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2011年 5月27日号

2011年 5月17日号表紙

今週の読物

■1面

◆連載=「離島航路」<第37回>/百々 武

「沖縄県 池間島 2005年」 (どど・たけし氏=写真家)

■3面

◆連載=「絵画の向こう側 ぼくの内側」<第5回>/横尾忠則

「ぼくの守護天使(ガーディアンエンジェル)」 (よこお・ただのり氏=美術家)

◆連載=「ニュー・エイジ登場」<第366回>松井 周

「結婚式、葬式、あるいは祭り」(まつい・しゅう氏=俳優、劇作家、演出家。劇団サンプル主宰。第55回岸田國士戯曲賞・受賞作『自慢の息子』白水社刊行。)

◆新連載=「文学の時」<五月>/安倍夜郎

(あべ・やろう氏=漫画家)

◆連載=「銀座を変えた雑誌Hanako!」<第2回>/椎根 和

「…海外ブランドブーム、銀座の景観、ビルの勢力図を書き換えた…ハナコという雑誌」(しいね・やまと氏=元ハナコ誌編集長。編集者)

『絵本 マボロシの鳥』(講談社)藤城清治氏・太田光氏 刊行記者会見(5月18日、講談社にて)

―太田光氏著『マボロシの鳥』(新潮社)が藤城清治氏の影絵絵本となり刊行。

■6面

◆映画「手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―」公開を機に―

エッセイ/大下英治「みごとな大スぺクタクルストーリーに」 (おおした・えいじ氏=作家)

三田誠広「手塚治虫の奥深い哲学に包み込まれる」

(みた・まさひろ氏=作家・武蔵野大学教授)

竹内オサム「生の現実と真摯に向きあった者にしか描けない作品」

(たけうち・おさむ氏=マンガ研究家、同志社大学教授)

■8面

◆連載=「活字シアター」<第405回>

◎上州文化の育成に貢献した書店「煥乎堂」の巻<第39回>

◆連載=「田原総一朗の取材ノート」/田原総一朗

「弱点が露呈して原発事故が…」(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)

出版メモ

二玄社刊行『岡本太郎と日本の祭り』(川崎市岡本太郎美術館編)

◆読書人登場=中村吉朗(教師)

「人生を決定づけた『点と線』(松本清張作品)」

◆受賞=第24回三島由紀夫賞・山本周五郎賞 受賞作発表

(5月17日、東京・虎ノ門にて)

今週の書評

■4面 <学術・思想>

◆著:廣川和花『近代日本のハンセン病問題と地域社会』(大阪大学出版会)

評:鈴木晃仁(慶應義塾大学教授)

◆著:西部 忠『資本主義はどこへ向かうのか―内部化する市場と自由投資主義』(NHK出版)

評:塚本恭章(愛知大学経済学部専任助教)

◆著:アントニー・ビーヴァー『スペイン内戦― 1936-1939』(みすず書房)

評:深澤安博(茨城大学教授)

■5面 <文学・芸術>

◆著:池上貞子『張愛玲 愛と生と文学』(東方書店)

評:垂水千恵(横浜国立大学教授)

◆著:井桁貞義『ドストエフスキイと日本文化―漱石・春樹、そして伊坂幸太郎まで』(教育評論社)

評:山城むつみ(文芸評論家)

◆著:立松和平・立松和平エッセイ集『旅暮らし』『仏と自然』『いい人生』(野草社発行・新泉社発行)

評:黒古一夫(文芸評論家)

◆著:磯﨑憲一郎『赤の他人の瓜二つ』(講談社)

評:今井清人(文芸評論家、青山学院女子短期大学兼任講師)

■7面 <読物・文化>

◆著:須藤義人『久高オデッセイ ―遥かなる記録の旅』(晃洋書房)

評:島薗 進(東京大学大学院教授)

◆著:カルロ・フェルトリネッリ『フェルトリネッリ―イタリアの革命的出版社』(晶文社)

評:北原 敦(北海道大学名誉教授)

◆著:朽木ゆり子『ハウス・オブ・ヤマナカ ―東洋の至宝を欧米に売った美術商』(新潮社)

評:内藤正人(慶應義塾大学教授)

◆編著:佐倉 統『科学の横道』(中央公論新社)

評:緑 慎也(ライター)

<風来>

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 「日本には商業炉として54基の原発があり、現在約20基が運転を続けているが、東京電力の福島第1原子力発電所の事故を受けても、日本の原発政策は止まらない。いや、止められないのだ」 

  ▼これは、『週刊ダイヤモンド』5月21日号の「原発 カネ・利権・人脈」という特集記事の一節だが、この記事では原発政策が止められない「理由は原子力産業自体が巨大なシステムになっている点にある」と指摘している 

  ▼そして「国内の原子力産業は、裾野が広く、機密分野もあり、その内実は見えにくい」が、原子力産業の実態は、次の通りだという。「電力会社は原子力産業に年間約2兆円を支出。国も年間約4500億円の予算をつけ、研究開発費や地元自治体のハコモノ建設につぎ込んでおり、少なくとも約2・5兆円の市場が存在しているのだ」 

  ▼この特集は、こうした巨大な規模の原子力産業をめぐるカネ・利権・人脈について34ページにわたってカラーの図解や写真を多数入れてリポートしているが、モノクロ印刷の総合週刊誌にはない迫力がある 

  ▼これまで、経済的で安全というキャッチフレーズで進められてきた原発政策の闇の部分をも明かしており、貴重な特集である。では、「脱原発」はどのように行えるのかという問題については、『エコノミスト』5月24日号がこの題名で特集を組んでいる 

  ▼特集は脱原発を「こうすれば実現できる」、脱原発のために「利用できる資源はこれだけある」と2部構成になっているが、この特集も34ページある。両誌の特集をあわせると、新書判1冊分位のボリュームとなり、読みごたえがある。

次週予告

◎6月3日号/対談=奥泉光氏・島田雅彦氏「戦争×文学」(全20巻+別巻Ⅰ)の刊行を機に―

(8頁・定価260円)

※本紙の号数と発売日は同日です。(2010年5月より)

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