2015年11月6日号 3114号

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▼特集▼
◇鈴木一誌・増田玲対談<本作りの理想郷>
DVDブック『世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅』(新潮社)をめぐって



★企画から編集、印刷までを一貫して行なう、ドイツの出版社シュタイデル社。ロバート・フランク、カール・ラガーフェルド、ギュンター・グラスなど、数多くのアーティスト・作家たちに愛されてきた。そのシュタイデル社を率いるのが、ゲルハルト・シュタイデルであり、彼の活動を映像におさめたDVDブックが刊行された。この本をめぐって、ブックデザイナーの鈴木一誌氏と、国立近代美術館主任研究員の増田玲氏に対談をしてもらった。

<主なコンテンツ>
1:出版・印刷人の日常を描く
2:世界中にいる収集家
3:写真の歴史と現状も表現
4:ブックメーカー
5:アーティストとのたたかい
6:紙の洞穴の探索

※すずき・ひとし氏=ブックデザイナー・映画評論家。著書に「ページと力」など。1950年生。
  

※ますだ・れい氏=東京国立近代美術館主任研究員。写真史専攻。近年「ジョセフ・クーデルカ」展、「奈良原一高 王国」展などを担当。1968年生。

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第73回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<日光浴>1987年 シリーズ「フナバシストーリー」
★「噂話の構造」より(二) 噂話の内容は他人の悪口ということになるのだが、そのタイプが大きく分けて二つある。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<215回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎今更ポップアーティスト。前近代的土着の土地でなんでもあり!山田横尾展

◆連載=映画時評<11月>/伊藤洋司(いとう・ようじ氏=中央大学教授・フランス文学専攻)
◎多層的複数性の艶やかな祝福
ベルトラン・ボネロ「サンローラン」

◆連載=現代短歌むしめがね<第13回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎ゲーム機をあやつるような実技受け高齢者講習修了証書 /玉井清弘『屋嶋』(2013)

◆連載=漢字点心<第157回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「于」※音読みで「ウ」

◆連載=フォト&アート
◎著:堀 忠三『写真集 老農: 北上高地の生 40年の記録』(一葉社)
写真集 老農: 北上高地の生 40年の記録
★北上高地に四〇年にわたって通い続け、山背と呼ばれる冷たく湿った風と闘いながら、作物をつくり、傾斜を利用して牛を育てる人びとを写し続けた写真集。厳しい自然は、そこに生きる人びとの顔、手に刻み込まれたとき、なぜだかあったかいものに見えてくる。

◆本の国へようこそ<第65回 テーマ:どうぶつ>
★絵本に動物は欠かせない存在です。ときにかわいく、ときにずるがしこく、ときにユーモラスに…人間にない魅力そのままに、擬人化された動物たちが、物語の世界をいろどってくれます。くま、きつね、ワニ、キリギリスやアリ、さてどの物語から読みましょう?
   

◆文庫日和=
◎著:谷 真介『ジュリア・おたあ―あらしの時代に生きたキリシタン』(パウロ文庫)
ジュリア・おたあ―あらしの時代に生きたキリシタン (パウロ文庫)

■4面
◆論調<11月>/羽根次郎(はね・じろう氏=明治大学専任講師・現代中国論専攻)
◎マイノリティ・ポリティクスの急所 アイデンティティという意識に限定された問題系の「脆さ」

■5面
◆文芸<11月>/倉本さおり(くらもと・さおり氏=フリーライター)
◎逆算できないエネルギーの輝き 「新人」に期待されているものとは

◆新刊=
著:ヴァレリー スミス『トニ・モリスン: 寓意と想像の文学』(彩流社)


■6面
◆新刊=
著:井上 理津子『親を送る』(集英社インターナショナル発行、集英社発売)


■7面
◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/森彰英(もり・あきひで氏=フリーライター)
◎追悼・川鍋孝文 あらためて「日刊ゲンダイ」創刊を振り返る(中)

◆連載=ともかくスケッチ/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎「勝利」の二文字

◆連載=ブックサロン
著:小川 トキ子『同級生が眩しかった 一司書の独りごち』(文芸社)


◆出版メモ=
◎著:田中淑恵『本の夢 小さな夢の本』(芸術新聞社)


◎著:関西民放クラブ「メディア・ウオッチング」世話人代表 辻一郎・貝谷昌治・出野徹之・武田朋『民間放送のかがやいていたころ ゼロからの歴史51人の証言』(大阪公立大学共同出版会)


◆受賞=
第9回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」贈呈式開催

▼今週の書評▼
■4面<学術 思想>
◆著:リチャード・T. シェーファー『脱文明のユートピアを求めて』(筑摩書房)
評:高橋弘(たかはし・ひろし氏=元・淑徳大学教授・アメリカ研究)


◆著:横地 徳広『超越のエチカ: ハイデガー・世界戦争・レヴィナス』(ねぷうま舎)
評:渡名喜庸哲(となき・ようてつ氏=慶應義塾大学専任講師フランス哲学・社会思想専攻)


■5面<文学 芸術>
◆著:カチュール・マンデス『童貞王』(国書刊行会)
評:小宮正安(こみや・まさやす氏=横浜国立大学教授・ドイツ文学・ヨーロッパ文化史専攻)


◆著:日和 聡子『校舎の静脈』(新潮社)
評:美月レンカ(みづき・れんか氏=作家・音楽家)


■6面<読物 文化>
◆著:五十嵐 太郎『忘却しない建築』(春秋社)
評:畑中章宏(はたなか・あきひろ氏=作家・編集者・民俗学者)


◆著:佐藤弘夫『死者の花嫁 葬送と追想の列島史』(幻戯書房)
評:先崎章容(せんざき・あきなか氏=東日本国際大学教授・近代日本思想史・倫理学専攻)


◆著:中沢 けい『アンチヘイト・ダイアローグ』(人文書院)
評:池田雄一(いけだ・ゆういち氏=文芸評論家)


◆著:新井 裕子『イスラムと音楽 〜イスラムは音楽を忌避しているのか』(スタイルノート)
評:下山静香(しもやま・しずか氏=ピアニスト・東京大学ほか非常勤講師)

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