2016年2月19日号 3128号

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▼特集▼
大澤真幸・大黒弘慈対談 <「21世紀の資本」を超えて>
ピケティよりもマルクス
 
★現代の資本主義について、根本的に再検討を迫る二冊の書物が刊行された。大黒弘慈著『模倣と権力の経済学』(岩波書店、二〇一五年十二月刊)、『マルクスと贋金づくりたち』(同、二〇一六年一月刊行)である。マネー経済が猛威をふるうなかで、新たな社会像と価値観を構想することができるのか。マルクスやフーコー、宇野弘蔵の理論を使い、またギリシャ哲学にまで遡って考察する、壮大な理論的試みとなる。二冊の本の刊行を機に、大黒氏と、社会学者・大澤真幸氏に対談をしてもらった。

<コンテンツ>
1:「類似」の思考
2:「模倣」と権力
3:究極の一手
4:ディオゲネス
5:交換様式D
6:宇野理論の可能性

★おおさわ。まさち氏=社会学者。著書に「自由という牢獄」「不可能性の時代」「夢よりも深い覚醒へ」など。一九五八年生。
    
★だいこく・こうじ氏=京都大学教授・経済理論・経済学史(経済思想史)専攻。著書に「貨幣と信用」など。一九六四年生。
貨幣と信用―純粋資本主義批判

▼今週の読物▼
■1面
◆連載=写真家の記憶の抽斗<第86回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家)
<ヒヨコ>1997年 シリーズ「1990年代北京」
★1996年NHKBSドキュメンタリー「中国の素顔を撮る」は、今の時代の中国で普通の生活をしている普通の人たちをテーマにして写真を撮っている7人の紀実写真家をたずねて、彼らの写真を紹介してインタビューする番組だった。…続きは本紙へ

■3面
◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<229回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家)
◎長期入院は狂気…限界 退院♡と一月遅れの新年

◆連載=漢字点心<第170回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター)
◎「窘」※たしなめる

◆連載=現代短歌むしめがね<第26回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人)
◎桑折町オフィシャルウェブサイトに確かむる仮置場周辺放射線量測定値/本田一弘『磐梯』(2014)

◆フォト&アート=
◎著:佐藤 洋一『米軍が見た東京1945秋』(洋泉社)


◆連載=あの人に会いたい/江原礼子 <『暮らしのおへそ』一田憲子さん(上)>
今から10年前に『私のカントリー』別冊として刊行が始まった『暮らしのおへそ』は、派手さはないけれど、心にすとんと落ちることが必ず1つ、2つある読み捨てにできない書籍のような雑誌だ。この雑誌を企画し、10年かけて育て続けている一田憲子さんに久しぶりにお会いして、お話をうかがった。

◆連載=夜郎戯暦(ヤロウザレゴヨミ)<2月>/安倍夜郎
◎ダーウィンの日、レトルトカレーの日
★原画展開催中★
「生まれたときから下手くそ」1集(小学館ビッグコミックスペシャル)と、「なんちゃあない話」(実業之日本社)、2作品同時発売を記念しての開催です。上記2作の原画が間近で見られます! 3月5日(土)まで。 ▼住所:東京都杉並区高円寺南3―69―1▼電話:03―3310―2020▼年中無休 17時半〜25時(ラストオーダー24時半)※チャージ300円/ワンオーダーお願いします。

■5面
◆新刊=◎著:車 浮代『えんま寄席 江戸落語外伝』(実業之日本社)


■7面
◆室井尚会見「文系学部はどうなる」レポート
★一月二八日、東京・日比谷の日本記者クラブで、横浜国立大学教授・室井尚氏の会見「文系学部はどうなる」が開かれた。昨年末に『文系学部解体』(角川新書)を上梓した室井氏が、国立大学の現状と、文部科学省が推し進める大学改革(=改悪)について、一時間半にわたって熱弁をふるった。その模様をレポートする。


■8面
◆台湾ブックショップ・ツアー★ その2 台湾にみる出版文化のあり方とは?/西山雅子(にしやま・まさこ氏=フリー編集者)

◆連載=元気に、出版。出版、元気に。
女性の生き方を追求し続けて 100年目を迎えた「婦人公論」(上)/森彰英(もり・あきひで氏=ジャーナリスト)

◆連載=ともかくスケッチ<第33回>/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター)
◎装釘のこと

▼今週の書評▼
■4面
◆森元斎著『具体性の哲学』(以文社)
評:田中 裕(たなか・ゆたか氏=上智大学教授・哲学専攻)


◆汪暉著『世界史のなかの東アジア』(青土社)
評:石井 剛(いしい・つよし氏=東京大学准教授・中国近代思想史・哲学専攻)
 

◆若林千代著『ジープと砂塵』(有志舎)
評:大野光明(おおの・みつあき氏=大阪大学特任助教・歴史社会学・社会運動論専攻)


◆「朝鮮学校物語」日本版編集委員会編『朝鮮学校物語』(花伝社)
評:田仲康博(たなか・やすひろ氏=国際基督教大学教授・社会学専攻)


■5面
◆富岡幸一郎・紅野謙介編『文学の再生へ』(藤原書店)
評:佐藤 泉(さとう・いずみ氏=青山学院大学教授・近現代日本文学専攻)


◆ジョン・ファンテ著『バンディーニ家よ、春を待て』(未知谷)
評:越川芳明(こしかわ・よしあき氏=明治大学教授・アメリカ文学専攻)


◆上岡伸雄著『テロと文学』(集英社)
評:風丸良彦(かざまる・よしひこ氏=盛岡大学教授・アメリカ現代文学・文化専攻)


■6面
◆川名 英之著『世界の環境問題』(緑風社)
評:天笠啓祐(あまがさ・けいすけ氏=科学ジャーナリスト)
  

◆出久根達郎著『幕末明治異能の日本人』(草思社)
評:雨宮由希夫(あまみや・ゆきお氏=書評家)


◆板東孝明編『ホスピタルギャラリー』(武蔵野美術大学出版局)
評:中川素子(なかがわ・もとこ氏=文教大学名誉教授・形の文化会会員)


◆生島マリカ著『不死身の花』(新潮社)
評:昼間たかし(ひるま・たかし氏=ルポライター)

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