2016年1月22日号 3124号

280円(税込)

定価 280円(税込)

▼特集▼
蓮實重彦インタビュー(聞き手=伊藤洋司)原節子と日本の名女優
追悼・原節子 ―山田五十鈴・小暮実千代・杉村春子・有馬稲子・岡田茉莉子・香川京子・高峰秀子・若尾文子・京マチ子・岸惠子・司葉子
★戦前・戦後を通して活躍し、四二歳の若さで引退した女優・原節子が、昨年九月五日亡くなったことが、作年末に報じられた。新聞各紙では一面で報じられた。都内の書店でも、追悼フェアが開催され、老若男女問わず、原節子の関連本を手に取る姿が見かけられた。フォトブック『原節子』もそんな一冊。映画スチール等で二八年にわたる活動の歴史を振り返る。「永遠の処女」というイメージが流布しているが、果たして原節子とはどのような女優だったのか。映画批評家の蓮實重彥彦氏にお話しをうかがった。また原節子と同時代に活躍した日本の名女優についても合わせてうかがった。聞き手は本紙映画時評担当・伊藤洋司氏にお願いした。

<1面のコンテンツ>
1:小津映画の原節子
2:演出の時間と演技の時間
3:『上海陸戦隊』の中国女役
4:天下一品の演技
5:『近松物語』の香川京子
6:小津映画の四番バッター

※はすみ・しげひこ氏=映画批評家・仏文学者。元東大総長。著書に「『ボヴァリー夫人』論」「監督 小津安二郎」など。一九三六年生。
     

※いとう・ようじ氏=中央大学教授・フランス文学専攻。「週刊読書人」映画時評担当。共著に「映像表現の地平」「フランス文化事典」など。一九六九年生。
 

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第82回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<鳥市>1996年 シリーズ「1990年代北京」
★一九七四年からアサヒカメラ連載として撮影をはじめた「村へ」は、ライカM3、M4にレンズをエルマリート28ミリF2・8に変えて、それまでの書き割り的背景ではなく、人や物を中心に接近して撮るように
した。…続きは本紙へ

■7面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<225回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎躰の神秘と病室の孤独 自分に向き合う好機なり

◆連載=漢字点心<第166回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「痛」

◆連載=現代短歌むしめがね<第22回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎竜王とコンピュータの将棋見るもうしばらくは竜王が勝つ/竹村公作『ビニールの薄い手袋』(2012)

◆連載=夜郎戯曆〈一月〉/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家)
1月21日 料理番組の日
1937年 イギリスBBC テレビで料理番組の元祖と言われる番組 「夕べの料理」の放送開始
1963年 「キユーピー3分クッキング」放送開始
★ビッグコミックオリジナル増刊号で好評連載中の自伝的漫画『生まれたときから下手くそ 1』(小学館・850円)と、故郷四万十のフリーペーパーに書きつづったエッセイ『なんちゃあない話』(実業之日本社・800円)が1月29日(金)、同時発売。『深夜食堂』誕生の背景、安倍さんの人生の一部をたっぷり楽しむチャンスです!
生まれたときから下手くそ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) 

◇新連載=あの人に会いたい 嵜慌書店・森岡督行さん紂/江原礼子(えはら・れいこ氏=フリー編集・ライター、イベントプロデューサー)
★2015年5月、東京・銀座のちょっと静かな界隈に、森岡書店がオープンした。森岡督行さんとは、同年3月、あるギャラリーでのイベントで、トークライブをさせていただいたが、真摯で誠実な語り口が印象に残っていた。茅場町の趣きのある古いビルで8年、ギャラリー兼古書店を営んでいた森岡さんが、何を考えて今度は銀座に「1冊の本を売る店」を目指したのか――
★江原礼子さんについても詳しくご紹介しております!!是非チェックしてみてください。

◆文庫日和=
著:清水 義範『考えすぎた人: お笑い哲学者列伝』(新潮文庫)


■4面
◆スポットライト=
著:中部大学『アリーナ 第18号(2015) 戦後史の召喚』(中部大学学校・風媒社発売)

★年に1〜2回発行される雑誌『アリーナ』は、毎号、内容の濃い特集を組んでいる。今回のテーマは「戦後史の召喚」。編集長の小島亮中部大学教授は、特集の冒頭「戦後史を召喚すること」の中で、本特集の意図を次のように語っている…続きは本紙へ。

■6面
◆新刊=
著:増井 金典『名言・格言・ことわざ辞典』(ミネルヴァ書房)


■7面
◆開催レポート=第6回書店新風会女子会
★新年の幕開けを飾る、第6回書店新風会女子会が1月6日、東京・新宿区のハイアットリージェンシー東京で開催された。今回はテーマを「Authentic(オーセンティック)―『本物』を見出す心」と題し、衒針渕丗緝充萃役社長の下中美都氏、暮しの手帖社前社長で螢哀蝓璽鵐轡腑奪彗緝充萃役社長の横山泰子氏の両名が講演。柏書房蠡緝充萃役社長の富澤凡子氏が進行を務めた。

◆連載=ともかくスケッチ<第31回> /長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アート・ディレクター)
◎芝居の楽しみ方

◆出版メモ=
◎著:佐藤 和助『図解とQ&Aで実務がわかる法定調書のすべて』(一般財団法人 大蔵財務協会)
図解とQ&Aで実務がわかる法定調書のすべて

■7〜8面
◆特集「日本文明と地方創生」シンポジウム 日米開戦記念日に、あらためて地方創生と日本の将来を考える(石破茂×デービッド・アトキンソン×針原寿朗×猪瀬直樹)
★シンクタンク・日本文明研究所の第二回シンポジウムが、二〇一五年十二月八日、東京渋谷の日本経済大学で開催された。基調講演に立ったのは地方創生担当大臣の石破茂氏(7面に掲載)。「日米開戦記念日に、あらためて地方創生と日本の将来を考える」と題して語られた。その後、石破大臣を交え、『新・観光立国論』が話題となっているアナリストのデービッド・アトキンソン氏、前農林水産審議官の針原寿朗氏と、日本文明研究所所長の猪瀬直樹氏の司会で、パネルディスカッション「日本文明と地方創生―「強み」=「弱み」で読み解く日本の勝ち残り戦略」が行なわれた。その一部を載録させていただいた。

★いしば・しげる氏=自民党衆議院議員。三井住友銀行を経て衆議院議員(10期)、内閣府特命担当大臣、地方創生担当大臣、水月会会長。1957年生。
   
★デービッド・アトキンソン氏=小西美術工藝社代表取締役社長。元ゴールドマン・サックスアナリスト。裏千家茶名「宗真」拝受。『新・観光立国論』で山本七平賞受賞。1965年生。
  
★はりはら・ひさお氏=住友商事顧問。80年農水省入省、2015年8月まで農林水産審議官。1956年生。
★いのせ・なおき氏=作家。日本文明研究所所長。東京都副知事、都知事を経る。『ミカドの肖像』『日本国の研究』『救出』ほか著書多数。1946年生。
   

▼今週の書評▼
■4面
◆渡名喜庸哲・森元庸介編『カタストロフからの哲学』(以文社)
評:塚原 史(つかはら・ふみ氏=早稲田大学教授・フランス現代思想専攻)


◆品川哲彦著『倫理学の話』(ナカニシヤ出版)
評:江口 聡(えぐち・さとし氏=京都女子大学教授・哲学・倫理学専攻)


◆草柳千早著『日常の最前線としての身体』(世界思想社)
評:好井裕明(よしい・ひろあき氏=日本大学文理学部教授・社会学・エスノメソドロジー専攻)


■5面
◆円城塔著『エピローグ』(早川書房)『プロローグ』(文藝春秋)
評:巽 孝之(たつみ・たかゆき氏=慶應義塾大学教授・アメリカ文学専攻)
 

◆那須正幹著『ズッコケ熟年三人組』(ポプラ社)
評:野上 暁(のがみ・あきら氏=評論家)


◆富塚昌輝著『近代小説という問い』(翰林書房)
評:中村三春(なかむら・みはる氏=北海道大学教授・日本文学専攻)


■6面
◆森史朗著『零戦 7人のサムライ』(文藝春秋)
評:稲垣真澄(いながき・ますみ氏=評論家)


◆浜口裕子著『満洲国留日学生の日中関係史』(勁草書房)
評:平野健一郎(ひらの・けんいちろう氏=東京大学名誉教授・国際関係論専攻)


◆在本彌生著『わたしの獣たち』(青幻舎)
評:楠本亜紀(くすもと・あき氏=写真評論家)


◆岳真也著『此処にいる空海』(牧野出版)
評:大久保智弘(おおくぼ・ともひろ氏=時代小説家)

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