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                                                                                              ≪今週の書評   ≪風来読書人日誌 

                                                                      

2010年 5月14号・第2838号

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<今週の特集>

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 ■1・2面

  特集=香山リカ×島田裕巳:対談「『1Q84』大ブームの深層心理を読む」

      −『1Q84 BOOK3』(新潮社)の刊行を機に—


(しまだ・ひろみ氏=宗教学者・文筆家。著書に『日本の10大新宗教』『葬式は、要らない』他多数。)

 (かやま・りか氏=精神科医。著書に『「悩み」の正体』『しがみつかない生き方』『母親はなぜ生きづらいか』他多数)

 

<今週の読物>

■1面

 ◆連載=時代を創ったアーティスト<第188回>/南川三治郎/「カミーユ・イレール—フランスの画家」

                                        (みなみかわ・さんじろう氏=写真家)


■3面

 ◆連載=ニュー・エイジ登場<第346回>/彩瀬まる/「じわりと光る、祝福を、いつか」 

                                (あやせ・まる=作家。2010年、第九回R−18文学賞にて読者賞を受賞)
 ◆連載=映画時評<5月>伊藤洋司/ローラン・カンテ監督作品「パリ20区、僕たちのクラス」。今月は他に、

   「コロンブス 永遠の海」「アリス・イン・ワンダーランド」「シャッターアイランド」「虐殺」など—(いとう・ようじ氏=中央大学准教授)
 ◆連載=世界の本屋さん/能勢仁<第44回>—スリランカ篇—      (のせ・まさし氏=ノセ事務所代表)       
 ◆連載=フォト&アート=齋藤玲子・大村敬一・岸上伸啓編

       ・版画集『極北と森林の記憶—イヌイットと北西海岸インディアンの版画—』(昭和堂)
 ◆連載=受賞/「第9回 女による女のためのR−18文学賞」贈呈式開かる(4/21日、東京・新宿)
      <優秀賞>木爾チレン氏『溶けたらしぼんだ』  <読者賞>彩瀬まる氏『花に眩む』

 

■6面
 ◆新刊紹介=大川隆法著『創造の法—常識を破壊し、新時代を拓く』(幸福の科学出版)

 

■7面

 ◆連載=活字シアター<第356回>◎「天下の公器」を信条に良書出版を貫いて90年の巻<第32回>
      —「大修館書店の『大漢和辞典』」

 

■8面
 ◆連載=図書館/酒川玲子/「ええっそんなぁ!」(さかがわ・れいこ氏=日本図書館協会参与)
 ◆連載=元気に、出版。出版、元気に。/森 彰英

      /テレビCMの効果を活字で見える化(した)世界唯一の試み「月刊CM INDEX」(下) (もり・あきひで氏=フリーライター)
 ◆受賞=第41回講談社出版文化賞決定/<さしえ賞><写真賞><ブックデザイン賞><絵本賞>
 ◆トピック=「第76回国際ペン東京大会2010」(国際ペンクラブ総会・東京大会9/23~30日)

       —本年秋開催・内容発表(4/22日)&予告シンポジウム発表
 ◆出版メモ=中央公論新社刊行『中央公論新社120年史』(創業120周年(2006)記念・非売品)
        /三省堂書店刊行『サイン・シンポル大図鑑』(ミランダ・ブルース=ミットフォード著、小林 頼子・望月 典子監訳)
        /吉川弘文館刊行『公家事典』(橋本政宣編)

 ◆催しもの=★県立神奈川近代文学館・財団法人神奈川文学振興会主催「城山三郎展—昭和の旅人—」開催中

          (処:県立神奈川近代文学館 ・~6/6日まで ・9:30~17時 ・休館:月曜日 問合せ:045-622-6666)

     ★姫路文学館主催「没後50年 和辻哲郎展」開催中

          (処:姫路文学館 ・~6/6日まで ・10~17時 ・休館:月曜日 ・問合せ:079-293-8228)

     ★西川徹郎文學館開館

          (5/1日、「十七音の銀河系 旭川西川徹郎文學館」今期開館 ・詳細:電話0166-25-8700)

     ★学校図書館を考える全国連絡会主催「片山善博氏に聞こう—地方分権と図書館—問われる自治体の力量」

          (6/5日10:30~16:30、日本図書館協会2F研修室 詳細:リンク先 )

<今週の書評>

著者・書名・出版社・評者

■4面 思想・学術
 ◆金森 修著『<生政治>の哲学』(ミネルヴァ書房)/香川知晶(山梨大学大学院教授)
 ◆クロード・レヴィ=ストロース著『神話論理Ⅳ—2 裸の人2』(みすず書房)/橋爪大三郎(東京工業大学教授)
 ◆赤坂憲雄著『旅学的な文体』(五柳書院)/鶴見太郎(早稲田大学教授)
 ◆内藤 酬著『全共闘運動の思想的総括』(北樹出版)/鈴木 正(名古屋経済大学名誉教授)

■5面 芸術・文学
 ◆立松和平著『遊行日記』(勉誠出版)/中沢けい(作家)
 ◆横尾忠則著『ポルト・リガトの館』(文藝春秋)/蜂飼 耳(詩人)
 ◆喜志哲雄著『劇作家ハロルド・ピンター』(研究社)/谷岡健彦(東京工業大学准教授)
 ◆椎名 誠+ロール・デュファイ著『屋上の黄色いテント』(柏艪舎)/清水鱗造(詩人)

■6面 文化・読物
 ◆ジョセフ・E・スティグリッツ著『フリーフォール』(徳間書店)/林 昌宏(翻訳家)
 ◆関岡英之著『帝国陸軍 見果てぬ「防共回廊」』(祥伝社)/岡田和裕(作家)
 ◆平岡正明著『立川談志と落語の想像力』(七つ森書館)/鴨下信一(評論家・演出家)
 ◆小田中直樹著『ライブ・合理的選択論—投票行動のパラドクスから考える』(勁草書房)/吉野太喜(ライター)

 

 <次週予告>

   ◎5月21日号・特集/「星新一展」関連イベント=新井素子・最相葉月・加藤和代座談会<載録>

          —「弟子として、編集者として、読者として」   (8頁・定価260円)

  ※本号より、号数の日付と発売日の表示を同じに改め、発売いたします。                 

 
風来

hurai_hyoshi.jpg 評論家の大宅壮一氏は、造語の名人と言われ、多くの新語を遺した。その一つに、「一億総白痴化」があり、この言葉は、テレビの罪悪を問う場合に今でも使われる
▼しかし、テレビが「一億総白痴化」をもたらすとは限らないことを教えてくれたのは、5月5日の夜、テレビ朝日系列で2時間54分にわたって放映され、視聴率が22・3%だった「学べるニュースSP!!」である
▼この番組はNHKの「週刊こどもニュース」を担当していた池上彰氏が、スタジオにいるタレントを相手に最近のニュースを解説するというもの。普天間基地移設問題から北朝鮮核開発の問題まで幅広いテーマを明快にかつわかりやすく解説していた

▼その池上氏が、昨年7月に講談社現代新書で刊行した『わかりやすく<伝える>技術』で<私の勉強法・情報収集術>について書いているが、情報収集のための秘密の勉強法などはなく、<新聞や書籍などから愚直に情報を集め、自分なりに咀嚼しているだけ>だという。特別な情報源もなく、情報入手の手段は、新聞、テレビ、雑誌、本、インターネットである
▼それらで得た情報を分析・加工すると、<かなりのものが得られる>という。これは、池上氏によると、世界各国に駐在するスパイの情報源の90%以上がその国の公開情報で、<誰もが入手できる情報を分析することで、インフォメーション(情報)をインテリジェンス(諜報)に加工して本国に送っている>のと同じ方法である
▼ただし、池上家には新聞7紙、月刊誌5誌、週刊誌5誌の他にインターネットのメールで海外3紙の記事が毎日届くそうである。
読書人日誌
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