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                                                                                              ≪今週の書評   ≪風来読書人日誌 

                                                                      

2010年 5月7日号・第2837号

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<今週の特集>

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 ■1・2面

  特集=朝井リョウ氏独占ロンング・インタビュー
「平成生まれ、現役大学生の大型新人作家!」  —「小説デビュー作『桐島、部活やめるってよ』(集英社)が第22回「小説すばる」新人賞受賞し、評判を呼んでいる。5人の選考委員も揃って激賞した—青春小説とミステリーの新しい物語の構造— 。本の発売時、購買者は10代、20代と思っていたが、40代、50代がすごく多いと聞いた—」
(あさい・りょう氏=2009年『桐島、部活やめるってよ』(集英社)で第22回「小説すばる」新人賞を受賞してデビュー。早稲田大学在学中。1989年生。)
■6面 特集=≪子どもの本特集—≫本は子どもたちへのメッセージ

         —高木敏子氏/「一冊の本が伝えてくれる真実」

 

<今週の読物>

■1面

 ◆連載=時代を創ったアーティスト<第187回>/南川三治郎/「マドレーヌ・リュカ氏・画家」 (みなみかわ・さんじろう氏=写真家)

 

■2面
 ◆連載=文芸同人誌評/白川正芳

  /横川英一「ひと月遅れの披露宴」(「残党」30号)、杉本純「名前のない手記」(「ベガーダ」九号)他。

                                            (しらかわ・まさよし氏=文芸評論家)
 ◆連載=著者から読者へ/廣木一人/廣木一人編『連歌辞典』(東京堂出版)

  /「理解の困難さの解決を目指す—入門書としても使えるように—」  (ひろき・かずひと氏=青山学院大学教授)

 

■3面
 ◆連載=ニュー・エイジ登場<第345回>/山田 航/「生活という戦闘のために」
  (やまだ・わたる氏=歌人。2009年、第27回現代短歌評論賞を「樹木を詠むという思想」にて受賞。

   第55回角川短歌賞を「夏の曲馬団」で受賞。)
 ◆連載=世界の本屋さん/能勢仁<第43回>—インド・ムンバイ篇— (のせ・まさし氏=ノセ事務所代表)       

 

■4面
 ◆連載=論潮<5月>/小暮修三/「教育制度における/による不平等、格差、そして貧困」

                                (こぐれ・しゅうぞう氏=東京海洋大学教員)
 ◆連載=ACADEMISM 2010<第4回>関 智英氏の巻

      /「満洲国に魅せられて—今後の中国近現代史研究に求められるもの—」
     (関 智英氏=東京大学大学院博士課程・在学中。主に中国近現代史・日中関係史を研究。)

■5面
 ◆連載=文芸<5月>/坂上秋成/「ロールプレイング」小説の時代—。 (さかがみ・しゅうせい氏=批評家)
 ◆新刊紹介=原田マハ著『星がひとつほしいとの祈り」(実業之日本社)
        /増田繁夫著『源氏物語の人々の思想・倫理』(和泉書院)

■6面
 ◆特集=≪子どもの本特集—≫本は子どもたちへのメッセージ—・高木敏子/「一冊の本が伝えてくれる真実」

  ◎高木敏子著『ラストメッセージ』(メディアパル刊行) ※本紙関連バックナンバー号(8/13日・2851号)
  ◎G・P・チェゼラーニ文、P・ベントゥーラ絵『マザーテレサの冒険』(女子パウロ会刊行)

  ◎L・M・オルコット著、大久保エマ訳『おばあさまの天使』(女子パウロ会刊行)
  ◎C・ロベルジュ、河野万里子、小川祐花著『ロベ先生とはじめてのえいご』(小峰書店刊行)
  ◎C・コーウェル作、相良倫子・陶浪亜希共訳『ヒックとドラゴン(氷海の呪い)』(小峰書店刊行)
  ◎高木敏子・作、武部本一郎・画『新版 ガラスのうさぎ』(金の星社刊行)
  ◎鈴木三重吉=主宰『CD-ROM版 赤い鳥』(大空社刊行)
  ◎復刻版編集=上笙一郎、長谷川潮、菊永謙(協力)『復刻版 赤とんぼ』(大空社刊行)

  ◎バーネット著・ラスト絵、西田佳子訳『小公子セドリック』(西村書店)
  ◎ピウミーニ文、コスタ絵、高橋隆子訳『さんびきのこぶた』(西村書店)
  ◎D・マクフェイル作絵、柳田邦男訳『やめて!』(徳間書店)
  ◎いとうひろし作『ふたりでおかいもの』(徳間書店)
  ◎F・ロドリアン作、W・クレムケ絵『空からきたひつじ』(徳間書店)
  ◎N・E・ボード作『本だらけの家でくらしたら』(徳間書店)
  ◎D・W・ジョーンズ作、市田泉訳、佐竹美保絵『銀のらせんをたどれば』(徳間書店)
  ◎長谷川義史作『だじゃれ日本一周』(未知谷)
  ◎原田一美著『ホタルの歌』(未知谷)
  ◎G・クリュス著、森川弘子訳『笑いを売った少年』(未知谷)
  ◎ジョージ・エイキン作、こだまともこ訳『少女イス—地下の国へ』(冨士房)
  ◎うえののりこ作『ぞうのボタン』(冨士房)
  ◎佐和みずえ著『草原の風の詩』(西村書店)

   (たかぎ・としこ氏=児童文学作家・エッセイスト。著書『新版 ガラスのうさぎ』(金の星社)『ラストメッセージ』(メディアパル)など。)
 ◆新刊紹介=阿部了・写真、阿部直美・文『おべんとうの時間』(木楽舎)

 

■7面
 ◆連載=活字シアター<第355回>◎「天下の公器」を信条に良書出版を貫いて90年の巻<第31回>
       —「大修館書店刊行・鎌田正著『大漢和辞典と我が九十年』」

 

■8面
 ◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗「原点に戻ってエネルギーが湧く」(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家)
 ◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/森 彰英

      /「テレビCMの効果を活字で見える化(した)世界唯一の試み「月刊CM INDEX」(上) (もり・あきひで氏=フリーライター)
 ◆受賞=2010年本屋大賞発表(第7回・4/20、東京にて)<大賞受賞>冲方丁氏『天地明察』(角川書店)
 ◆出版メモ=吉川弘文館刊行『公家事典』(橋本政宣編)、
        /ダイヤモンド社刊行『earth code—46億年のプロローグ』(GENERATION TIME編著/山本良一監修)

 ◆大宅映子氏講演会「父が残したもの~雑誌が時代を表わす~」

      日時:5月23日14時~ 会場:東京都立多摩教育センター 参加費:無料 定員:400名

      申込詳細は本紙(5月7日号・8面)に掲載  

<今週の書評>

著者・書名・出版社・評者

■3面 文化・読物
 ◆渡邊直樹責任編集『宗教と現代がわかる本 2010』(平凡社)/島田裕巳(宗教学者)
 ◆マイケル・ディルダ著『本から引き出された本—引用で綴る、読書と人生の交錯』(早川書房)/中村邦生(作家)

 

■4面 思想・学術
 ◆倉科岳志著『クローチェ 1866-1952—全体を視る知とファシズム批判』(藤原書店)/山田忠彰(日本女子大学教授)
 ◆稲葉 守著『尊徳仕法と農村振興—現代に生きる変革の精神』(農山漁村文化協会)/佐々木力(前東京大学教授)
 ◆渡辺 浩著『日本政治思想史—十七~十九世紀』(東京大学出版会)/大川 真(東北大学文学研究科助教)

 

■5面 芸術・文学
 ◆芳賀 徹著『藝術の国日本—画文交響』(角川学芸出版発行、角川グループパブリッシング発売)

                                        /松岡正剛(編集工学研究所所長)
 ◆山崎ナオコーラ著『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)/伊藤氏貴(文芸評論家)

 

■6面 文化・読物
 ◆NPOブックスタート編著『赤ちゃんと絵本をひらいたら—ブックスタートはじまりの10年』(岩波書店)

   /中島興世(元恵庭市立図書館長、前恵庭市長、子育てと教育を考える首長の会事務局長)
 ◆池田大作・張 鏡湖著『教育と文化の王道』(第三文明社)/岡庭 昇(評論家)
 ◆高木俊介著『こころの医療 宅配便—精神科在宅ケア事始』(文藝春秋)

   /中村義哉(NPO法人福祉ワーカーズ泉ヶ丘ホープ事務局次長)

 

 <次週予告>

   ◎5月14日号「対談:香山リカ×島田裕巳」

           「『1Q84』大ブームの深層心理を読む—」 (8頁・定価260円)

 

 ※5月より号数の日付と発売日の表示を同じに改め、また5月7日は休刊、14日に5月14日号を発売いたします。                 

 
風来

hurai_hyoshi.jpg 昭和37年から40年代初めにかけて放映されたテレビの喜劇番組の主題歌が、今も耳に残っている。スットントロリコ スチャラカチャンチャン スチャラカチャンチャン 街道名物ご存知ないか ソレソレ…
▼香川登志緒・作、澤田隆治・演出。主人公のあんかけ時次郎を藤田まこと、コンビ役の珍念を白木みのるが演じた『てなもんや三度笠』である。大阪の朝日放送が制作し、日曜夕方6時から30分間放映された
▼東京では、朝日放送の系列局でないTBSから放映され、視聴率は常時40%、昭和40年には64.8%という高視聴率を示した。最近手に入れたこの番組のDVDを見たり、藤田まこと著『最期(さいご)』(日本評論社)を読んで、先頃亡くなった著者を偲んだ

▼2006年刊行の本に、死を予告したかのような題名をつけたのは、第一部<家族の面影>に「兄の最期」という文章が収められているからだ。5歳違いの兄が志願兵として戦争に行き、昭和19年10月10日、江龍丸という船で沖縄に向かう途中、久米島沖で米軍の襲撃にあって戦死した思い出を書いている
▼兄が亡くなる約2カ月前、家族宛に出した葉書をカラーコピーして持ち歩き、本を書きあげたとき、兄が最期をとげた沖縄の海を訪れた。そのため、08年には岡田資という軍人を描いた『明日への遺言』という映画に出演した。兄を殺した戦争について考え続けていたからだ
▼『てなもんや三度笠』が終わって以後、『必殺仕置人』『はぐれ刑事純情派』『剣客商売』などのテレビ番組や舞台で活躍した藤田まことという俳優のもう一つの顔を『最期』は見せてくれる。
読書人日誌(4月16日~22日)
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<4月16日>

★開高健の創作メモ

 作家・開高健(1930~89)の芥川受賞作「裸の王様」の草稿や、自身が第2のデビュー作と位置づける作品「夏の闇」の創作メモなど約50点が見つかった。開高の創作過程を伝えるメモや草稿はほとんど残っていないため、創作イメージをどう膨らませたのかが分かる貴重な資料だという。(朝日新聞) 

★「1Q84」早朝も行列

 16日に全国一斉発売された村上春樹さんのベストセラー小説「1Q84」(新潮社)の第3巻(Book 3)は、各地で好調な売れ行きを見せ、地方の書店では売り切れとなるところも出た。東京駅前にある丸善丸の内本店(東京都千代田区)は、店頭の特設売り場で午前7時に販売開始。3時間で約270冊売れる勢い。(朝日新聞)

★大人になった天才詩人

 十九世紀フランス象徴派の天才詩人アルチュール・ランボー(一八五四~九一)の二十代後半か三十代前半とみられる姿が写った写真がパリでこのほど発見された。ランボーの写真は十七歳ごろに撮影された写真が有名だが成人後の鮮明な写真が見つかったのは初めて。(東京新聞)

<4月17日>

★井上靖の書斎旭川へ

 作家、井上靖(1907~91)が数々の小説を執筆した東京都世田谷区の自宅の書斎、応接間などが井上の生まれ故郷の北海道旭川市に寄贈されることが分かった。井上靖記念館の横に移築し、調度品や蔵書を含め執筆当時の様子を再現して来年末の一般公開を目指す。(毎日新聞)

<4月21日>

★小林多喜二の小説を「発見」

 北海道小樽市立小樽文学館は21日、日本プロレタリア文学を代表する作家、小林多喜二(1903~33)が小樽高等商業学校(現小樽商大)在学中の18歳の時に「国民新聞」に投稿し、掲載された全集未収録の小説が見つかったと発表した。

 文学館は「最初期の作品で、作家生涯のスタート地点と言っても過言ではない」と評価、近く公開する。(日本経済新聞)

<4月22日>

★最年長で直木賞、星川さんに

 直木賞を主催する日本文学振興会は21日までに、同賞の最年長受賞者の記録を故・星川清司さんの68歳に改めた。星川さんが生前1926年生まれと公表していた生年が実は21年であったことを、遺族に確認したという。これまでのランキングでは古川薫さんの65歳での受賞が1位とされ、星川さんは史上4番目の年長受賞とされていた。(朝日新聞)

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