2015年10月30日号 3113号

280円(税込)

定価 280円(税込)

▼特集▼
◇渡辺直己・堀千晶対談 <砂漠の中のドゥルーズ>
『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』(KADOKAWA)をめぐって



★二〇世紀のフランスを代表する哲学者ジル・ドゥルーズが亡くなってから二〇年が経過する。この記念の年に、ドゥルーズの七時間半に及ぶインタビューを収めたDVDブック『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』が翻訳発売された(説書付き、監修=國分功一郎、字幕翻訳=千葉雅也・三浦哲哉・角井誠・須藤健太郎・岡嶋隆佑・KADOKAWA)。四半世紀前に語られた哲学者の言葉は未だ輝きを失っていない。DVDブックをめぐって、早稲田大学教授・渡部直己氏と、早稲田大学助教・堀千晶氏に対談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:待ち伏せのため
2:限定性の生産力
3:ランシエールの批判
4:「概念を創造する」こと
5:抵抗行為としての芸術
6:『日本小説技術史』

※わたなべ・なおみ氏=早稲田大学教授・文芸評論家。早稲田大学卒。著書に「日本小説技術史」など。1952年生。
    

※ほり・ちあき氏=早稲田大学助教・仏文学者。共著に「ドゥルーズ キーワード89」など。1981年生。


▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第72回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<読書>1987年 シリーズ「フナバシストーリー」
★この「フナバシストーリー」は、市役所ロビーでの展示以外に写真集を作ろうと考えてみたのだが、団地の生活ではテーマがあまりにも普通過ぎると、どこの出版社からも断わられた。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<214回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎華やぐタキシード、大仕事、祝宴の一週間

◆連載=著者から読者へ
◎マンホールの教えてくれること/石井英俊
著:石井英俊『マンホール:意匠があらわす日本の文化と歴史』(ミネルヴァ書房)


◆連載=現代短歌むしめがね<第12回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎たった一つのことが言えずに昼下がり 野球ゲームに興じる二人 /俵万智『サラダ記念日』(1987)

◆連載=漢字点心<第156回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「肆」

◆連載=文芸同人誌評/白川正芳(しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)
◎台所と該当が素材の清々しい詩(著:高橋弘美「野菜の詩」)
◎四季を背景にすたらない文化文芸を(著:清水亮鳴「身近な生き物たち」)

◆連載=フォト&アート
◎著:サイモン アケロイド『ボタニカルイラストで見る野菜の歴史百科: 栽培法から料理まで』(原書房)
★「自宅の裏口からほんの数メートルのところで体験できる冒険」、それが野菜作りだ。畑を耕して、みずみずしい野菜を採ることができるのは格別な喜びだろうとつくづく思う。本書は約􅅓種の野菜の栽培、保存、調理についての解説書。ボタニカルイラストが毎ページごとにカラーで入り、目でも野菜の形、ツヤ、美しさを味わうことができる。おいしいものはつまり美しいものなのかもしれない。

■8面
◆連載=元気に、出版。出版、元気に。
◎追悼・川鍋孝文 あらためて「日刊ゲンダイ」創刊を振り返る(上)

◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎負の遺産としての「南京大虐殺」

◆連載=ブックサロン
著:小川 トキ子『同級生が眩しかった 一司書の独りごち』(文芸社)


◆出版メモ=
レヴァイアサン 57号(2015 秋) 特集:日本における「左右対立」の現在 

◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◎安倍晋三首相は「国家性善説」

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:ビル コヴァッチ『インテリジェンス・ジャーナリズム: 確かなニュースを見極めるための考え方と実践』(ミネルヴァ書房)
評:諸橋泰樹(もろはし・たいき氏=フェリス女学院大学教員・メディア論専攻)


◆著:羅 永生『誰も知らない 香港現代思想史』(共和国)
評:本橋哲也(もとはし・てつや氏=東京経済大学教員・カルチュラル・スタディーズ専攻)


◆著:ローラン・ジョフラン『68年5月』(インスクリプト)
評:松本潤一郎(まつもと・じゅんいちろう氏=文筆者)


■5面<文学 芸術>
◆著:ミシェル ウエルベック『服従』(河出書房新社)
評:堀千晶(ほり・ちあき氏=仏文学者)


◆著:岩阪 恵子『わたしの木下杢太郎』(講談社)
評:林浩平(はやし・こうへい氏=詩人・恵泉女学園大学特任教授)


◆著:古橋信孝『柿本人麿:神とあらはれし事もたびたびの事也』(ミネルヴァ書房)
評:岡部隆志(おかべ・たかし氏=共立女子短期大学教授・日本古代文学専攻)


◆著:衛藤 吉則『松本清張にみるノンフィクションとフィクションのはざま: 「哲学館事件」(『小説東京帝国大学』)を読み解く』(御茶の水書房)
評:綾目広治(あやめ・ひろはる氏=ノートルダム清心女子大学教授・日本近代文学専攻)


■6面<読物 文化>
◆著:黒岩 有希『ニキとヨーコ―下町の女将からニキ・ド・サンファルのコレクターへ』(NHK出版)
評:森山明子(もりやま・あきこ氏=デザインジャーナリスト)


◆著:李 斗暎『韓国出版発展史―1945〜2010』(出版メディアパル)
評:芝田正夫(しばた・まさお氏=関西学院大学教授・メディア史専攻)
韓国出版発展史―1945~2010

◆著:ロジャー・シャタック『祝宴の時代:ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』(白水社)
評:合田陽祐(ごうだ・ようすけ氏=山形大学専任講師・フランス文学専攻)


◆著:マイケル マローン『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』(文藝春秋)
評:吉野太喜(よしの・ひろき氏=ライター)


■7面<学術 文学>
◆著:野上 照代『黒澤 明 樹海の迷宮: 映画「デルス・ウザーラ」全記録1971-1975』(小学館)
評:仲世古佳伸(なかせこ・けいしん氏=アートディレクター)


◆著:金森 修『知識の政治学―“真理の生産”はいかにして行われるか』(せりか書房)
評:廣野喜洋(ひろの・よしゆき氏=東京大学教授・科学史・科学哲学専攻)


◆著:佐藤恵子『ヘッケルと進化の夢』(工作舎)
評:金子務(かねこ・つとむ氏=科学思想史家)


◆著:金承『ソウル1964年 冬 ―金承短編集―』(三一書房)
評:川村湊(かわむら・みなと氏=文芸評論家)

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