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                                                                             ≪今週の書評  ≪読書人日誌

2010年 1月22日号・第2822号

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今週の特集

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■1・2面

 ◆対談=鵜飼 哲・藤本一勇~「来るべき民主主義」とは~
 ジャック・デリダ著『ならず者たち』(翻訳:鵜飼 哲・藤本一勇、みすず書房)の刊行を機に—
 

   (うかい・さとし氏=一橋大学教授、ふじもと・かずいさ氏=早稲田大学文学学術院教授)

 

今週の読物

■1面
 ◆連載=時代を創ったアーティスト<第172回>/南川三治郎/「伊藤清永・洋画家」  (みなみかわ・さんじろう氏=写真家)

 

■3面
 ◆連載=戦前本の魅力活力魔力/紅野敏郎<第50回>—ほとゝぎす発行所刊行の本— 

                                                            (こうの・としろう氏=早稲田大学名誉教授)

 

 ◆連載=世界の本屋さん/能勢仁<第37回>—バルト三国・エストニア篇—   (のせ・まさし氏=ノセ事務所代表)

 

 ◆連載=フォト&アート/笹岡啓子・写真『PARK・CITY』(インスクリプト)

 

 ◆連載=ニュー・エイジ登場<第336回>/百々 武<第1回>「カメラと日本周辺の島々へ」   (どど・たけし氏=写真家)

 

■7面
 ◆連載=活字シアター<第341回>◎「天下の公器」を信条に良書出版を貫いて90年の巻<第17回>
                —「『大漢和辞典』の編纂は、大修館書店にとっては、文字通りの大事業であった。」—

■8面
 ◆連載=図書館/酒川玲子「政策と図書館<第3回>」(さかがわ・れいこ氏=日本図書館協会参与)

 

 ◆トピック=書店新風会/第44回新風賞贈賞式(1/8日・東京)<受賞>『1Q84』/新潮社と村上春樹氏に贈賞
     
 ◆受賞=第30回日本SF大賞、第11回日本SF新人賞決定
     <日本SF大賞>伊藤計劃氏『ハーモニー』(早川書房刊) <日本SF新人賞>伊野隆之氏『森の言葉/森への飛翔』

     <特別賞>栗本薫氏『グイン・サーガ』
   /第22回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞決定
     <研究・考証部門>『少女の友 創刊100周年記念号』(実業之日本社)
     <評論・伝記部門>菊池仁『ぼくらの時代には貸本屋があった 戦後大衆小説考』(新人物往来社)

 

 ◆出版メモ=北辰堂出版刊行・新井恵美子著『龍馬と弥太郎』
        /実業之日本社刊行・川端康成作・中原淳一画『完本 乙女の港』(復刻版・新装版)
        /学校法人中村学園刊行『中村学園百年誌 はくもくれんの花が咲いた』

 

 ◆マガジンレーダー=同時代史学会刊行『同時代史研究』第2号(日本経済評論社発売)
 

今週の書評

著者・書名・出版社・評者

■4面 思想・学術

 ◆ザビーネ・リッヒェベッヒャー著『ザビーナ・シュピールラインの悲劇—フロイトとユング、スターリンとヒトラーのはざまで』

                                    (岩波書店)/小俣和一郎(精神科医・上野メンタル・クリニック)

 ◆渡辺公三著『闘うレヴィ=ストロース』(平凡社)/小田 亮(成城大学教授)

 ◆細谷雄一著『倫理的な戦争—トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会)/清水耕介(龍谷大学准教授)

 ◆米澤有恒著『カントの凾』(萌書房)/小田部胤久(東京大学教授)

 

■5面 芸術・文学

 ◆権田萬治著『松本清張 時代の闇を見つめた作家』(文藝春秋)/郷原 宏(文芸評論家・詩人)

 ◆中村邦生著『チェーホフの夜』(水声社)/小池昌代(詩人)

 ◆野村喜和夫著『詩のガイアをもとめて』(思潮社)/岡本勝人(詩人・文芸評論家)

 ◆松下千雅子著『クィア物語論—近代アメリカ小説のクローゼット分析』(人文書院)/清水晶子(東京大学大学院准教授)

 

■6面 文化・読物

 ◆ミレナ・イェセンスカー著/松下たえ子編訳『ミレナ 記事と手紙—カフカから遠く離れて』(みすず書房

                                                /石光輝子(慶應義塾大学教授)

 ◆荒金直人著『写真の存在論—ロラン・バルト『明るい部屋』の思想』(慶應義塾大学出版会)/鈴村和成(文芸評論家)

 ◆山口さやか・山口 誠著『「地球の歩き方」の歩き方』(新潮社)/下川裕治(作家)

 ◆石黒 浩著『ロボットとは何か— 人の心を映す鏡』(講談社)/佐倉 統(東京大学大学院学情報学環)

 
 
風来

hurai_hyoshi.jpg (今週はお休みです。)

 
読書人日誌(12月26日~1月8日)
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<12月26日>
◆「斜陽」の舞台全焼

26日午前4時過ぎ、神奈川県小田原市曽我谷津の別荘「雄山荘」から出火、木造2階約140平方メートルを全焼した。けが人はなかった。別荘は、太宰治の小説「斜陽」の舞台として知られる。小田原署は不審火の疑いもあるとみて、出火原因を調べている。(読売新聞)
◆米最大「本屋のない市」に

米南部テキサス州のメキシコ国境の市ラレドで一月、市内唯一の書店が閉店することになり、住民が存続運動を続けている。AP通信によると、人口約二十五万人の同市から本屋が消えれば、米最大の「本屋のない街」になるという。(東京新聞)

 

<12月28日>
◆太宰の子守

回想の肉声 青森県出身の作家、太宰治が幼少時、子守の越野タケさんから聞いた津軽弁の肉声が残っていることが分かった。「小説『つがる』の像記念館」(中泊町)の元館長を務めた柳沢良知さん(70)が1978年に太宰について語ったタケさんの話を録音、約80分のカセットテープに残していた。録音の一部は同記念館で聞くことができる。(日本経済新聞)
◆イタリア図書館危機

出版点数で日本の約8割におよぶイタリアだが、図書館利用者が減り続け、国の予算も過去5年でほぼ半減した。「文化が売り物のイタリアにとり痛手」と関係者は嘆いている。(毎日新聞)
◆三国志、曹操の陵墓か

中国河南省文物局は二十七日、同省安陽市安陽県で発掘調査していた後漢時代の墓について、三国志の英雄として知られ、魏の礎を築いた武将、曹操(一五五~二二〇)の陵墓「高陵」と確認されたと発表した。(東京新聞)

 

<12月30日>
◆コンテナ開けば移動書店

イタリアの中堅出版社ウゴ・ムルシア社(本社・ミラノ)が来年1月から、トラックを使った「移動書店」での販売を始める。日本と同様、イタリアでも活字離れで出版不況が広がっている。書店の少ない地方を中心に本を直接売りに行くことで活路を見いだすのが狙いで、成果が業界で注目されている。(朝日新聞)
◆児童誌、喫煙描写で販売中止

福音館書店は28日、児童向け月刊誌「たくさんのふしぎ」の2010年2月号として発売した「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」(太田大輔文・絵)の販売を中止した。読者から、子供の前での喫煙シーンが多いとの指摘を受けたためという。(朝日新聞)
◆「孤高の登山家」再び脚光

新田次郎の小説「孤高の人」の主人公として知られる登山家、加藤文太郎(1905~36年)が再び脚光を浴びている。登山ブームを背景に、加藤をモデルにした山岳専門紙の連載小説が話題を呼んでいるほか、「孤高の人」が原案の漫画は単行本が50万部以上売れるヒット作に。会社勤めをしながら型破りの過酷な登山に挑み続けた生き方が人気の秘密のようだ。(日本経済新聞)

 

<1月4日>
◆実篤、戦争支持派と一線

小説「友情」などで知られる作家の武者小路実篤(1885~1976)が、魯迅の弟にあてた手紙の実物がみつかった。44年ごろのもので、第2次世界大戦中は戦争に協力的だったとされる実篤が、戦争末期には国策追従の文学者から一定の距離を持っていた様子が読み取れる。(朝日新聞)

<1月6日>
◆「NAVI」休刊へ

車雑誌「NAVI(ナビ)」を2月26日発売の4月号で休刊すると、発行元の二玄社が5日発表した。同誌は1984年2月創刊。作家田中康夫さん、矢作俊彦さんの連載など車雑誌の枠を超えた多彩な企画・執筆陣で人気を呼んだが、最近は部数、広告ともに低迷、採算が合わなくなったため休刊を決めたという。(朝日新聞)
◆中国作家の有罪に抗議

中国人作家の劉暁波さんが昨年末、中国当局から国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決を受けたことについて、日本ペンクラブ(阿刀田高会長)は5日、判決見直しと無条件の即時釈放を求める声明を出した。劉さんは、共産党独裁の廃止などを呼びかけたことなどが罪に問われている。声明は判決に抗議し、「表現の自由に照らしても、不当なもの」と批判している。(朝日新聞)

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