やまもと・よしたか氏=駿台予備校勤務・科学史家。元東大全共闘代表。「磁力と重力の発見」でパピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞。著書に「知性の叛乱」「古典力学の形成」など。1941年生。

★ながさき・ひろし氏=評論家。政治思想・科学技術・身体運動論を論じる。著書に「叛乱論」「革命の哲学」など。1937年生。
    

★こまつ・よしひこ氏=武蔵野大学教授。科学史・科学論・生命倫理学専攻。著書に「生権力の歴史」「死は共鳴する」など。1955年生。
     

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第71回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<キッチン>1987年 シリーズ「フナバシストーリー」
★団地でカメラを持って歩く日が多くなると、道路端に集まって世間話をしている主婦たちの視線がしだいに怖くなった。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<213回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎おかわりぃ!に♡(ハート)鷲づかみ。衝動買いのタキシード

◆連載=著者から読者へ
◎戦争をしないためにラグビーをするんだ!/藤島大
著:藤島 大『人類のためだ。: ラグビーエッセー選集』(鉄筆)


◆連載=現代短歌むしめがね<第11回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎サテライトオフィスは暮れて砂を吐く巻貝のごとマウスが重い /錦見映理子『ガーデニア・ガーデン』(2003)

◆連載=漢字点心<第155回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎商

◆レポート=『東京23話』山内マリコ×『名古屋16話』吉川トリコ ☆トークイベント開催
★女による女のためのR―18文学賞」からデビューした山内マリコ、吉川トリコ両氏が、それぞれ『東京23話』『名古屋16話』(共にポプラ社刊)を上梓した。東京新聞、中日新聞のウェブ媒体で、東京、名古屋の街を舞台に連載した作品集で、9月5日に刊行を記念したトークイベントが三省堂池袋本店で行われた。
 

◆連載=夜郎戯暦<10月>/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
◎10月7日 バーコードの日 1952年 アメリカでバーコードの特許が認められた /1952年 ウラジーミル・プーチン生誕(ロシア大統領)

■7面
◆レポート=第3回河合隼雄物語賞・学芸賞記念講演会レポート 「詩の朗読とインタビュー 谷川俊太郎さんに聞く―河合隼雄との思い出」
お話と朗読 谷川俊太郎(詩人)・利き手 河合隼雄(河合隼雄財団代表理事・臨床心理学者)

★10月12日(月・祝)、京都市左京区にある京都大学稲盛財団記念館で、「詩の朗読とインタビュー 谷川俊太郎さんに聞く―河合隼雄との思い出」が開催された。約2時間半の講演では、谷川俊太郎氏による詩の朗読と、河合隼雄財団代表理事で臨床心理学者の河合俊雄氏が聞き手を務めて、対話形式でインタビューが行われた。その模様を一部抄録してレポートする。

<主なコンテンツ>
1:コモンセンス・ノンセンス 非人情
2:老賢者、曼荼羅 そこに美しい言葉が存在しているだけ
3:悲しみとユーモア 言葉を越えたもの

◆レポート=保坂和志・佐々木敦 読みあぐねている人のための小島信夫入門 <<小島信夫短篇集成>>完結+<<小島信夫長篇集成>>刊行記念開始トークイベント抄録

★小島信夫の生誕百周年を迎えた今年、水声社から刊行されていた《小島信夫短篇集成》(全8巻)の完結と、超長篇『別れる理由』からスタートした《小島信夫長篇集成》の刊行開始を記念して、作家の保坂和志氏と批評家の佐々木敦氏のお二人が小島文学について縦横無尽に語ったイベントが、10月6日にMARUZEN&ジュンク堂渋谷店で開催された。当日の模様の一部を紙上で再現する。 

■8面
◆受賞=
第51回谷崎潤一郎賞

第10回中央公論文芸賞
 
★10月13日、東京・丸ノ内のパレスホテルにて、第五十一回谷崎潤一郎賞と第十回中央公論文芸賞の贈呈式が開催され、谷崎賞の江國香織氏『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(朝日新聞出版)と、中公文芸賞の篠田節子氏の『インドクリスタル』(KADOKAWA)と中島京子氏の『長いお別れ』(文藝春秋)の二作にそれぞれ正賞と副賞が贈呈された。

◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎負の遺産としての「南京大虐殺」

◆連載=ブックサロン
著:小川 トキ子『同級生が眩しかった 一司書の独りごち』(文芸社)


◆出版メモ=
 

◆連載=ともかくスケッチ<第25回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎余計なことだけど

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:ハンナ・アーレント『活動的生』(みすず書房)
評:矢野久美子(やの・くみこ氏=フェリス女学院大学教授・ドイツ政治文化論・思想史専攻)


◆著:似田貝 香門『震災と市民1 連帯経済とコミュニティ再生/ 震災と市民2 支援とケア』(東京大学出版会)
評:好井裕明(よしい・ひろあき氏=日本大学文理学部教授・社会学・エスノメソドロジー専攻)
 

◆著:宇野 邦一『ドゥルーズ・知覚・イメージ―映像生態学の生成』(せりか書房)
評:佐藤淳二(さとう・じゅんじ氏=北海道大学大学院教員・フランス思想専攻)


◆著:今福 龍太『わたしたちは難破者である』(河出書房新社)
評:金子遊(かねこ・ゆう氏=映像作家・民族誌学)


■5面<文学 芸術>
◆著:鵜殿 えりか『トニ・モリスンの小説』(彩流社)
評:荒このみ(あら・このみ氏=専修大学非常勤講師・アメリカ文学専攻)


◆著:ジョシュ『バイクとユニコーン (はじめて出逢う世界のおはなし)』(東宣出版)
評:伊高浩昭(いだか・ひろあき氏=ジャーナリスト)


◆著:岩城 けい『Masato』(集英社)
評:武者圭子(むしゃ・けいこ氏=翻訳家)


◆著:リディア・デイヴィス『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(作品社)
評:上原尚子(うえはら・なおこ氏=翻訳者、ライター)


■6面<読物 文化>
◆著:近藤 正高『タモリと戦後ニッポン』(講談社)
評:泉麻人(いずみ・あさと氏=コラムニスト)


◆著:山本 ゆかり『春画を旅する』(柏書房)
評:佐伯順子(さえき・じゅんこ氏=同志社大学教授・比較文学比較文化・女性文化史専攻)


◆著:岸和郎『デッドエンド・モダニズム』(LIXIL出版)
評:市川紘司(いちかわ・こうじ氏=東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手)


◆著:瀧野 隆浩『自衛隊のリアル』(河出書房新社)
評:雨宮処凛(あまみや・かりん氏=作家)

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