2011年 10月28日号

◇特集=宮台真司氏ロングインタビュー「就活に向かう君たちへ」
『宮台教授の就活原論』(太田出版)を機に~
※みやだい・しんじ氏=社会学者・映画批評家。首都大学東京教授。「マル激トーク・オン・デマンド」などで社会問題について広く論じる。著書に『制服少女たちの選択』『日本の難点』など。
<今週の読物>
■1面
◆連載=彩祭流転<第16回>下平竜矢
新潟県新潟市「蒲原まつり」2011年 (しもひら・たつや氏=写真家)
■3面
◆特集=「ホーキング博士のスペース・アドベンチャー完結に寄せて」
談/松本零士「少年少女の触媒となる本」 (まつもと・れいじ氏=漫画家)
談/佐藤勝彦「日本語版監修者が語る」 (さとう・かつひこ氏=自然科学研究機構長・宇宙物理学者)
エッセイ/寮 美千子「最先端の学者の熱い心」 (りょう・みちこ氏=作家)
エッセイ/縣 秀彦「宇宙は不思議の玉手箱」 (あがた・ひでひこ氏=自然科学研究機構 国立天文台)
■6面
◆新刊紹介=アサヒカメラ編集部
『東日本大震災 ―写真家17人の視点。アサヒカメラ特別編集』(朝日新聞出版)
■7面
◆連載=活字シアター<第426回>
◎「煥乎堂の巻」の連載を終えて
(次回からは<仏教書出版400年の「本屋」 法蔵館の巻>が始まります。)
■8面
◆連載=絵画の向こう側 ぼくの内側<第26回>/横尾忠則
「星空からの視線」(よこお・ただのり氏=美術家)
◆特集=文芸ドラマ制作の現場から/土橋 覚
「惚れ込んだ小説を映像化 ―活字・テレビ離れの杞憂とは無縁」
(つちはし・さとる氏=TV番組制作チーフプロデューサー)
◆連載=銀座を変えた雑誌Hanako!<第23回>椎根 和
(しいね・やまと氏=元ハナコ誌編集長。編集者)
◆文学の時=安倍夜郎<十月>
「10月7日 ミステリー記念日 1849年同日 エドガー・アラン・ポー死去」 (あべ・やろう氏=漫画家)
◎安倍夜郎氏の大人気漫画「深夜食堂」のドラマ新シリーズ・第2部
TBS・MBS他にて10月よりスタート(TBS放送は火曜日、MBS放送は木曜日、深夜24時55分~)
◆特集=荒川洋治氏 講演会「昭和期の名作を読む」開催
最新エッセイ集『昭和の読書』(幻戯書房)刊行を機に~
(9月14日 東京堂書店にて)※あらかわ・ようじ氏=詩人。作家。
■9面
◆田原総一朗の取材ノート/田原総一朗
「“一票の格差”まかり通る」 (たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
◆受賞
/第47回谷崎潤一郎賞、第6回中央公論文芸賞 贈賞式開催(10月13日、東京会館にて)
/第18回島清恋愛文学賞決定
◆出版メモ
◎吉川弘文館刊行
『日記に読む近代日本』①~⑤
◎日本僑報社刊行
張雲裳・人見豊編著『中国のエリート高校生 日本滞在記 ―元タイガースドラマーの高校教師が実現した日中高校生交流』
◆マガジンレーダー=創文社の『創文』が季刊となって発行
◆読書人登場/福 博充氏
「“本”も思い出」(中華民国・台湾 台北市中山區・國立臺灣大學新聞研究所 多媒體制作中心・研究員)
■10面
◆特集=「生誕125年 萩原朔太郎展(世田谷文学館) 松浦寿輝×朝吹亮二 オープニング記念対談<朔太郎に触れる>載録」(10月8日)
※開催期間:2011.10月8日~12月4日まで
※まつうら・ひさき氏=詩人。小説家。仏文学者。東大大学院総合文化研究科教授。
※あさぶき・りょうじ氏=詩人。仏文学者。慶應義塾大学法学部教授。
<今週の書評>
■4面<学術・思想>
◆著:有賀美和子『フェミニズム正義論 ―ケアの絆をつむぐために』(勁草書房)
/評:鍋山祥子(山口大学教授)
◆著:鷲田清一『「ぐずぐず」の理由』(角川学芸出版発行・角川グループパブリッシング発売)
/評:三島憲一(東京経済大学教授)
◆著:河島基弘『神聖なる海獣 ―なぜ鯨が西洋で特別扱いされるのか』(ナカニシヤ出版)
/評:工藤貴史(東京海洋大学准教授)
◆著:辻哲夫『物理学史への道』(こぶし書房)
/評:猪野修治(湘南科学史懇話会代表)
■5面<文学・芸術>
◆著:宇佐美 斉『中原中也とランボー』(筑摩書房)
/評:岡本勝人(詩人・文芸評論家)
◆著:コリン・バロウ『スペンサーとその時代』(南雲堂)
/評:島村宣男(「日本スペンサー協会」副会長、関東学院大学教授)
◆著:岩橋邦枝『評伝 野上彌生子 ―迷路を抜けて森へ』(新潮社)
/評:渡邊澄子(文芸評論家)
◆著:ジャック・ヴァンス『奇跡なす者たち』(国書刊行会)
/評:大倉貴之(評論家)
■6面<読物・文化>
◆編著:山田政美・田中 芳文『英和ブランド名辞典』(研究社)
/評:泉 麻人(コラムニスト)
◆著:ドナルド・キーン/小池政行『戦場のエロイカ・シンフォニー ―私が体験した日米戦』(藤原書店)
/評:清水多吉(立正大学名誉教授)
◆著:リチャード・パネク『4%の宇宙 ―宇宙の96%を支配する“見えない物質”と“見えないエネルギー”の正体に迫る』(ソフトバンククリエイティブ)
/評:森山和道(サイエンスライター)
◆著:上岡伸雄『釜石ラグビー 栄光の日々 ―松尾雄治とくろがねのラガーたち』(中央公論新社)
/評:中村 計(ノンフィクションライター)
■7面<読物・文化>
◆編:土本典昭・鈴木一誌『全貌フレデリック・ワイズマン ―アメリカ合衆国を記録する』(岩波書店)
/評:加藤幹郎(京都大学大学院教授)
◆著:松井牧歌『寺山修司の「牧羊神」時代 ―青春俳句の日々』(朝日新聞出版)
/評:高取 英(劇作家・京都精華大学教授)
◆編著:林浩平『ロック天狗連 ―東京大学ブリティッシュロック研究会と七〇年代ロックの展開について知っている二、三の事柄』(彩流社)
/評:四方田犬彦(明治学院大学教授)
<次週予告>
◎増田俊也・高取英対談<「『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』刊行を機に」>
(8頁・定価260円)
※本紙の号数と発売日は同日です。(2010年5月より)
<風来>

『ニューズウィーク日本版』の10月19日号と26日号が2号にわたって「完全保存版 ジョブズ、天才の軌跡」「ジョブズ、偶像と実像」を大々的に特集し、アメリカ版の『Newsweek』や『TIME』も、彼の死を報じた
▼スティーブ・ジョブズの仕事は、IT界の革命にとどまらず、「世界を変えたジョブズ・マジック」(『ニューズウィーク日本版』)と言われるまでになったが、彼が亡くなる直前からインターネットのツイッターを使った「世界同時多発革命」が目立ち始めた
▼「世界同時多発革命」とは、朝日新聞10月18日付夕刊の「時事小言」で藤原帰一氏が用いた言葉である。2011年の初めにチュニジア、エジプトで起こった革命がその一つで、フェイスブックやツイッターが大きな役割を果たした
▼そしてアメリカでのウォール・ストリート占拠運動や日本での尖閣諸島問題を巡る民主党政権の動揺を糾弾する勢力の街頭デモや原発の全廃を求める街頭デモにおいても同じような様相を呈した
▼藤原氏の「時事小言」が載った朝日の同一紙面の右側に掲載された平林裕子氏の「文芸批評」でも日本の6・11脱原発デモで利用されたメディアは、インターネット、ツイッター、知人からの口コミが約7割を占めたと指摘している
▼かつて東欧革命を推進したのは、テレビ映像が伝えた西側の人々の豊かな生活の映像だったと言われたが、その時の人々はメディアに対して受け手としてのの存在だった。しかし、ジョブズの進めたIT革命は、メディアの受け手を送り手に変え、「世界同時多発革命」という新しい革命を生み出した。






